柴田満里子のブログの最近のブログ記事

こんにちは。京都管理栄養士の寺田です。
2012年がスタートしましたね!
私のお正月は北海道の実家でゆっくり過ごさせていただきました。
普段会えない家族や親戚と久しぶりに会い、
エネルギー補充できました☆
私も、ちょっと食べ過ぎたかな・・・
「お正月、ちょっと食べ過ぎたかな??」という方、
気持ちを入れ替えて食習慣をもとに戻していきましょうね!!


さて、今日は自分の祖母の話を少し。

このお正月には会えなかったのですが、昨日荷物を送ってくれたので、
久しぶりに電話で話をしました。
お正月のすごし方や家族の話・・・
話好きな祖母とは話しているとあっという間に時間が過ぎてしまいます。

祖母は実は糖尿病。
前々から糖尿病ということは知ってはいたのですが、母からも
『よくなっているから大丈夫と医師に言われているらしい』と聞いていました。
思い切って、本人に最近の体調はどうなの?と聞いてみると、
『結構良くなっているみたい。薬も飲んでいるし。HbA1cは7か8位だって。』

!!!

『いやいや…おばあちゃん、あのね…』

まだHbA1c7~8は、まだ高い状態だということを話しました。

祖母は、主治医の先生の「大丈夫」という言葉に安心していました。
腎臓は大丈夫だろうか?いつごろから血糖高かったのかな?食生活は大丈夫かな?

聞きたいことはたくさんありました。

でも、孫にあれこれ言われるのは嫌だったのでしょう。
ささっと話をそらされ、電話が終わってしまいました。

私の大好きなおばあちゃん。合併症にはなってほしくない。
もう80歳になったけど、いつまでも元気でいてほしい。
HbA1c7~8で大丈夫と言った祖母の主治医の先生に『ちょっと待った!!』といいたい気分でした。
病状が悪化していないか、また細目に電話して、探りを入れようと思います。
絶対にHbA1c6台で安定してもらいたいので!!

担当させていただいているご利用者様に対しても想いは同じです。
ご病状を悪化させないためには、どのように接して、誰に何を伝えればよいのか?
ご利用者様のことを常に親身になって考え、サポートしていきたいと思っています。
まだまだ未熟者の私ですが、今年もよろしくお願い致します。

はーと&はあと 管理栄養士 寺田満里子

こんにちは。
京都管理栄養士の寺田です。
雪が降り、寒さも厳しくなってきましたね!
風邪をひかないようにお気をつけくださいませ☆

さて、2011年も残す所あと少しになりました。
今は、お世話になった事業所様に年末のご挨拶をさせていただいています。

先日ある事業所のケアマネージャー様にご挨拶させていただいた時に、
最近入院されたご利用者様のU様がご逝去されたとの悲しい報告がありました。

U様は慢性腎不全、要介護Ⅲの女性です。

病院から「このままだと透析は避けられないだろう」と言われましたが、
透析回避のために今年の6月ごろからはーとを利用してくださっておりました。
U様は食事、排せつ以外はほぼ寝ておられるのですが、
同居している娘様は、
これ以上悪化してほしくない、透析には絶対にさせたくないという想いがとても強い方。
「寝たりきになったらアカン!」「ちゃんと食べなアカン!」
「水分もちゃんととらなアカン!」・・・
U様に対してとても厳しく、そして温かい対応をされる娘様でした。

慢性腎不全なので、必要なエネルギーはしっかりとっていただきたいのですが、
U様は食欲がなく、食べること自体が精一杯でした。
「本当はもっと食べさせないといけないのはわかってるけど、どうしてもたくさんたべられないんです。だから1日1回、このお弁当だけはちゃんと食べてもらうようにしてるんです。」
娘様なりに出来ることをいつも一生懸命されておられました。
U様はエネルギーと水分が不足しがちだったので
間食にフルーツゼリーを食べてこまめにカロリー摂取するようにとお伝えしておりました。

配食がスタートして約四ヶ月が経過したころ、娘様から検査結果の報告がありました。
クレアチニン、カリウム、尿素窒素が すべて減少傾向。
医師からも、状態はよくなっているので、この調子で過ごしてくださいと
お話しがあったとのことでした!

娘様もとても喜んでおられて、
「やっぱり少しでも元気でいてもらいたい。その一心でやってますから。
 1日1食分の食事をたべてもらうのが精一杯ですけど、また頑張ります」
と話してくださいました。

しかし、U様が入院されたのはそれから1ヶ月後、

そして入院後すぐに息をひきとられたのことでした。


突然のことだったので、私も驚きを隠せませんでした。


しかし、ケアマネージャー様は、娘様の介護のご様子を本当に感心しておられ、
私にこう言ってくださいました。

「ご逝去されてしまったけれど、
透析っていわれていたのに、最期まで透析にならずに自宅で過ごせたことは
とてもよかったと思います。
U様を見ていると、やっぱり食事って大切なんだと改めて思いました。
また何かあったらよろしくお願いしますね。」


この言葉を聞いて、私は胸が熱くなりました。


食事療養は、毎日の小さな努力、積み重ねがあってこそ、
体重が減ったり、血液検査データの改善が見られたりと結果が現れてくるものです。

薬のように、すぐ効果が出るわけではありません。
模範解答があるわけでもありません。
だから、食事療養の大切さを、実は実感されていない方もたくさんいらっしゃると
思います。

ですから、もっとたくさんの方に食事療養の大切さを伝えていきたい!
そう改めて感じました。

2012年は、管理栄養士としてもっともっとスキルアップして
たくさんの方のお役に立てるよう
全力で頑張って行きたいと思っています!


来年もよろしくお願いいたします☆

はーと&はあと 管理栄養士 寺田 満里子

こんにちは!京都管理栄養士の寺田です。
12月も中旬になり、寒さも厳しくなってきましたね!
風邪をひかないように手洗いうがいを徹底しましょうね☆

さて、はーと&はあとでは、
腎疾患の方にお勧めする特殊食品も各種取り扱っております。
これらの商品をご購入していただく場合、
「嚥下・咀嚼サポートサービス」と同様、
サポート会員になっていただき、商品の説明と選定などをさせていただきます。
(取扱い商品は、嚥下サポート商品リスト(PDFファイル)をご参照ください☆)

配食をご利用していただいているお客様の中で
最近会員になった方がいるのでご紹介いたします。

6月から透析を開始された66歳、女性のA様、旦那様とお二人暮らしです。
透析を開始すると同時にはーと&はあとのお食事をご利用していただいております。
A様は以前に、病院から腎疾患の方向けの特殊食品の紹介を受けたことがあり
その時手に入れたパンフレットを見てひじき煮とおでんを大量に購入されていました。
そのほかにも減塩味噌汁やマクトンオイル、ゼリーなど
家の中には腎疾患向けの特殊食品がたくさん用意されておりました。
A様も旦那様も調理ができる状況ではないので、
調理済みの食品を購入して食事支度をされるのが一番良い方法かなと判断し、
特殊食品を利用した食生活を提案させていただきました。

毎日のお食事は
朝食はパン食にコップ1杯の牛乳、果物の缶詰やゼリー
昼食は透析以外の日はご飯と特殊食品のレトルトおでんとひじき(透析の日は施設ででるお弁当)、
夕食は、はーとの配食

といった感じです。

とはいえ、昼食に同じ商品ばかり召し上がっていては
栄養バランスも悪いですし、飽きもでてくるので
他の商品もご提案させていただきますとお伝えしましたが、
当時は、ご自身で購入された商品が山ほどあったので、
とりあえずは今の商品がなくなるまで、様子を見ることになりました.。


それから3か月後、旦那様からお電話がありました。

『家内がゼリーを勝手に注文して食べているのですが、これは食べてもよいのでしょうか?』と。

商品名を確認させていただき、調べてみると・・・

それは、低栄養の方向けの栄養強化食品
1カップで蛋白質5gも補給できてしまうゼリーだったのです。

A様の指示栄養量は1400kcal、蛋白質40g、塩分6g以下。
蛋白制限があるので、この商品はおすすめできません!!

この商品は旦那様が食べてくださいねとお伝えし、
蛋白質の少ないゼリーのご紹介やドラッグストアやスーパーでも購入できる
間食のご提案もさせていただきました。

なぜこのゼリーを買うに至ったのでしょうか?

A様のご自宅には、
購入商品が入っていた段ボールの中に
いろいろな商品のパンフレットも同封されていたのを思い出しました。
それを見てどんな商品かも知らず、購入されてしまったのでしょう。

このままだと、商品知識のないまま必要のないものを購入したり
お体の状態にふさわしくない商品を購入して
無駄にお金がかかったり、体に悪影響を及ぼすことも考えられます。

このまま特殊食品を利用するのであれば、
はーと&はあとを利用していただく方が
安心してご購入いただけますよ!
とお伝えし、
サポート会員になっていただきました。

さっそく、ひじきとおでん以外の商品も紹介させていただき、
サンプルを取り寄せて試していただきました。

気に入っていただければ、
これらも日々の食生活に取り入れて
食事療養していただきたいと思っています!

今後も定期的に様子を伺って、
A様の食生活の様子や介護される旦那様の相談役になっていきたいと思っています。

腎疾患・透析をされている方にとって、食事療養は必要不可欠です!!

特殊食品のご利用をお考えの方も、
特殊食品を利用せずに療養をお考えの方も
一度はーとの管理栄養士にご相談くださいね☆

きっとお力になれると思います(^_^)/

はーと&はあと 管理栄養士 寺田満里子

こんにちは。京都管理栄養士の寺田です。
11月も終わりですね~!
私にとってはイベント三昧の11月でした。
親族や友人の結婚式、親の還暦祝いやはーとの記念式典…
毎週末のようにフルコースのお食事をいただいてしまいました~♪♪
そのせいか、…少し体重が増えたかも?!
ご利用者様と一緒に、自分の体重もしっかりコントロールしたいと思います!!

さて、
先日3か月に一度の定期フォローをさせていただいた糖尿病の方のお話しです。
今回でフォロー訪問は3回目となりますが、徐々に意識変容が見られています。

最初は、食事療養への意欲も低く、
『果物や甘いもの、食べてはいけないことはわかっているんです。でもなかなかね…』
と繰り返しておられました。
まずは合併症についてお話しさせていただきました。

2度目の訪問では、食事の相談に乗ってほしいという態度がみられました。
『間食は全然していないんですよ。ただ、昼食は配食を残し、外食することが多かったかな…』
外出前に配食を食べてから出かけるようにとお願いしました。
また、いつもどんなものを食べているか把握するために1日だけ食事記録をしてみてくださいとお願いしました。

3度目の訪問では、
『体重が3kgも減ったんです!!糖尿の数値も低くなってきたんです』と
とてもうれしい報告がありました!

話を伺うと、
毎日配食を食べてから外出し、散歩としていること、
また毎日ではありませんが、旦那様が食事の記録をしているとのことでした。

前回話をさせていただいたことをきちんと実践してくださっていたのです!!

ちょうど2か月ほど前から体重が減ってきて、少しがんばろう!!
と思ったようです!

『野菜もたっぷりとるようにしているし、間食もしていないんですよ~。
お菓子を見たら食べたくなるから、見ないようにしているんです』
と、とても笑顔です(^_^)/

「では、これから3か月も今の調子で頑張ってくださいね。
これからはミカンのおいしくなる季節ですし、食べすき注意してくださいね~!」
とお伝えすると

その途端、苦笑いが。。。

いつもこの時期になるとミカンを少し食べ過ぎてしまうようです。

ですから、これからの目標は、
『ミカンは小サイズ2個まで』『スーパーではお菓子売り場に行かない』
に決定。
そして、この二つの目標を大きく書いた用紙をお渡しし、
「目につくところに貼っておいてくださいね!」
とお伝えしました。

その2週間後にお電話させていただくと、
「目標の紙は、ちゃんと貼ってありますよ~。ミカン2つまでとスーパーのお菓子コーナーに行かないことですよね!!」
と、嬉しそうに話してくださり、目標を掲げることがとても良いモチベーションになっている様子がうかがえました。


食事も散歩も、継続することが大切です。
無理ないペースで、引き続きがんばっていただきたいと思いました☆


はーと&はあと 管理栄養士 寺田満里子

こんにちは!
京都管理栄養士の寺田です。
寒くなってきましたね~!
辻本さんのブログにもあったように、
先日、はーと&はあとの10周年記念式典がありました。
10年前、何をしてたかな~と
振り返ってみると、その頃私は・・・
まだ大学生でした。
その頃、自分がこのような形で管理栄養士として働いているなんて
想像していませんでした!!

私がはーと&はあとの管理栄養士として働き始めて約1年8か月。
まだまだ歩み始めたばかりですが、
会社と共に、これからも成長していきたいと思っています☆

さて、栄養コントロール食のご利用者様には、3か月に1度の頻度で
栄養相談をさせていただいております。

今日は、お電話で相談させていただいた糖尿病のH様のお話しです。

H様は、今回のフォローで3回目になりますが、
いつも『忙しいから…』と断られてしまったり、
『毎日運動しているし、安定しているから大丈夫!』とすぐに電話を切られてしまったりなかなかコミュニケ―ションが取れていない方でした。
家族様からも『毎日運動しているので、頑張っていますよ』と伺っていたので
きっと、コントロールは良好なのかな?とイメージしていました。

今回は、なるべく詳しくH様のことを把握するために、
事前にご病状や食生活についての簡単なアンケートを配布し、
ご回答いただいてからご連絡を取らせていただだくことにしました。
アンケートの内容は、
ご体調を伺う項目、普段のお食事で気を付けていること、朝ご飯や間食はどのようなものを食べているのかを簡単にご記入いただくものになっています。

H様が普段のお食事で気を付けていることは、
野菜をたくさん食べること、お菓子を控えること、ゆっくりよく噛んで食べること、間食はしない・・・など8項目ほどにチェックがついていました。
いろいろな事を気を付けており、意識が高いのかなということが伺えました。
栄養指導は頻繁にうけているのかを確認すると、
昔8年ほど前、糖尿病の教育入院を受けたとのこと。
『その時にきちんと勉強したから知識はちゃんと覚えているし、
インスリンの量も血糖値をみながら調整したりして、
きちんと糖尿病のコントロールは自分でできていますよ~。』

自信をもって取り組んでおられるようです。

次に実際のお食事内容について確認すると、
朝食は、ご飯少々+メロンパン半分、
間食は、果物、お菓子、おまんじゅう、菓子パン、コーヒー

に〇がついていました。

少し血糖を上げやすいものが多いのでは?どう思いますか?
と伺うと、
『少食になってきたから、ご飯はあまり食べられないの。
すぐに低血糖のような症状になるから、
夕食の後は、必ず果物とおまんじゅうを食べるようにしているんです。
低血糖の時はチョコレートとおまんじゅうと決めています』

と、突然、H様の話方が急に早口に・・・。

『夕食後の果物、おまんじゅうがなかったら、自分は低血糖になるから、止めるつもりはない。』
『インスリンは自分できちんと調整できているから、今のままで大丈夫やし』
『主人も亡くなったので、私はもういつあの世にいってもかまいやしませんわ』

まるで、こちらの話は聞くつもりがありません、という態度で約20分が経過。
『もうご飯たべないといけないので、もう電話きりますね、ガチャン』
とお電話が終了…

こちらからは何の提案もすることができず、H様の話をひたすら聞くだけで終わってしまいました。。。

食事について、何も言われたくないといった気持ちの現れでしょうか・・・

今回お電話することによって、
H様は、実は血糖を上げやすい甘いものが過剰気味であるということや
どんな気持ちで食事療養に対する取り組んでおられるのか、など、
現状を把握することはできました。

しかし、このままではいけません!!!
これからは、まずはご本人様に、合併症の恐ろしさについて理解していかなければなりません(現在HbA1c8.0!!)。
家族様にも今の食生活の問題点についてお伝えしていかなければなりません。

いずれにせよ、H様に対する目標は、
きちんと耳を傾けていただくことです!
次の血液検査の日程は把握できたので、それに合わせて、またご連絡させていただこうと思います。


お客様をフォローさせていただく中で、
どのような聞き方をすれば答えていただけるのか?
日々試行錯誤する毎日です。

失敗することも多いですが、失敗から学びを得られるように
私も一歩一歩歩んでいきたいと思います!

はーと&はあと 管理栄養士 寺田満里子

このブログを購読する

9人の管理栄養士プロフィール

  • 山村 豊美「」
  • 大都 宏子「」
  • 島田 天心「」
  • 松政 千佳子「」
  • 宮川 曜子「」
  • 辻本 実希「」
  • 柴田 満里子「」
  • 藤本 祥代「」
  • 小山 祐子「」