松政千佳子のブログの最近のブログ記事

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。

先日、喉のあたりに口内炎ができてしまいました。
とても痛いんです。
何を食べても痛いため、食べるスピードが急激に落ちました。
すると、少しでお腹がいっぱいになることを改めて実感。
やっぱり、ゆっくり食べることは食べ過ぎ予防になり、大切だな~と。
日ごろ、利用者様や患者様に「ゆっくり、よく噛んで!」と伝えてますが、
もっともっと伝えていこうと思いました。
皆さんも意識してください。

クリニックの患者様のお話。
糖尿病、50歳代、男性。今回初めて糖尿病と指摘されました。
初回は奥様と一緒に栄養指導を受けていただきました。
海外出張が多く月の半分は出張です。
飲み会なども多くアルコールが大好きです。
野菜不足で、油物、甘いものの摂取も多かったです。
二回目の栄養指導では、スマートフォンのあるアプリを利用されてました。
自分の食べたものを入力するとカロリー計算してくれるアプリです。
一日量が先生からの指示量になるように調整されていました。
野菜もしっかり食べることも意識し、海外でもカロリー計算。
奥様もとても協力的です。
その結果、HbA1c8.4から7.0へ。
上手くこのようなアプリを利用されると栄養士の立場はないなと思いましたが、食事内容を確認すると、カロリーは帳尻が合っていてもバランスが悪く、一食のカロリーが極端に高かったり低くかったりしたため、注意する点はたくさんありました。
引き続きカロリー計算をしていかれる予定です。
機械化が進む世の中です。上手く使ってもらうのは大賛成!
でも、まだまだ負けないぞと機械にはない、手動の部分を私の役割とし、飽きない栄養指導を目指します。

はーと&はあと管理栄養士 松政千佳子

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。
GWですね。みなさんどこかにおでかけ予定は?
新緑のいい季節で、せっかくの休みなのに、何の予定も立っていない私。
これではいかんとただ今思案中。

さて、先日の栄養指導でのお話。
40歳代、女性、高血圧症、糖尿病、肥満。
健康診断で血圧が高いとのいうことで受診。
健康診断の表では血糖値も高い状態だったため、Drから再度血液検査を指示さされ、
検査すると、HbA1cが8.0%。

結婚後、出産後に体重が20㎏増加。
自分の体型にうすうす気づいていたが、妊娠の時に少し血圧は高いが他の異常はなかったため、「大丈夫」と自分に言い聞かせ、見て見ぬふりをしてきたと。
パートはされていましたが、今まで健診を受けたことはなく、最近、パート先が変わったことで健診を受けないといけなくなり発覚。
食事内容を聞いてみると
朝は菓子パン、食パンの時はバターやジャムをたっぷり。飲み物は果物ジュース。
昼はパート後、家に帰ってで、カップ麺や夕食の残り。それだけでは足りないので菓子パンを2個ほど。そして、食後におやつを食べてすぐ昼寝。
菓子パンをよく食べるのは、パン屋さんでパートしていると。
夕食は、小学生の息子さんがいることもあり、魚より肉で揚げものが多く、ご飯もたっぷり。めん類やこってり系のパスタも大好物。
そして、夕食後にも必ず、プリンやケーキなどのデザートを毎日。
週末には家族で外食や友人とバイキング。食べなきゃ損ということでお腹いっぱいまで食べるとのこと。
最近は、健康ブームでテレビなどのマスコミでダイエット企画なども多く、こういった典型的な生活習慣病まっしぐらの食生活をしている人は減ってきているかなと思っていたのですが、まだまだなんだと実感。
でも、この方にとってはよかった。不幸中の幸いです。
旦那様にも、今わかって本当に良かったと言われたと。
1週間後に再受診があったため、再度栄養指導もしたのですが、家では家族会議をされたそうで、ご主人様、息子様も協力してくださっているようです。
病気の怖さについてお話はしましたが、お菓子が大好きで、食べることが大好き。大変なことからは目を背けてしまわれる方です。
食生活、生活改善はこれからなのですが、「あの時は、怖い食生活をしていましたね~」と笑い話になるぐらい、ご自分でコントロールできるまでになってほしいと思います。
はーと&はあと管理栄養士 松政千佳子

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。
鴨川沿いの桜は、まだ散りきらずに、お花見客を楽しませています。
楽しそうなひと時を過ごされているのをバイクで通りながら見ると、なんだかほっこりします。


先日、ある利用者様から停止のご連絡がありました。
カスタマーが受けた時には、停止の理由は聞けず・・・
「なんで!?なんで!?」と「何かあったのかな!?」」「こちらに不手際でもあったかな!?それとも入院!?」と不安になり、すぐメールをしました。
40歳代男性、腎機能低下のため、会社での食事にと当社のお食事を会社にお届けしています。
長い間食事療養を実践し、腎機能を維持しておられます。
定期的に検査結果を見せていただいています。
早い段階で食事療養に取り組んでいただいていることもあり、血液検査は、正常値内です。
お仕事で忙しいこともあり、本人様とのやり取りはいつもメールです。
検査結果を確認し、注意点があれば、お伝えしております。
簡単なやり取りではありますが、このやり取りが当たり前のようになっていたので、突然の停止の連絡にビックリしました。

確認すると、ちょっとお怪我をされ、しばらく休職されることになり、実家に帰って自宅療養されるとのこと。
「何も伝えず心配かけてすみませんでした」と言ってくださり
「はーとさんの食事と食生活のアドバイスは、私の生活にとって欠かせないサービスです。これからもお願いします」と。
お怪我をされたことは良かったとは言えないのですが、良かったです。嬉しいです。
何より、食事療養を中断されるということではなかったので・・・
停止される方の中には、入院など仕方ない理由の他、自分でやってみると卒業される方もいますが、一番残念に思うのと、自分の力不足を思うのは、口に合わないなどで停止され、食事療養を中断されてしまうことです。

だからこそ、挫折しそうになった時は相談してほしいと思います。
どうすれば、継続できるのかを一緒に考えたいです。
もうだめかもと思えば一度ご相談ください。よろしくお願いします。


はーと&はあと管理栄養士 松政 千佳子

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。

クリニックでの栄養指導のお話。
50歳代、女性、糖尿病、脂質異常症のK様。
数ヶ月前に、他院から転院されてきた方です。

なかなか血糖コントロールが良くならないからと転院されてきました。
8%台だったHbA1cが少しずつ、下がってきています。現在7.3%。

ただ、「頑張りたい」、「下げたい」という思いと「食べたい」、「甘いものを一杯食べたい」という思いの葛藤がよく起こります。
分かっているのに、なかなか実行ができないというジレンマです。

この方は、今まで甘いものが大好きでした。
菓子パン、洋菓子、和菓子、あればお腹一杯食べてしまい、ご飯の代わりにお菓子でもいいくらい。
最近は、甘いものの摂取は完全にはなくなっていませんが、お腹一杯食べるということはなくなりました。
でも、先日「この制限が一生続くんですよね・・・」とネガティブ発言。
せっかく下がってきているのに、ヤバイなと思った私は、
「K様は、5年後、10年後、どうなりたいんでしたっけ?」と質問。

すると、
「合併症にはなりたくない」、「足は切りたくない」、「すごく長生きしたいとかではないんですが、家族に迷惑をかけたくない」と答えられました。

栄養指導が始まった当初、よくネガティブ発言がありました。
その時に、将来のことについて話したことがありました。
その思いを思い出してもらいました。
そして、「制限ではなく、いつのまにか自分の習慣になっているように、少しずつ変えていきましょうね」と伝えました。

そうです、何十年もの習慣をすぐに変えることはとっても難しいです。
でも、意識が変われば、行動、習慣も変えることができます。
そのために私たちがサポートします。

今回K様は、自分にできそうなことを目標にされ、帰っていかれました。
また、最近のK様の変化は、ご自分で考えることができるようになられました。
「先生がこうおっしゃっていたのは、こういうことですか?」「じゃあ、こうすればいいのですか?それならできそうです。」と。
ネガティブ発言があるものの、ポディティブ発言もしっかり出てきています。

そう、そんな風に患者様や利用者様が前向きになれる指導、相談を心掛けたいです。

はーと&はあと管理栄養士 松政千佳子

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。
少~しずつ暖かくなってきてますね。

さて、先日ある利用者様宅に訪問してきました。
それは、受診時に担当の先生からタンパク質を摂り過ぎないようにと言われたからです。
「はーとの食事を調整できますか?」と配送員におっしゃいました。

はーとの利用者様としてはとても古く、もう8年ほどご利用いただいています。
90歳代、女性、糖尿病、昼間独居です。
今になって腎臓にきたのか・・・・年のこともあるのかな・・・と少し不安な思いで訪問しました。
検査表を見ると、いつもは出ていない尿たんぱくが+3と出ているのです。
このため、先生がタンパク質を控えるように言われたんだなと。
しかし、この方、毎日の昼夕ではーとのお食事をご利用なんです。
外食もほとんどない人だし、朝に変わったもの食べるようになったのかな・・・とヒアリング。
食パン、サラダ、ウインナー、ハム、牛乳などなど。
牛乳、ハムなど調整してもらわないといけないかな・・・と少し食器棚のほうに目をやるとコラーゲンの粉の袋がおいてありました。
娘様用かな~と思っていると、私の視線に気づいた本人様が
「実は、これテレビでいいとやっていて、ちょっと前から飲んでますねん」と。

「えっ!!」と思い詳しく聞くと、
「膝にもいいらしいし、肌もきれいになるみたいやし」と。
そして、1日の目安量(1日スプーン1杯)をはるかに超える3杯分を摂取されていたことが判明。タンパク質量としては約15g。ご飯にまで振りかけておられました。

「これがないと不安やけど・・・」とおっしゃるご本人様には、ちょっと申し訳なく思いましたが、間違いなく「これだ!」と思い、コラーゲンは中止することになりました。
娘様にも報告。新しく買ってあった予備分も娘様が没収されました。

そして、1週間後検査に行かれ、無事、いつも通りに。
よかった!

病院に行かれ、先生からこう言われたからと、お持ちしている食事で調整してほしいとおっしゃることはよくあります。
しかし、その前に、配食以外での食事もしっかり把握する必要があります。
きっとこのコラーゲンのことに気づかなければ、蛋白尿は出続けただろうなと思います。

でも、いつまでもきれいでいたいという思いは、女性として見習いたいですね。

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パリのエッフェル塔

はーと&はあと 管理栄養士 松政千佳子

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