松政千佳子のブログの最近のブログ記事

こんにちは、京都管理栄養士松政です。

立春も過ぎましたが、まだまだ寒いです。
さて、先日クリニックに来られた患者様のお話。

40歳代、男性、糖尿病。
無呼吸症候群で治療も受けておられます。
健診で毎年引っかかっていたが、ほっておき、今回、健診先の先生に「このままほっておいたら死ぬよ!」と言われ受診。
そんだけ悪いんだし、直ぐに薬を出されるんだろうなと思っていたと。
しかし、まずは食事療養だけでスタート。
内心「大丈夫かな!?」と思いながら、栄養指導を受けられました。

お仕事の都合上、夜勤があり、外食や買って食べることが多い方です。
それでも野菜を買える時は野菜を買い、野菜から食べるように。
外食時には揚げ物はやめ、野菜炒めや野菜の付いた定食を選ぶ。
寝る前に食べていた好きなチョコは、とりあえずやめてみるなどを実行してもらいました。
するとHbA1cが10%→9%→8%→7%と下がってきました。

初めは半信半疑だった食事療養で効果が出たため、バスで通っていた会社も自転車に変えたりと体を動かすことにも取り組んでの成果です。

そして、先日、会社の健診を受けた時に、看護師さんに呼び止められ、疑われたそうです。
「○○さん、ちゃんと尿検査しましたか?出し直してもらえますか。」と。
「なぜですか?」と聞き直すと。
「毎年、尿糖が+4も出ていたでしょ。今回-だし、おかしいでしょ。」と。

自信を持って
「ちゃんと尿を提出しました。治療もしてますし!」と応えたそうです。
すると看護師さんが「薬飲んでるの?」と。
「いいえ、食事と運動だけですけど」と。
ビックリされている看護師さんを見て、嬉しくなって、もっと頑張ろうと思えたそうです。

仕事で外食が多くなったり、夕食が遅くなったり、出張が多くなったりとどうしても食事が不規則になられる方は多いです。
それを理由に「できないです!」と言う方もいるのですが、反対にそういう状態でもちゃんと管理されて頑張っておられる方も多いです。

どんな状況、生活環境でも実践できる食事療養を提案していきたいです。

はーと&はあと管理栄養士松政千佳子

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。
私は、お正月もとっくに過ぎたというのに、食欲旺盛で困っています。
皆さんに、食べ過ぎないでくださいね!と指導している手前、気を付けないといけませんね。

先日訪問した利用者様のお話。
娘様からお母様の食事が必要ということで連絡がありました。
実は以前にお父様にご利用いただいていました。
お父様は一年程前にお亡くなりになりました。
その後お母様のADLの状態が急に落ちていったようです。
認知が進み、最近では、食事の作り方を忘れてしまい、食べることを忘れてしまうとのこと。
そのため、一日の食事が果物やパンだけということがあるようで、これではいけないということで娘様が連絡くださいました。
なぜ、このままではいけないかと思われたかというと、以前お父様が食事が食べれなくなり脱水でご入院されたことがあるからです。
その後、食事をしっかり摂るようになり、体調が回復されたということを目の当たりにされているため、食事をちゃんと摂取することが、いかに大切かを分かっておられます。
そう、食べることってとても大切なんです!

先日、別の利用者様で腎臓用のお食事を利用されている方がいるのですが、最近食べれなくなり食事量が落ちているとご家族様から相談がありました。
味付けが薄い事が食事量が減っている理由と推測されました。
担当医からも制限をゆるくしてよいと許可か゛あったのもあり、摂取量や検査値の推移などを見て、食事内容を変更しました。
すると少しずつ摂取量が上がってきています。
今は摂取量を上げることを優先し、フォローしていく予定です。

食事量が減る理由、または増える理由は様々ですね。
認知や生活環境、味付け、精神的なことなどなど。
なぜ、その方が、この食生活になっているのか、食べる量が減っているのか、増えているのかなど把握してしっかり、指導していきたいです。

はーと&はあと 管理栄養士 松政千佳子

こんにちは、京都管理栄養士松政です。
皆様今年もよろしくお願いいたします。
皆様にとってすばらしい年となりますように。
年末年始の食べ過ぎは大丈夫でしたか?
利用者様の中には、お正月もバッチリだったよ!という方がおられました。
すばらしいですね。
食べ過ぎたなという方は、今日から頑張りましょう!

お正月明けのクリニックでの栄養指導でのお話。
12月に初めて来られた、30歳代、男性、糖尿病のY様。100kg越え。
以前から体重が重いことは自覚があったそうですが、「まぁ、大丈夫だろう」と甘く考えておられたそうです。
しかし、健診で「すぐに病院に行きなさい」と言われた時には、血糖値300、HbA1c9.6。
その時点でやっと、「このままではダメだ」と思えたそうです。
その後は夕食後に食べていたお菓子をやめ、昼食の選び方も変えて、揚げ物よりも焼き、肉よりも魚にし、野菜もできるだけ摂取するようにと心掛けられました。
お正月は少し甘えも出たそうですが、なんとかこらえたと。
その結果、HbA1cが8.5へ。
きっと一人では甘えが出るので栄養指導を受けながら続けていきたいと。
前向きな方で色々と質問もされます。疑問を解決しながら一緒に頑張りたいです。

ちなみに、皆さんはどうして肉より魚がいいと思いますか?
肉にももちろん、良い栄養素がありますが、油の質が違います。
肉の油は血液をドロドロにする反面、魚の油は血液をサラサラにしてくれます。
焼いたとき、肉は白く固まるのに対し、魚は透明の油が出るのを経験したことはないですか?
これと同じことが血管内でも起こります。
そのため、コレステロールが高いなど注意を受けている方は、参考にしてください。
血液がドロドロになる前に!
但し、良い油と言っても油は油です。
良い油を多く含む青魚は、カロリーも高くなりますので、青魚ばかりでなく白身魚と組み合わせながら魚を摂取するようにしてください。
ちょっとした工夫でカロリーダウンはできます。
そんな工夫点も取り上げられればと思います。

はーと&はあと管理栄養士 松政千佳子

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。
今年最後のブログです。
今年も本当にありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
この年末、私の担当している方で入院される方が多いです。
検査入院や少し体調を崩してなどの理由ですが、年明けには元気になられてお戻りになることをお待ちしております。

さて、先日訪問した利用者様。
「ついつい食べ過ぎたことを反省されている方がいるので相談に乗ってもらいたい」と地域包括のケアマネージャー様から連絡がありました。

実は数年前にご利用いただいたことがありました。
ご本人様は「そうだったかな!?」と覚えておられなかったのですが、私は、家に行くと直ぐに思い出しました。
80歳代、女性、糖尿病。
現在ご主人様が入院中のため、お一人暮らし。

どうも半年前にご主人様が入院されてから、血糖コントロールが乱れだしたようです。朝が遅めになり、昼は簡単に済ませたり、抜いたり。
そのためか間食は増える。そして、夜も野菜不足。
また果物が大好き。訪問時もけっこう大きなカゴに果物が沢山入っていました。
そう、この時期に果物の摂取量が増える方多いです。
一日量を説明しました。この方は、一回に三日分は食べていました。
色々と自分の食事が乱れていることは反省されていたので、どういう所に注意すると良いかを説明して帰りました。
この方は野菜を食べること、果物の量を守ること、3食の時間も守ることです。
しかし、スタートして一週間後にお電話で様子を伺うと、ちょっと物足りないから自分で作ったおかずを足していると。
はーとの食事は一回の食事の目安量になっているため、この量を目安に満足できるようにしていきましょうとお伝えしました。
果物の量もまだまだ一回量が多いので、引き続き声掛けしていきます。
今までの量が多かった方や自分に合った量が分からなかった方にとっては、直ぐに慣れないかもしれませんが、自分に合った量や味付けを知ることは、とても大切です。
はーとの食事をその目安量に使ってみてください。

食べすぎには注意して、よいお年をお過ごしください!

はーと&はあと 管理栄養士 松政千佳子

こんにちは、京都管理栄養士松政です。
一段と寒さが厳しくなりましたね。
そして、あっという間に12月も半ばに。お正月も直ぐきそうです。

ある利用者Y様のお話。
80歳代、女性、糖尿病、脂質異常症。要支援、ご主人とのお二人暮らし。
一ヶ月半ほど前にケアマネージャー様から「先生から食事療養の指示があったができない人がいる」ということで訪問しました。
「膝の手術も控えているのに、本人はやる気なく、手術も受けなくていいとまで言ってるの・・・」と困った感じのケアマネージャー様。
そのためケアマネージャー様も一緒に訪問してきました。
ご主人様も血糖が高いことはご存知なのですが、なかなか厳しくは言えないと。
ご本人様はお肉、お寿司、お菓子が大好き。
ふら~っと出て行っては好きな物を買って来られます。
朝もしっかり食べ、食パンに大きなスライスチーズ、牛乳、ヨーグルト、ヤクルト、ご主人特製の野菜ジュースと言う名の果物ジュース、そして茹で卵。
昼は餅入りのうどんとバランスも悪く、夜は大きなステーキ。
その食欲にあっぱれと一週間の食費にもビックリ。

朝はご主人様が用意されているので、ご本人様の希望も聞きながら、固定の朝食を決め、買い物はヘルパー様がされているので、控えてもらう食品をケアマネージャー様から伝えてもらい、はーとの食事もスタート。
とりあえず、「一ヶ月後の診察までは頑張る!」を合言葉に、途中、食事の頻度も変えながら(変えると言うより止めてしまわれそうになられたので)、診察日を乗り切りました。

すると200を超えていた血糖値が100台へ。
HbA1c(NGSP)が、9.8→8.8へ。
先生からは、「この調子なら年明け1月には手術の話が進められる」と。
ご本人様もやはり結果が出ると嬉しかったようです。
ご主人様も朝食に野菜をプラスしてくださっています。
お昼のバランスはまだまだなのでこれからの課題です。
ただそうこうしているうちに、最大の難関が待ち受けています。
そう、お正月を乗り切らないといけません。
少し下がったので油断が出ないようにと大好きなお餅の誘惑があります。
お正月を乗り切るため、お餅の誘惑に負けないために、年末に再度連絡します。

ちなみにスーパーなどで売られている切り餅は1個50~55gで114~125kcalです。
2個でご飯小茶碗1杯分のカロリーがあります。
参考にしてください。

はーと&はあと 管理栄養士 松政千佳子

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