食事療養のサポートを現場から発信

利用頻度の見直しを。

こんにちは めでぃ京都の寺田です!
きれいに咲いていた桜もちりはじめ、また季節の移ろいを感じる今日この頃です。
最近は雨がちらついていますが、
今が一番暑すぎず寒すぎずの過ごしやすい気候だなと感じています。
バイクに乗るのも今は楽しみの一つです☆

さて、先日糖尿病をお持ちのS様の旦那様からお電話をいただきました。
「血液検査の結果が悪化してしまって…。
担当の医者から、配食の頻度を減らしたら?と言われたんです。
相談に乗ってもらえませんか?」と。

S様は、栄養コントロール食を毎日昼食、夕食とご利用していただいております。
それでもご病状が悪化しているということは、いろいろな可能性が考えられます。

今お届けしているお食事がS様に適していないのか?
朝食でバランスが崩れていたり食べ過ぎていないか?
三度の食事以外に何か食べているのか?
食べる時間が乱れていたり、早食いになっていたり…など食べ方に問題はないのか?

原因を探るために、S様宅をご訪問させていただきました。


最近、食生活に変化するようなことはあったのですか?
とお伺いすると、
年明けからお餅入りのお雑煮を食べておられたとのこと…。

「出汁をたっぷりとった汁にほんの少しお醤油を加えてお野菜をたくさん入れるんです。お餅は一つだけですよ。」

はーとの食事に加えてお餅を食べているのなら
血糖上昇に影響する炭水化物を食べ過ぎているのかもしれない?
そう思い、続けて話をお伺いしてみました。

ところが…

S様は、糖尿病の食事療養をきちんと理解されておりました!

お餅一つ食べたらその分ご飯を半分に減らしているそうです。
さつま芋やじゃが芋は血糖を上げるご飯と同じ仲間であることも理解しておられ、
食べないように心がけておりました。

さらに、
問題は時々食べるお煎餅かもしれない…と
ご自身で 問題点に気づいておられました。

しっかり勉強されているんですね!
感心です☆

といえども 検査結果や体重が悪化しているのが現実…
本当はお煎餅以外にも、実は食べている“何か”があるのかもしれません。
私の力不足か、これ以上の話を聞き出すことができませんでした。

S様は、主治医から提案があったように
はーとの食事の頻度を減らし自分で用意したいと思っておられるようでした。

S様はご高齢ですので、
配食の頻度を減らし血糖コントロールが悪化しないか不安ではありますが…
自分でやってみたいというS様の気持ちを大切にし
夕食はご自身でご用意していただいて1か月後の血液検査まで様子を見ていただくことに
しました。

もちろん夕食をご用意していただく際のアドバイスもさせていただきましたし、
利用頻度が減っても、引き続きサポートさせていただきますのでご安心ください☆


食事療養は、はーと&はあとの食事がすべてではありません。
配食以外のお食事のアドバイス、ご提案をさせていただくために
担当管理栄養士がいるのです!

まだまだ自分の力不足を実感する毎日ではありますが
一人でも多くの利用者様のお役に立てるよう
聞き出す力、伝える力をもっともっと磨いてきたいと思っています!

はーと&はあと 管理栄養士 寺田 満里子

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