食事療養のサポートを現場から発信

お正月を乗り切る

こんにちは、京都管理栄養士松政です。
一段と寒さが厳しくなりましたね。
そして、あっという間に12月も半ばに。お正月も直ぐきそうです。

ある利用者Y様のお話。
80歳代、女性、糖尿病、脂質異常症。要支援、ご主人とのお二人暮らし。
一ヶ月半ほど前にケアマネージャー様から「先生から食事療養の指示があったができない人がいる」ということで訪問しました。
「膝の手術も控えているのに、本人はやる気なく、手術も受けなくていいとまで言ってるの・・・」と困った感じのケアマネージャー様。
そのためケアマネージャー様も一緒に訪問してきました。
ご主人様も血糖が高いことはご存知なのですが、なかなか厳しくは言えないと。
ご本人様はお肉、お寿司、お菓子が大好き。
ふら~っと出て行っては好きな物を買って来られます。
朝もしっかり食べ、食パンに大きなスライスチーズ、牛乳、ヨーグルト、ヤクルト、ご主人特製の野菜ジュースと言う名の果物ジュース、そして茹で卵。
昼は餅入りのうどんとバランスも悪く、夜は大きなステーキ。
その食欲にあっぱれと一週間の食費にもビックリ。

朝はご主人様が用意されているので、ご本人様の希望も聞きながら、固定の朝食を決め、買い物はヘルパー様がされているので、控えてもらう食品をケアマネージャー様から伝えてもらい、はーとの食事もスタート。
とりあえず、「一ヶ月後の診察までは頑張る!」を合言葉に、途中、食事の頻度も変えながら(変えると言うより止めてしまわれそうになられたので)、診察日を乗り切りました。

すると200を超えていた血糖値が100台へ。
HbA1c(NGSP)が、9.8→8.8へ。
先生からは、「この調子なら年明け1月には手術の話が進められる」と。
ご本人様もやはり結果が出ると嬉しかったようです。
ご主人様も朝食に野菜をプラスしてくださっています。
お昼のバランスはまだまだなのでこれからの課題です。
ただそうこうしているうちに、最大の難関が待ち受けています。
そう、お正月を乗り切らないといけません。
少し下がったので油断が出ないようにと大好きなお餅の誘惑があります。
お正月を乗り切るため、お餅の誘惑に負けないために、年末に再度連絡します。

ちなみにスーパーなどで売られている切り餅は1個50~55gで114~125kcalです。
2個でご飯小茶碗1杯分のカロリーがあります。
参考にしてください。

はーと&はあと 管理栄養士 松政千佳子

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