柴田満里子のブログの最近のブログ記事

こんにちは。
FFS事業部の柴田です。

さて、今回は嚥下・咀嚼サポートサービス商品ランキングです!

今回の商品は、
キューピー優しい献立シリーズ UDF区分2(歯茎でつぶせる硬さ)のうち
主食になるシリーズです。

エントリー商品は次の6品です。
●チキンライス風
●おじや親子丼風
●おじや鮭大根
●おじや牛すき焼き
●おじや鶏ごぼう
●けんちんうどん

一袋あたり160g(けんちんうどんは120g)。
カロリーは100~150kcal程度、塩分1.0~1.7g程度
です。

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ランキング結果は次の通りです。
  
第1位 チキンライス風
 理由…自宅での調理が難しい物が商品化されると嬉しい、
      洋風の嚥下食はめずらしい、見た目がきれい、おいしい

第2位 おじや親子丼風
 理由…味付けがやさしい、おいしい、色合いもよく飽きにくい

第3位 おじや鶏ごぼう
 理由…具の種類が多い、おいしい、ごぼうの風味がよい、素朴でだれにでも好まれる味


今回の対象商品は
白粥だと食が進まない、また白粥に飽きてきた方に
目先を変えるために利用していただきたい商品だと思いました。

試食しながら
「どの商品もそこそこおいしい」
「ランキングを付けるのがむずかしい」
「これは好みの問題かな」
という声が多数上がっていました。

ですから、利用していただく方の嗜好に合わせて選んでいただければ
満足していただける商品だと思います!

たまにはうどんが食べたい!という方へは
「けんちんうどん」もおすすめです。
うどんも小さく刻まれているし、スプーンでも食べられる商品です。


商品選びの参考になさってくださいね(^_^)/


はーと&はあとの嚥下咀嚼サポートサービスの会員様には、
担当管理栄養士が嚥下・咀嚼困難な方向けの商品の選定や
栄養に関するアドバイスをさせていただきます。

詳しいサービス内容に関しては
嚥下・咀嚼サポートサービスをご覧くださいませ☆


我が家では塩麹を作成中です☆
(分量)米麹 220g 塩 65g お湯(50度) 350g程度
塩麹ができるまで毎日1回かきまぜて放置。
これを約2週間続けるだけで塩麹が出来上がります(^_^)/

食材の10%程度の分量の塩麹を入れて1晩ほどつけておくと
その食材の旨味が増し、更に酵素の力でやわらかくまります☆
使い方も簡単なので、ぜひご家庭でお試しください♪
ちなみに、今「はあとバランス」の新しいメニューに、塩麹を使ったメニューを考案中で、7月から導入予定です!

ファシリティーフードサポート事業部
管理栄養士 柴田 満里子

こんにちは。
FFS事業部の柴田です。

ゴールデンウイーク最終日に、
友人と岩盤浴に行ってきました!
たっぷり汗をかいてリフレッシュ♪♪
そのおかげか、お休みが明けた今でも
五月病にかかることなく元気にすごしてしています!

さて、今回はFFS事業部内で最近感じたことについて書きたいと思います。

FFS事業部では、主にデイサービス(通所介護)に食事を提供させていただいています。
提供方法は主に、クックチル(関西圏)またはクックフリーズ(主に関東圏)があり
地域によって提供方法が異なります。

4月から新たにお取引を開始するデイサービスが増えたり、
今までお取引がなかった小規模の特別養護老人ホームなど入所施設への食事提供も始まったりとFFS事業部のあり方も進化しつつあるようです!

そんな中、昨日、とある東京のデイサービスから
「ペースト食の提供はできないか?」といったお問い合わせがありました。

現在では、基本的にペースト食の提供はしていません。

ですから、既存の施設様には
嚥下・咀嚼PJで取り扱っているレトルト食品をお届けし、
施設で温めて提供していただくケースが多いです。
現状としては(株)三和化学の「ブレンダー食ミニ80g×10袋の詰め合わせ」という
レトルトの商品を注文していただき、
2,3品を1食分として食べていただいていることが多いです。

この東京の施設は、「来週末までに大至急!!」ということだったので
他施設と同様にブレンダー食ミニをご紹介させていただき
検討していただくことにしました。


ペースト食を必要とする他の施設では
ずっとブレンダー食ミニのセットを注文されることが多く
他の商品を注文されるケースはゼロのようです。

もちろん、在宅と同様、その他の商品も多数扱っていますし
一部の施設では他の商品をしっていただこうと
試食会も開いているのですが、なかなか注文がないようです…


私はまだ、直接食べている現場をじっくり見たり、直接介護スタッフの声を伺っていないので
現状の把握がまだ足りませんし、
もしかしたら喫食している人は頻繁に入れ替わっているので
種類はさほど必要ないのかもしれません。

でも、もし喫食している人がずっと同じ方だったとしたら
デイサービスに来るたび毎回ブレンダー食を食べているというのは
食べる楽しみはほとんどないのではないでしょうか?

デイサービスに通う場合、週2回程度通う方が多いので
さほど問題ではないのかもしれませんが
やはり少しでも食べる楽しみを感じていただきたいものです。


これを機に、ペースト食を食べている施設の現状や
施設様にできるよりよい提案はないのか考えてみたいと思いました!


まだまだ勉強不足だと感じる日々です。
広くアンテナを張って、情報収集していきたいと思います。


先日、
(株)田中ビジネスサポ―トの「すむーす食」の製造現場を
見学させていただき、たくさんの商品を試食させていただきました!

*「すむーす食」は冷凍保存なので、
嚥下・咀嚼サポートサービスの中で取扱っていません。

ファシリティーフードサポート事業部
管理栄養士 柴田 満里子

こんにちは。FFS事業部管理栄養士の柴田です。
急に暖かくなりましたね!

さて、4月からクリニックの栄養指導を担当させていただくことになりました。
今まで宮川さんが担当していたクリニックです。
事業部が変わってから栄養指導する機会が減っているので
久しぶりの栄養相談はすこし緊張しました。

相談者は45歳女性、150㎝、74kg、脂質異常症です。
今回で2回目の栄養相談でした。

まずは挨拶をかわし、
普段の生活の様子を伺っていきました。
が、申し訳なさそうに一言、
「話をする前に言っておかなければならないことがあるんです」と。

「前回の目標に、レコーディングダイエットに取り組む」と決めていたのに
1か月もしないうちに挫折してしまったというのです。

レコーディングダイエットとは、
毎日食べたものをすべて記録し、自分で何をどれだけ食べたのかを自覚することで
食生活の改善を図る方法です。

日記やブログを書くことがすきだったり
記録が好きな人、マメな人であれば
レコーディングダイエットはやりやすい方法ですが
そうではない人にとっては少し大変なようです。

「この3か月は体調も悪かったし、
主人や息子のことで毎日バタバタしているから
、記録するとなるとちょっと大変で続けられなかったんです。」
さらに
「『食事が乱れたら栄養士に怒られるかな』と考えてしまって、正直に書けなかった」
とおっしゃっていました。

それであれば、レコーディングダイエットは向かないかもしれませんね。
正直に書いていかないと、自分で何を食べたのか把握できませんし、
なによりも継続するのがストレスになって食事療養が嫌になってしまいかねません。

割り切って違う方法を探す事にしました。
食事の問題点を伺っていくと
「夜ご飯を食べ過ぎているように思う」とのこと。

息子さんの帰りが遅く、さらに食べ盛りなので
食べごたえのあるものをたくさん作ってしまう。
そして余ったら「もったいない」と感じて
ついたくさん食べてしまうようでした。

この方は、BMI32.8。
まずは体重を減らしていく必要があります。

しかし夕食の食べ過ぎは皮下脂肪の蓄積を招きます。
ですから、まずは夕食の改善をすることを提案しました。

まずは、
●自分の分を取り分ける。
●息子さんが残しても、余り物を食べない。
●余り物は翌朝やお弁当、翌昼に食べること。
●野菜多めのおかずを作る。
そして
●体重を毎朝計る。

これらの事を目標にすることにしました。

「余ったらもったいない」の気持ち一つが
ご自身の体重に影響しすからね☆

今はコレステロールが高いだけですが
動脈硬化を招く要因が増えない様
今のうちに食生活の改善と体重コントロールを成功していただきたいです!

そのためにも、その方が継続できる目標設定が大切です。
継続できるかを見極められるように
提案した時の相手の反応にも敏感になっていきたいと思いました。

管理栄養士 柴田満里子

こんにちは。ファシリティーフィードサポート事業部(FFS)の柴田です。
先週、香川県の金毘羅さんに行ってきました!
登った階段は1368段!
現在足が筋肉痛です…
今年の冬は寒くて長かったので、かなり運動不足気味だったようです。
ようやく暖かくなり、春らしい気候になってきたので、
これから少しづつ体をうごかしていきたいと思っています☆

さて今回は、第2回嚥下・嚥下サポートサービスの商品ランキングです!

前回は、嚥下食ピラミッドのL3に相当するブレンダー食《(株)三和化学》を
紹介させていただきました。

今回の紹介させていただく商品は、
(株)キユーピーの『やさしい献立』シリーズの『容易に噛める』硬さの商品です!
嚥下食ピラミッドのL4に相当する商品です。
また、日本介護食品協議会が定めたユニバーサルデザインフード(UDF)の認定を受けており、UDFの区分1に相当します。

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今回のエントリー商品はこちら!
●肉団子のオニオンスープ煮
●たらつみれのみぞれ煮
●鶏だんごの野菜煮込み
●海老だんごのかきたま
●貝柱とマカロニのグラタン風
●厚揚げと根菜の含め煮
●煮込みハンバーグドミグラスソースがけ


1袋100g入り、40~80kcal程度、蛋白質2.0~4.0程度、塩分1g程度、
具材の形はしっかり残り、スプーンでつぶせる程度の方さになっています。

はーと&はあとの管理栄養士9名で試食し、
勝手にランキング付けさせていただきました☆

結果は次の通りです。

1位  海老だんごのかきたま
理由 彩が良く味もおいしい。かきたまの卵の形がキレイ。
   中華風の味が良い。

2位  厚揚げと根菜の含め煮
理由 だしの味がおいしく、厚揚げ・野菜が柔らかくてよい。
   やわらかい根菜類が食べられることがうれしい。

3位  貝柱とマカロニのグラタン風
理由 まろやかな味がおいしい。マカロニが柔らかくて食べやすい。

3位  煮込みハンバーグデミグラスソース
理由 食べごたえがあり濃い味だがおいしい。
   受け入れられやすい味・食感。
   高級感があり喜ばれそう。

正直、どの商品もそれぞれの特徴の味が出ており、
ランキング付け難かったです。

嚥下食ピラミッドのL4の硬さの目安は
お肉なら、つなぎを多めに入れてやわらかく仕上げた肉団子や豆腐ハンバーグ
お魚ならやわらかく身がほぐれやすいタラなどの白身魚
野菜ならしっかり煮込んでくたくたになった状態
をイメージするとよいでしょう。

やさしい献立シリーズは、ドラックストア、百貨店、介護用品店などで購入できるものもあり、比較的手に入りやすい商品です。

普段調理しているけど、時には楽したい!
また、ヘルパーや家族に調理してもらっているが品目が少なく、もう少し食べたい!
と感じておられる方もいるかと思います。
普段の食事の中に、プラス1品おかずを足したい時、
またはちょっと食事支度をお休みしたい時に
このような商品を上手に活用してはいかがでしょうか?


はーと&はあとの嚥下咀嚼サポートサービスの会員様には、
担当管理栄養士が嚥下・咀嚼困難な方向けの商品の選定や
栄養に関するアドバイスをさせていただきます。

詳しいサービス内容に関しては
嚥下・咀嚼サポートサービス
をご覧くださいませ☆

管理栄養士 柴田 満里子

こんにちは!
ファシリティーフードサポート(FFS)事業部の柴田です☆
今日は、製造先の衛生巡回のため、福井県武生市に行ってきました。
天気がよく雲一つない青空だったこともあり、
川や山に囲まれた町並みがとてものどかでキレイでした(^_^)/

さて先日、
『とあるグループホームでは、便秘が3日間続き下剤をのんで下痢になる。
この悪循環を繰り返しているらしい。
デイサービスではいったいどうなんや?!』と宮崎社長から問いかけがありました。

在宅でも、同じように便秘で悩んでいるご利用者様がいらっしゃったのを
思い出しました。
『ずっと便秘が続いてしんどいんや。だから薬局で買った下剤を買って
飲んでみたんだけど、そしたらおなかが緩くなって・・・』

こういう場合、
勝手に自分の判断で下剤を服用するのではなく
まず主治医の先生に相談してみては?と
お答えするようにしていましたが・・・
高齢者と便秘。

よくある問題だと思います。

高齢者が便秘になる原因はいくつかあります。

まず、加齢による食欲低下です。
食事量が減ると、食物繊維摂取量も減りますし、便自体も少なくなります。

さらに、大腸の蠕動運動の力も衰え、便が大腸を通過するスピードが遅くなり
便の水分が吸収されすぎて、硬い便が出来上がります。

肛門の筋力も低下、いきむ力も低下。

よって、排便が難しくなるのです。

また、服薬による副作用も影響します。
腸内環境が悪くなり、腸の働きを弱めてしまいます。

運動不足も便秘の原因の一つです。

排泄時の環境(リラックスできるか空間か?)も関わってきます。


おむつではなく、下剤や浣腸ではなく、
自分の力で排泄すること。

人が人らしく生活するために必要な要素です。


便秘予防のために管理栄養士ができることは
パランスよく、よく噛んで食べていただくこと、
そして十分は水分補給を促すことだと思います。
(高齢者は1日1500ml程度は必要!
しかし在宅で生活する高齢者は600ml程度しか摂取できてないケースが多いようです)


高齢者が家以外で過ごす場所として利用されるデイサービス。
デイサービスのコンセプトは施設それぞれ異なりますし、
利用者様の利用目的も人それぞれ異なります。

在宅で快く過ごすためにデイサービスができること、
さらにはそこに食事を提供しているFFS事業部の管理栄養士(私!)ができること。

現状をもっと把握して、これからの施設向けの食事としてのあり方を
自分なりに考えていこうと思います☆

はーと&はあと 管理栄養士 柴田満里子

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