こんにちは!
めでぃ京都の寺田です。
GWも終わってしまいましたね。
皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか?
私は鳥取砂丘へ行ってきました♪
広い砂丘を裸足で走り回り、リフレッシュしてきました~☆
これからまた気持ちを入れ直して毎日を過ごしたいと思います!(^^)!
さて、先日お会いしたご利用者のお話しです。
82歳、男性、独居、腎不全を持ちのS様。
足腰もしっかりされており、理解力も高いお方です。
約2年前に病院の管理栄養士様から、
男性の一人暮らしは食事療養の継続は難しいので…
ということではーと&はあとを紹介されたのがきっかけでした。
『一時透析になるかもしれないと医師から言われていたんですが…
おかげ様で体調がこれ以上は悪化せず、落ち着いています。
まあ、相変わらずよくはないですがね…』とS様。
約2年前の新規訪問時の食事の指示は1800kcal、たんぱく質40g 塩分制限6g以下でした。
はーと&はあとの食事で腎疾患の方にお勧めしている塩分・蛋白質調整食では
1800kcalのものだと蛋白質が55gになってしまうため、
1400kcalで蛋白質40gの食事をお届けし
間食で低蛋白質・高カロリーのものをとっていただくことになっておりました。
(残念ながらS様はこのことをすっかり忘れておられました。)
2年前とご病状が変わっているかもしれないと思い、
最近の病院の先生や管理栄養士から指示をお伺いすると、覚えていないようで。
さらには血液検査データも見当たらなく、確認することができませんでした。
次回病院の先生や管理栄養士から食事に関する指示がでたら教えていただくようお願いし、
前回の指示と変わっていないことを前提にお話しをお伺いさせていただきました。
朝はパン食、牛乳1本程度、昼は市の配食を、
そして晩ご飯に毎日はーとの食事を食べておられます。
朝食で食べているパンはアンパンやクリームパンなど菓子パンが多い様子。
2年前の時点で蛋白質40gと制限が出ていたので
(通常1800kcalの指示ならば蛋白質75g程度)
朝食では出来る限り蛋白質を控えていただかなければなりません。
(薬を確認する限りでは糖尿病は発症していないようでした)
あんやクリームには食パンに比べて蛋白質が多いので、
食パンやクロワッサンやバターロールがおすすめです!
カロリーもとっていただきたいので、無塩バターやマーガリンをたっぷり塗ってはちみつをかけて食べていただくとよいですよ!
牛乳も蛋白質を多く含むので、できれば紅茶で薄めてミルクティーにしてはいかがですか?
など、朝食のアドバイスをさせていただきました。
『なるほどなるほど~。全然気にしていなかったですわぁ~』とS様。
そのくらいなら出来ると頷いてくださいました。
とその時、S様がいつも昼食で頼んでおられる配食弁当が届きました。
S様から『この弁当の中身もちょっと見てくださいな』と、
1か月分の献立も一緒にみせてくださいました。
カロリーは550~650kcal、塩分は2.0~4.0g、蛋白質も20~35gと日によって様々だったので、
まず第一に塩分に注意すること。
塩分が3g以上ある日は汁物を残していただくようお伝え致しました。
また、蛋白質もとりすぎると体に負担がかかるので、
肉や魚や大豆製品など蛋白質が多い日はメインのおかずを2/3程度残すことをお伝えしました。
いつも残すのではなくで、あくまでも献立を見て、塩分、蛋白質が低い日は全部たべてくださいね~!!
最後に、カロリー不足にならないよう、カロリーアップにお勧めのゼリーもご紹介させていただきました。
今回の訪問では、S様が実際食べている他社の配食弁当を拝見することができたので、
それに合わせて今後の食事の話ができました。
こういうところが『訪問』の良さですよね☆
S様はとても理解力ある方なので、
ところどころ『なるほどね~』頷きながら話はよく聞いてくださいました。
でも、どこまでちゃんとできるか… と不安気な様子。
一度にたくさんのことをお伝えしても、
ご利用者様が一度にいろんなことを改善することはなかなか難しいことです。
ましてや長年培ってきた食生活を変えるのは本当に難しい…
だからこそ、困った時、不安な時に相談に応じることができる存在でありたいと思っております!
そして実際に行動を変えられるアドバイスができるよう、サポートしていきたいと思っています!
食事療養は、はーと&はあとの食事がすべてではなく、
それ以外で何をどのくらい食べるのか、大切になりますからね~!!
はーと&はあと 管理栄養士 寺田 満里子