食事療養のサポートを現場から発信

子育て真っ最中、糖尿病母にエールを♪

こんにちは。めでぃはぁと京都の山村です。
配食サービスをご利用の方へのアドバイスももちろんなのですが、クリニックでの栄養指導にもお伺いしています。

30歳代、女性、2歳児の母、糖尿病、血糖値150mg/dl・ヘモグロビンA1C7%。
発症は2年前の妊娠時(ヘモグロビンA1C8.0%)いわゆる妊娠糖尿病でした。
現在、子育て中心で忙しく生活をされているのですが、以前も栄養指導は受けられました。
その後、食生活は先生からの指示カロリーは守り、調味料はすべて塩分カット、糖分カットのものに切り替え、外食も減らしご自分でできそうなことはすべて実践されてました。
しかし、本人様にすごくストレスとなってられる事がありました。それは、血糖値を下げるには「ウオーキングが有効です」といわれたことだそうです。ウオーキングしなければ改善はないと思い詰められてました。
有効なのは分かっているが、2歳の我が子を連れてウオーキングはゆっくりな散歩になり、集中もできない!しかし、その間子供を預かってもらう人もいないし・・・
「食事と運動」で必死でやりたいのですが・・・と、やる気は、満々。子育て母は行き詰ってられました。
ここでストレスを和らげるべく提案したのが、「拭き掃除で消費カロリーアップ」です。
糖尿病の方にはウオーキングをお勧めする事が多いですが、ウオーキングを実施する事が目的ではありません。食後の高血糖をいかに下げるかが目的です。なので、無理に外にでてウオーキングをする必要はありません(できるに越したことないですが)
食後、30分~1時間後(血糖値が上昇する頃)に家の床や窓の拭き掃除をお勧めしました。
それと、自宅の階段の上り降りをしていただくことに。(ウオーキングより消費カロリー大です)
家もピカピカ、消費エネルギー増加☆本人様はにっこり笑われ、「それなら、できます!やります!やります!」と。ウオーキングしたいのに出来ない事にイライラされてましたので、
簡単なご提案ですが、本人様にはやるべき目的が分かっていただいたようです。
先生からは受診は3ヶ月後でよいと言っていただいたけど、もう少し早めに受診しますので栄養指導お願いしますと言っていただきました。
本人様の状況に応じて無理なく実践していただけ、食事療養のお手伝いがしたいという思いでいつも活動しています。そうするには、更なる、アドバイスの小引き出しを増やし続ける事です。

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写真は先日、京都医学会で出展させていただいた模様です。テーマが「メタボリックシンドローム」でしたので、テーマにまつわる業者が集まってました。
先生とお話する事ができたり、質問をお受けしたり有意義な時間でした。
ある先生からは「食の安全・信用が失われているが、あなた自身の信用を積んでがんばりなさい。」と激励のお言葉を頂きうれしかったです。
先生方にも、私たちの存在をもっと知っていただきたいなーと、日頃思ってますが、さらに強く思いました。


                    はーと&はあと 管理栄養士 山村 豊美

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