松政千佳子のブログの最近のブログ記事

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。
梅雨があけて本当に暑いですね。

ある利用者様から検査表が配送員経由で届きました。
今回はどうかな!?とドキドキしながら開けると維持できてました。
よしよし!
慢性腎不全、80歳代、男性、T様。奥様と二人暮らし。
はじめは、厳しい制限をしなくてもよいということで、担当医からの指示で制限がなく普通食の健バラでスタートした方です。
一時期にクレアチニンが上がったことがあり、担当医から制限の指示がでて、栄養コントロール食に切り替え、もう一年以上になります。
一年前は、塩分の多い食品の加工品や汁物の摂取が目立ちましたが、今ではほとんどありません。
そのためクレアチニンも上がる前の数値、1.8~2.0を維持してます。
担当の先生が、病状の変化があった時に直ぐに食事制限の指示を出してくださり、食事療養に取り掛かれたのが現在の病状維持に繋がっていると思います。
また、担当のケアマネージャーさんや訪問看護の看護師さんも協力的でみんなでT様の状態を共有しています。
このような職種間連携は本当に大切だと思います。
そして特に在宅ではこの周りのサポート者の連携というのがその方の在宅生活をいかに長く過ごせるかの鍵になると思います。
まだまだ連携が不十分に感じることもあります。
しっかりと周りの方と連携をして、その方の在宅生活をバックアップしたいです。

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自宅のマンション壁に羽化したばかりのセミがいました。
羽がまだ透明で、すぐ横に抜けガラがありました。
セミは羽化後、短い命だそうです。
思わず「がんばれ!」と言ってしまいました。

はーと&はあと管理栄養士 松政千佳子

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。

先日配送員から報告がありました。
「カリウムのHがなくなったそうです!」と。
なかなかカリウム値が下がらなかった方です。
80歳代、男性、人工透析、要支援、奥様と二人暮らし。
耳がちょっと遠めのE様。

もともと、奥様が食事支度ができなくなり、このままでは、奥様が食事を食べなくなるとのことで息子様が心配され、スタートしたのがきっかけです。
でも、E様も透析治療を受けておられて、食事を気を付けないといけない方。
しかし、息子様曰く「親父は、なんとか自分で確保してきて食べてますから大丈夫ですよ。」と。
そう、コンビニのお弁当や近くのファミレスで大きなステーキなどを食べておられました。
確かに、食べておられるのですがね・・・・
コンビニの食事や外での食事は、どうしても塩分が多くなりむくみの原因になってしまいます。
また、タンパク源も多いため、リンやカリウムにも影響します。

ということで1日1回でも調整された食事をということで、一緒にスタートしたのです。
透析日は、その病院が用意してくださる食事を召し上がっておられます。

E様自身も、検査値とにらめっこしてくださいます。
特にカリウムについては、先生にも言われるからでしょう。
どの数値よりも敏感です。
だから、カリウムの多い果物や生野菜はしっかり、注意されています。
そのため、今回の検査値が良かったのかと思いますが、

ただ、奥様が残される健康バランス食をつまみ食いされることが多い・・・
奥様は、小柄でもともと食が細く、食事量にムラがあります。
全量摂取ができない場合は、バランスよく食べていただかないと栄養不足になります。
そして、残されたものを全部E様が召し上がられると・・・
いつもいつも伝えてます。

これからも改善していきたいところです。
どうすることが一番よい方法なのかも思案中です。
一度にとはいきませんが、お二人の食生活を見守りながら、ご夫婦一緒にサポートしていきます。

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先日休みに淡路島に行ってきました。
蛸懐石を食べました。とにかくタコ、タコ、タコ!
噛んでばかりで少し疲れました。
途中でちょっと違う料理にしたらよかったか後悔。でも新鮮で美味しかったです♪


はーと&はあと 管理栄養士 松政千佳子

こんにちは、京都管理栄養士松政です。
梅雨なのにあまりムシムシしてないのは嬉しいです。
先日なんて、雨が降って寒いくらいでした。
こんな梅雨時期は、雨だからと運動習慣が減り、「あー体重が・・・」「あー血糖が・・・」とおっしゃる方が多いです。

さて、クリニックでのお話。
血糖コントロールがうまくいかないとのことで転院されてきたT様。
40歳代、女性、糖尿病、脂質異常症。専業主婦。
この方の目標は薬を減らすこと。
でもなかなかそれは難しいと言われていたと。
でも先生は「一回薬を減らすので、その代わり食事療養をしっかりしなさい」とのことで栄養指導がスタートしました。
T様は、その「薬が減るかもしれない」いうことが、とても嬉しかったようです。
だから頑張りたいと。
その分、栄養指導にも力が入ります。
料理好きでお菓子作りも大好き。
ロールケーキやホールケーキもよく作り、家族みんなで食べていたと。
本人様にも色々問題はあるのですが、その前にやる気スイッチが入っていなかった。
栄養指導も何回か受けたことがあるけど、頭に入ってこなかったと。
やっぱり、本人様の意識の変容が大切です。

今回、先生がこの方のやる気スイッチをオンにされました。
だからなんとしても結果を出したいんです。
私たち管理栄養士がやる気スイッチをオンにすることも多いです。
そしてなかなかオンにならない人もいます。
やる気スイッチはその方、一人一人によって違います。だからこそ、その方のやる気スイッチを見極め、できるだけ早くオンにしたいと思っています。

体のどこかにスイッチがついていると分かりやすいんですけどね・・・


はーと&はあと管理栄養士 松政千佳子

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。
6月に入り日差し強くなってきました。もう梅雨ですし、
節電の夏、今から暑さに慣れていこうと思います。

余談ですが、先日、ちょっと「お~っ!」と思ったことがありました。
それは、先月の電気代です。1484円でした。なかなかでしょう!
今までの最低を記録しました!
結婚後、「1人暮らしの時と意外と変わらないな~」と思い、最近のエコ家電のすごさを実感していたのですが、冬を過ぎ、暖房などを使わなくなったのと、今月は休日も外出することが多かったためか、こんな結果に。どこまで記録を伸ばせるか頑張ろうと思います。

さて、今月で利用1年になる利用者様。
80歳代、女性、糖尿病性腎症のS様。
S様の話を通し、水分管理の大切さをお伝えしていた方です。
去年の6月、退院後に利用が始まったのですが、秋から冬にかけて入退院を繰り返しておられました。
病院でもなかなか病状が安定せず、何が原因だと先生も首をかしげてしまった方です。
一つの原因は、水分管理、服薬分の水を水分量と入れておらず、水分オーバーに。
あと、食事の残食が多かったことも原因だったと思います。
しかし、年明けに退院されてからは、食事も全量摂取を目指し(娘様が管理)、水分についても気を付けておられます。
その結果、その後の入院はありません。また、Creが2台になり、5月は2.3でした。
体重管理もできてきます。
ちゃんと計算されコントロールをされた食事でも食べていただけないと意味がありません。
特に高齢者の方は体調や精神的なことなどで摂取量が変わることがあります。
S様の場合は好き嫌いだったのですが・・・
そのため食べれていないとなると何が原因なのかを確認することが大切です。
制限よりもまず食べていただくことを優先することもあります。
一緒に原因を探し、しっかり食べていただけるようにサポートしたいです。
管理栄養士が毎回利用者様の所に行き、摂取量を確認することはできないのですが、その代わりに配送員が声かけさせていただきます。
残す量が多くなった場合は一言伝えてください。
より長く在宅で過ごしていただくためには、やっぱり、食事が大切です。

先日ならまちに行ってきました。
あるお酒の蔵元で試飲をさせていただきました。
グラスを購入すると5種類試飲させてもらいました。
おまけに奈良漬試食もできる。
グビグビと飲み、いい気分になりました。


はーと&はあと 管理栄養士 松政千佳子

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。

50歳代、女性のお話。
はーと&はあとを利用され、もう10年近くになるT様。
糖尿病で自分ではなかなか食事がうまく作れないからと夕食を利用されています。
現在のHbA1cは5.7、最近自己ベストを更新中。
インスリン注射をされていたこともありましたが、現在は薬でのコントロールに変わっています。
薬なしでのコントロールを目指しておられます。

運動も頑張っておられ、毎日1万歩は歩いておられます。
甘いものも多くならないようにと自分でコントロール。
そんなT様もこの10年間、順調に下がってきたわけではなりません。
HbA1cが8%ぐらいになり、不良状態になったこともありました。
その時は、確か、アイスクリームにはまってしまったことが原因でした。
運動を全くやめてしまわれたこともありました。
そんなT様は、今はコントロールは良好です。

ただ、最近気になるのは、朝昼のバランスの悪さ。
野菜不足が目立ちます。
朝はパン、ヨーグルト、果物。昼も面倒だからとうどんを外で食べる。
家の隣にパン屋ができたからと少し菓子パンをつまんでしまうこともあり。

いくらコントロールがいいからといって、バランスが悪くてはいけません。
野菜類はビタミン、ミネラル、食物繊維の補給源としてとても重要です。
ご飯、肉、魚など糖質、タンパク質、脂質などの三大栄養素が、体の中で十分に力を発揮するために、少量でも重要な役割を果たします。
そのため、主食、主菜、副菜を揃えてることが大切なんです。
そんなことを普段の世間話も交えながら、T様とお話ししました。
「わかっているんだけね・・・」とT様。「気を付けます」と言ってくださいました。

T様はそうではありませんが、「コントロールさえよくなれば、何を食べてもいいでしょう!?」という考えの方がたまにいらっしゃいます。
検査の数値にこだわるあまりに、食事量を急激に落としたり、バランスが悪かったり。
先日もクリニックで野菜ジュースのみにしているとおっしゃった方がいました。
一時的コントロールや検査値が良くなったとしても、長い目で見ると決して良いとは言えません。
きっとまた元に戻るでしょう。
食品、食材の持つ意味などもちゃんと説明し、自分の頭で考えてもらえるように指導していこうと思います。


はーと&はあと管理栄養士松政千佳子

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