松政千佳子のブログの最近のブログ記事

こんにちは、めでぃ京都東川です。
今年も残りあとわずかですね。
先日、今年のクリニックでの栄養指導が最終でした。
他のメンバーもお話しているように、12月に入ると年末年始の食事についての指導が入ります。

「分かっているんだけどね~・・・」と1月になり検査値が上がっている方が多いです。
1年前に上がっていた方は、その反省とともに栄養指導を行います。

ちょっとぐらいの積み重ね注意してください。
おせち料理はカロリー、塩分が高くなるので注意です。
でも、食べたいですよね。
そこで、カロリーと塩分をご紹介します。

まずお雑煮、白みその雑煮(おもち2個入り)は約350Kcal、塩分約2gです。
大きなお椀でなく、小さなお椀にしましょう。

黒豆、大さじ1杯で80kcal。市販品では1粒約5kcal。
昆布巻き、魚入り1切れで約40kcal。塩分0.5~0.8g。塩分が高いので注意。
ハム1枚約40kcal、かまぼこ1枚約15kcal。塩分0.3~0.5g。
出し巻き(市販)1切れ約50kcal、伊達巻(すり身入り)約50kcal、塩分0.2~0.3g
数の子1本約30kcal、塩分1.5g、だしを利かせて薄味にしましょう。
煮〆、ごぼう、こんにゃく、タケノコ、椎茸は、それ自体は低カロリーなので、手作りで味付けを薄めにしましょう。
レンコンは1枚(約20g)で20kcal、小芋1個で約30kcal、くわい1個約25kcalです
栗の甘露煮は1個約35kcal。
1個1個がカロリーが高めのため注意しましょう。
なますは1人分、約30kcalです。甘みを抑えて、柚子などで香りづけし、塩分量も控えましょう。

おせち料理は、野菜が少なくなりがちです。菜の花や春菊など、緑の野菜を添えるようにしましょう。
天然だしを上手に使い、煮しめなどを温めなおすときは、だしを加えて煮詰まるのを防ぎましょう。
また、ビールや日本酒があるとついつい食べ過ぎてしまいます。飲みすぎないようにしましょう。

カリウム制限のある方は、昆布巻き、黒豆、田作りはカリウムを多く含むので注意してください。
また、冬になるとこたつの上のみかんについつい手が出やすいです。食べ過ぎに注意してください。


今年もたくさんの方にお会いできました。ありがとうございました。
来年はどんな出会いがあるでしょうか。楽しみです。
皆様、よいお年をお迎えください。

はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

こんにちは、めでぃ京都東川です。

先日、ある事業所でヘルパー様向けの勉強会を行いました。
なんと対象のヘルパー様は約250人です。
さすがに一度にはできないため、5日間に分けて行われました。
テーマは、「療養食の基本について学ぶ」です。糖尿病食と腎臓病食についての勉強会です。
病気のことから調理のポイントまでをお話ししました。
ヘルパー様の仕事の中でも、調理援助は多いようです。
そして、最近では、糖尿病や腎臓病などの疾患をお持ちの方も多いとのこと。
そこで、病気の基本を知ってもらって、日々の業務に生かしてほしいとのことでご依頼がありました。
実際にはーと&はあとの栄養コントロール食も食べていただきました。
聞いて、見て、食べての勉強会です。

同じ食事を作れられるのでも、ちょっとした知識があるのとないのでは、違います。
また、利用者様の日々の生活を近くで見ておられ、よくご存知なため、注意しなければならないことがあれば、実行してもらいやすいと思います。

勉強会の中でヘルパー様の「へぇ~」(寺田さんのブログにもあったように)が多く、注目が集まったのは、調味料などの塩分のところでした。
腎臓病の方は、腎臓への負担をかけないように、塩分を控えないといけません。
そこで減塩のポイントについてお話ししたのですが、
お醤油やポン酢の塩分量について知り、「へぇ~」と。
梅干し1個やみそ汁1杯の塩分量を知り(ちなみに1個約2g、1杯2gです)、「へぇ~」と。

そして、「ナトリウムの量はどのようにしたら、塩分量がでるのですか?」
というなかなか高度な質問まで飛び出しました。(ちなみにナトリウム量mg×2.54=塩分量mg)

講義の後には、実際に糖尿病食と腎臓病食と食べ比べ、「へぇ~」という感じで、早速明日から、取り入れてみますと言っていただきました。
また、ご自身の食生活の見直しにもしていただいたようで、参考にすると言っていただきました。
私もこんなにたくさんのヘルパー様達とお会いする機会はないため、日頃の疑問などを聞け、良かったなと思います。
今回の勉強会を通し食事療養の大切さを知ってもらい、役立ててもらいたいと思いました。

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はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

こんにちは、めでぃ京都東川です。
今年も残り1ヶ月になりましたね。早いものです。
いつものごとくバタバタしそうですが、来年に向け、この一年を見直せる1ヶ月にしたいと思います。

さて、先日訪問した利用者様のお話です。
入院中の本人様に代わり、キーパーソンの娘様と面談しました。
80歳、女性、腎不全、心疾患。
夏に腎臓が急に悪くなっていると診断され塩分やタンパク質の取りすぎに注意するように言われたそうです。
ただ、その時は、まだ、そんなに悪いなんて思っていなく、しっかり食事にも注意しないとと思いながらできていなかったと。その時点ではCre2~3台。
それでも娘様なりに色々工夫はしたつもりだったと。
そして、今回、秋に肺炎で入院されたことがきっかけで、さらに腎臓が悪くなっていることが分かったと。
その時点でCre4台になっており、透析の準備の話をされ、ビックリしたと。
なんとか透析は避けたいと。
詳しい栄養指導は受けておられなかったため、腎臓の基本的な働きや、なぜ、塩分、タンパク質の制限が必要なのか、その他の制限などについてなども含め腎臓食の特徴と調理方法などについてお話ししました。
キーパーソンの娘様が、退院後は食事の管理をされます。
娘様ができるところは、していただき、できない部分をサポートしたいと思います。
まだ、しばらく入院予定ですが、先立って、娘様に腎臓食を何回か食べていただきました。
お母さまが退院後、すぐに自宅で食事療養が始められるための準備です。

「本当にもっと早くしっかりと食事療養に取り組んでいればよかった。もっと早くにはーとさんのような会社を知っていれば良かった。色々調べたつもりだったんですが・・・。」と娘様がおっしゃいました。
今回は、病院のご紹介ではーとのことを知っていただきましたが、初めに娘様が探されていた時にはーとがヒットしなかったことが悔しいです。
「もっと早くに知りたかった」と言われると、私達も「もっと早くに出会いたかった」と思います。
でも後悔よりも今、目の前にいる方のサポートをしっかりすることが自分の役目だとも思います。
そして、これからも、もっとはーとのことを知ってもらって食事療養の大切さを伝えることを続けたいです。

はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

こんにちは、めでぃ京都東川です。

先日、悲しいけど、嬉しい話がありました。
ずーっと利用していただいていた利用様がもうすぐ停止されることになりました。
どうしてかというと、息子様と同居されることになり、関東の方に引っ越しされるからです。

高齢世帯でご夫婦でずっとこの京都で生活をされていました。
この夏にご主人様がご逝去され、その結果、少し体調を崩されたりしたこともあり、息子様と一緒に住まれることになったのです。
息子様も離れていると心配なので、そうすることにしたんですと。
ここ最近は、関東から息子様、お嫁様がお世話に来られていました。

この利用者様は利用されて、もう4年になります。80歳代、女性。
腎臓が悪く、透析はしたくないのでとはーとの栄養コントロール食を利用していただいていました。
味が薄くて食べられない、もっと美味しいもの、好きなものを食べたいなど途中で何度もやめるとなったことがありました。
その都度、「待った~!!」と管理栄養士が待ったをかけ、食事療養の継続の大切さをお伝えし、継続されてきました。
それでも、今年に入ってから、食事量が極端に減り、食が進まなくなりました。
家族様、担当医とも相談をして、食種の変更も行いました。
すると、少しずつ食べれるようになり、腎臓の数値も落ち着き、最近では、薬を減らす調整をしていると息子様から報告を受けました。
だから、引っ越しされると聞き、とても残念に思いました。
しかし、息子様が「はーとさんを利用させてもらっていたから、透析にならずに済んでいるんだと思いますと。向こうに行っても配食サービスを利用して、食事気を付けていこうと思っているんです。本当にありがとうございました。」と。

嬉しいですね。
お近くでサポート、見守りができなくなることは寂しいですが、遠くに行かれても、食事療養を継続しようと思っていてくださることが嬉しいです。
向こうに行っても頑張って食事療養、続けてくださいね。

別れは寂しいですが、少しでもお役に立てたこと嬉しく思います。

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先日、友人と紅葉を見に行ってきました。
左京区の永観堂の紅葉です。まだ色づきが浅い所もありましたが、きれいでした。

はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

こんにちは、めでぃ京都東川です。
すっかり寒くなりましたね~
先日、京都の大原にある関係機関に訪問したのですが、市内に比べさらに冷え込んでいました。
私は、冷え性(特に末端)のため、いかに体を冷やさないかをテーマに日々過ごしています。
体を温める食べ物、方法などには敏感です。

先日、配送員から連絡がありました。
ある利用者様、I様の件でです。80歳代、女性、要支援、ご家族様と同居。
I様は、慢性腎不全のため、はーとのお食事を毎日、夕食に利用されています。
利用のきっかけは、腎臓が急に悪くなり入院され(入院前はCreが7台でした)、透析は、なんとか避けたいとのことで病院からの紹介でご利用になりました。
同居のお嫁様もとても協力的なのですが、ご自身の体調も優れなかったため、夕食を毎日利用いただいたいます。
朝食、昼食はなんとか家で準備してあげたいとおっしゃったため、病院からの指示量に合わせ、朝食の量や昼食に使用する肉や魚の量などを説明、調理法なども説明しました。
開始になり、半年近くなります。
毎月検査が出れば報告してくださっています。
退院後は、Creは5~6間で維持しています。
担当医からも食事はこのまま継続してくださいと。
ただ、今回の検査結果が、前回の結果にくらべ上がっており、5.1⇒5.7になっていました。
担当医師は今回上がったのは食事だけの問題ではないから、食事はこのままで大丈夫とおっしゃったそうです。
ただ、本人様が心配され、入院したいとおっしゃったそうです。
担当医師も入院の必要はありませんからと入院はなしになったそうですが、お嫁様と相談の結果、お昼の食事も利用されることになりました。

配送員から昼のお食事希望の連絡があり、私からもお電話し、お嫁様とお話ししました。
お嫁様、「ちゃんとやっているつもりなのですがね・・・」と少し気落ちされていました。
そうです、ちゃんと食材も計量しながら、調理法にも気をつけながらされています。
ただ、本人様も、検査数値が上がったことが心配になられ、その気持ちをお嫁様にぶつけられたのでしょう。
ここは、お二人の気持ちの負担を少しでも楽にしてらもうためにも、昼夕の配食利用を続けてもらいます。
なんとか1ヶ月後、少しでも数値が下がっていますように!!

他の利用者様でもそうですが、ちゃんとやっているつもりなのに思うようにいかないとおっしゃる方は多いです。
お食事に問題があるケース、その他のことに問題があるケース、色々です。
そんな時、1人で悩まず、相談してください。一緒に原因探しします。
私たちは、そのためのパートナーです。一緒に前に進みましょう。

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先日知り合いから北海道産の大きな南瓜をもらいました。
ホクホクでとてもおいしい南瓜です。最近は、南瓜づくしです。
それでも食べきれず、南瓜のパウンドケーキと南瓜のパスタを作りました。

はーと&はあと管理栄養士 東川千佳子

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9人の管理栄養士プロフィール

  • 山村 豊美「」
  • 大都 宏子「」
  • 島田 天心「」
  • 松政 千佳子「」
  • 宮川 曜子「」
  • 辻本 実希「」
  • 柴田 満里子「」
  • 藤本 祥代「」
  • 小山 祐子「」