柴田満里子のブログの最近のブログ記事

こんにちは!めでぃ京都の寺田です。
今日は天気のよい休日!
神宮丸太町付近に用事があり電車にのったのですが、
時間に余裕があったので
一駅手前で降りて、歩いてみました☆
鴨川を眺めながら京阪三条~神宮丸太町をぶらりと散歩。
水辺が好きなので、歩くだけでリラックス効果ありでした☆

さて、今日向かった先は、京都栄養士会の勉強会でした。
テーマは 『栄養アセスメントについて』。

『栄養アセスメント』とは、
身体計測・臨床検査・生化学検査・食事摂取状況などから得たデータに基に、
栄養状態を評価することです。

検査項目においてはどのような項目に注意するべきか、
患者様の状態を見るときはどのような点に注目すべきかを
病院の管理栄養士の視点で説明してくださいました。

体重減少がみられる場合、いつからなのか?
下痢、嘔吐、発熱、悪心はあるか?
皮膚や爪、髪の毛の状態はどうか?
脱水や浮腫、褥瘡、嚥下困難はあるか?
原因は何か?
・・・
講義の内容を全部説明すると書ききれなくなるので、省略させていただきますが
症状を見つけるだけではく、
なぜそのような症状になっているのか?
原因を掘り下げて考える事こそが必要。
そして、患者様の状態は日々変わるもの。
変化に応じて、きちんと評価していくことで
低栄養リスクや過栄養のリスクを減らすことができると教えていただきました。

栄養管理はすべての治療の基本。
医師でも看護師でもない、管理栄養士だからこそできることはたくさんある。
他職種と十分に連携のとれる知識と経験がもっともっと必要だなと感じる講義でした。

今は、昔に比べ病院の入院日数が短くなり、
『病気の完治』ではなく、『治療の目途が立った段階』で
退院を余儀なくされています。

それはつまり、在宅での栄養アセスメントの重要性が高まっているということだと思いました。


もっともっと勉強が必要です☆
頑張ります!


はーと&はあと 管理栄養士 寺田満里子

こんにちは。めでぃ京都の寺田です。

今年のお盆にお休みをいただき、北海道の実家に帰省しました。
北海道は涼しかった!!!
涼しいというか、寒いくらいでした・・・(><)
私が帰省した時期は天気も悪く、ちょうど寒かったようで気温が22~25℃程度。
関西との気温差は10℃以上ですよっっ 
気温差以上に湿度の違いにも違和感を感じました。
同じ日本とは思えません!
気温の変化で風邪をひかないように体調管理には気を付けようと思います♪

さてここ最近、ご利用者様のご入院先の病室にて新規訪問をすることが続いております。
今日は、先日病室にお伺いした新規のご利用者様のお話しです。

約1月ほど前に体調が悪化し入院となり、
2週間前から透析開始となった方。
退院後すぐにお食事をお届けできるように、
ご病状の確認や食事確保に関する状況など
お伺いさせていただきました。

『透析になり、退院後の食事が不安で不安で・・・
どうしたらいいでしょうか。
配食は朝昼晩すべてもってきてくれるんでしょうか・・・』
か細い声で、何度も何度も同じ質問を繰り返されました。

担当のケアマネージャー様からは
金銭面や食事支度の能力を踏まえ、
まずは夕食のみでとのご意向あったので
まずは夕食のご利用からスタートさせていただくことを
ご提案させていただきましたが、ご本人様はとてもご不安なご様子。

「朝と昼はいったいどうしたらいいのでしょうか。
食事はないし、何もできないし、いったいどうしたらいいのでしょうか…」
と何度も何度もご不安なお言葉を漏らされておりました。

病院で担当されていたケースワーカー様も一緒に同席してくださったので
この方のご様子をお伺いすると、
この方は、自分で買い物も行けるし、調理もできる。
ただ、今は自分では何もできないと思い込んでいるところがあると
教えてくださいました。

ご不安な気持ちが強すぎて、話を受け入れにくい精神状況ではあったので
とりあえずご退院後の食事の注意点として、
塩分と水分、リン、カリウムなど注意すべき点を簡単にお伝えし
退院したら、ご自宅にも訪問させていただき、
担当ケアマネージャー様と一緒に、
配食以外のお食事のこともアドバイスに伺うことをお約束させていただきました。

その後無事退院されたので、昨日この方のご自宅に訪問させていただくと、
やはり病室では確認できなかったことがたくさん見えてきました。
病室でこの方は「おでんのレトルトがたくさんあって、そればかり食べている」と
おっしゃっていたのですが、実際に確認すると、
腎疾患の方向けの特殊食品のレトルトおでんでした。
その他、マクトンゼリーやマクトンオイルがありましたが
腎疾患ではない旦那様も一緒に食べていたりと
特殊食品ご利用の意味も把握させていませんでした。
ご本人様が特殊食品であるという認識がなかったので
実際に訪問しないと、気づけないことでした。

病院での新規訪問は、
ご入院中のご様子を看護師様から伺うことができたり
ドクター指示、血液検査や服薬状況などを確認しやすい環境というメリットがあります。
しかし、ご利用者様の状態によっては、
ご自宅での普段の生活のご様子を把握しにくい場合もあります。
退院後すぐにお食事をご用意させていただくことも多いので
病室での新規訪問はこれからも増えてくるのではと思っています。
病院だから確認できるメリットもきちんと生かし、
かつ、ご退院後のご自宅での生活をご入院中にもきちんと把握できるよう
もっともっと腕を磨きたいと思います!!

管理栄養士 寺田満里子

こんにちは。
めでぃ京都の寺田です。
8月に入り、これからが夏本番ですね!
トマト、なす、キュウリなど夏野菜が非常に美味しいと感じる今日この頃。
旬の野菜は特に栄養価が高く美味しいので
毎日の食事に積極的に取り入れていきたいですね!

さて、6月にお食事を再開されたT様。
以前は慢性腎不全でしたが、この6月から透析が始まりました。
昼食は、はーと&はあとと他社の配食、
夕食は毎日ヘルパーさんが来て食事を用意しています。
透析前は蛋白質35gというかなり厳しい制限だったので、
透析になって、蛋白質制限はどうしたらよいのかヘルパーさんがわからなくなっているとケアマネージャー様より相談をうけました。

『食事のことならお任せください♪』と
T様をご担当されているヘルパー様を集め、
T様の食事療養の勉強会をさせていただきました。

まずは、普段の調理の様子を伺うために
冷蔵庫の中を見せていただくと、
1つ15g程度に小分けされた肉、魚を発見!
普段はこれを2つ分、つまり30g程度を使って主菜を作っているとのこと。

これでは蛋白質が不足してしまいますし、
カロリー不足の原因にもなりかねます。

ですから、1つ15gではなく、25gに小分けして、2種類使うこと。
つまり、蛋白質は1食50g程度を目安に肉、魚を使っては?と提案させていただきました。

また、食事記録を付けておられたので、確認すると、
煮焚き物に偏っておられました。
ですから炒め物、揚げ物、焼き物も使ってバリエーションを増やしては?とお伝えすると、
『肉や魚も一度茹でてから調理するって聞いていたので…』との答えが!!

おそらくカリウム制限の事だろうと思い、
カリウム制限についてもどう認識されているのか確認すると、

『とにかくなんでも茹でる必要があると思っていたので・・・』と。

カリウムは、水に溶け出る性質があるので、
茹でこぼすと食べにくい食材はなるべく細かく切って流水にさらすこと、
肉や魚は、食べ過ぎないことでカリウム制限になること(リンの制限にもつながる!)
生果物は食べないで缶詰の果物にすること(汁はすててくださいね!)
を実践し
なるべくT様が満足できるように、
献立によって茹でこぼしと流水にさらす方法とを使い分けるようお伝えしました。

また『揚げ物はなるべくやめた方がいいとおもっていたんですけど…』
とのと質問をいただいたので、
カロリー摂取の必要性と現状はカロリー不足の可能性が高いことをお話しさせていたきました。
T様も揚げ物がお好きなようですので、揚げ物やごま油を使った料理もご提案♪
蛋白質があまり多くない間食もご紹介すると、
食べられるものが多くなったことに対して、T様も少し嬉しそうにされていました。
これからが楽しみですね!


T様のヘルパー様は、T様が慢性腎不全の頃から食事療養にかなり真剣に取り組んでおられたので、“制限すること”が先行しすぎてしまったようです。
ヘルパー様にとって、食事療養が必要な方への調理はとても難しく大変なことです。
でも調理方法があっているのか確認したり、普段の疑問を解消する機会が
とても少ないのでは?と感じました。
これからはご利用者様のヘルパー様が困っておられないか、
耳を傾けてみようと思いました。


今回の自宅勉強会は、ヘルパー様が普段感じておられることを聞くことができましたし
ヘルパー様が実践につなげやすい方法を一緒に考えながら話ができたので
とても貴重な機会でした♪

これからももっといろんな場で活躍できる管理栄養士を目指して、
今日も頑張ります(^_^)/

はーと&はあと 管理栄養士 寺田 満里子

こんにちは。めでぃ京都の寺田です。
夏真っ盛りだというのに猛暑日は避けており
気持ち少しだけ過ごしやすい気候。
このまま続いて欲しいですね!

さて、4月に担当者会議に参加させていただいたM様のお話です。
平日はヘルパーさんが食事の用意をされ、
日曜日のみはーと&はあとの食事を利用しております。
M様は要介護4でほとんどベッド上で生活されておりますが
糖尿病性腎症のため透析回避を目指し
ケアマネージャー様、訪問看護様、ヘルパー様など介護スタッフの方々が
食事療養に力を入れておられます。

3か月がたち、フォロー訪問をさせていただきました。

今回は担当者会議ではなく単独での訪問予定でしたが、
家の中からガヤガヤと賑やかな声が…
家の中に入ると 訪問看護様、ヘルパー様が訪問中の所でした。
ご本人様はバイタルチェック中、ヘルパー様は調理中…
とても忙しい時に訪問してしまったようで
また出直そうかと思っていると、
ヘルパーさんから、
『食事のことで相談に乗ってください!』と声をかけてくださったので
そのまま様子を教えていただくことにしました。

肉の量はこのくらいでよいのですか?
カレーやハヤシライスを時々作っているのですが
ルーはどのくらい使ってよいのですか?
サラダはこんな形で毎日用意していますがどうでしょう?

M様は蛋白質制限、塩分制限が必要な方。

このヘルパー様は最近M様の担当になったばかりだったので
一食分の目安量が正しいのかどうか不安に思っておられたようです。

料理の実物を確認させていただき、
冷蔵庫、冷凍庫の中も見せていただくと
肉や魚の1食分を30g程度にわけてあったり
減塩の工夫をきちんとされている様子が伺えました。

確認させていただくことで安心されたようです。


訪問看護様にもM様のご様子をお伺いすると、
血糖値はとても安定されてきたが
体重が増えていることが今の問題点だと教えてくださいました。

食事記録を見てみると
昼ごはんが麺類など簡単なものになりがちで、バランスが崩れておりました。
ヘルパー様によると『昼は夜用に作っているおかず(煮物などが中心)の残りを少し食べる』と教えていただいたので
塩分や糖分の摂り過ぎにつながる可能性を考え、
生の野菜サラダを追加していただき、マヨネーズで食べていただくことをお伝えしました。

それぞれが思う問題点や解決策について話しあった結果
『M様は最近ようやく間食をやめることができるようになったところだから、次はバランスを改善することと塩分を引き続き控えていくことで様子を見ましょうか』
ということでまとめ、訪問を終えました。


M様宅を訪問させていただいたときは、忙しい時に訪問してしまったかなと思いましたが
結果的に、訪問看護様、ヘルパー様とお話しすることで
最近のご様子をより確実に把握でき、いろんな視点から解決策を考えることができ、とても充実した訪問になりました。


他のご利用者様のフォロー訪問をする時
ご利用者様の状況をうまく聞き出すことも多々あります。
今回の訪問は、
ケアマネージャー様はもちろん、訪問看護様やヘルパー様など
いろいろな方から情報収集をしながら
ご利用者様のフォローをしていきたいと改めて感じるきっかけとなるよい訪問になりました!
今日もまた、がんばります☆


はーと&はあと 管理栄養士 寺田満里子

こんにちは。めでぃ京都の寺田です。

今日も暑いですね!
ようやく梅雨が明けたといううれしさとともに、
もうすでに厳しい真夏の訪れに少し戸惑いをかんじています。
夏の暑さに負けないよう、しっかり食べてパワーをつけようと思います☆


さて、先日に退院時カンファレンスに参加させていただいた腎疾患をお持ちの方のお話しです。
ご入院中に透析用のシャントを作られ、いつでも透析できる準備はされておりますが
とりあえず透析をしなくても大丈夫な状態までに回復されておられます。
独居で、歩行もやや困難な方なので、
ご自宅での生活に他のスタッフも心配のご様子ですが
できるだけ透析が回避できるよう
朝食はご自身でご用意していただき、
昼食は市の配食(減塩食)を利用、夕食をはーと&はあとの食事をたべていただくことで退院後の生活を過ごしていただくことになりました。

もともと欠食する傾向もあった方なので、
朝ご飯をきちんと食べれるかどうか心配でした。
毎日ヘルパーさんが入られるとのことですが、
少しだけ認知症もおありだったので、
配食時にも必ず『お薬飲んでくださいね』『ちゃんとお食事召し上がってくださいね』と声掛けをさせていだくことで
飲み忘れ、食べ忘れを防ごうということになっていました。


さて、自宅での生活が始まり、配食も始まり1日目。
『味がない、おいしくない、やめたい』
と連絡がありました。
急いで本人様に電話をかけさせていたきましたが、『こんなもの食べたくない』と一点張り。

この方は配食なしでは生活が難しいですし、腎臓に負担をかけないためにも
しっかりとお食事をとっていただかなければなりません。

翌日、本人様に会って説得するためにご自宅に訪問させていただきました。

ちょうどお昼の時間だったので、机の上には昼の他社様の配食があり、ぼんやりと眺めておられました。
『こんな味ないもの食べるくらいなら死んだ方がましだ。なんでこんなもの…。勝手に自分で調味料かけてたべてるわい。もう帰ってくれ』
ととてもご立腹。話を少しも聞いてくださいません。

とにかく、配食をやめてしまってはどうしようもないと思い、
マヨネーズやケチャップを小さいスプーン1杯までにしてくださいねと
塩分の少ない調味料の目安をお伝えをさせていただきました。

本当は塩分は極力控えていただきたいので、調味料を足すことは本当はやめていただきたいのですが、
調味料の目安をお伝えしたことで、少し気持ちが落ち着かれたようです。
お気持ちを話し始めてくださいました。

自分では何が良くて悪いのかわからんとおっしゃっていたので
おそらく気持ちが混乱されていたのかなと感じました。

ですから引き続き冷蔵庫の中を拝見させていただき、
食欲のない時に食べていただきたいもの(ゼリーがあったので、1日2個程度)や
食事に追加しても大丈夫なもの(香辛料系)
をお伝えさせていただきました。

とにかくたべてくださいねと強くお伝えし、ご自宅を後にしました。


その後きちんとたべてくださっているかなと心配だったのですが
昨日『食欲がないから食べれない』と、食事のキャンセルの連絡がありました。
配送員によると、顔も赤くされて、ベットで寝ておられ、さらに一日何も食べていない状態だとのこと。

担当のケアマネージャー様にそのご様子をご報告させていただきました。
すぐに様子を見に行くとのことだったので、
とりあえず、ゼリーだけでも口にしていただくようにとお願いいたしました。


本日、またケアマネージャー様から連絡が入る予定です。
その後、私もご本人様へご連絡させていただきたいと思っています。

腎疾患という食事制限が厳しいなか、
エネルギー不足にならないようなんとか食事をとっていただきたいです。

ご本人様を説得できるだろうか、少しでも食べていただける提案ができるだろうかと
不安な気持ちですが、
ご本人様のご体調が少しでもよくなっていただきたいという気持ちを
精一杯お伝えしようとと思っています。

はーと&はあと 管理栄養士 寺田 満里子

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