食事療養のサポートを現場から発信

次から次へと問題点が・・・!

こんにちは、京都管理栄養士の辻本です。
2・3月で担当地域の変更があります。
現在引き継ぎなどを行っている期間となり、師走の12月以上に何だか走っている感がある今日この頃ですっ。
そんな時こそ、ミスのないように十分注意します!


さて、先日訪問させていただいた糖尿病のK様。
2006年から、配食をご利用いただいています。
元々、治療食となる『栄養コントロール食』をお届けしていましたが、最近ケアマネージャー様と話をしていると、訪問看護さんからの情報などよくよく聞くと、どうやら食べれていない様子で・・・。
3ヶ月に1回のお電話で、なかなか聞き出せなかった点で、私としては大変反省点でした。

お届けしているお食事が食べれていないのであれば意味がないっ!
と、一般食となる『健康バランス食』でお届けしても、お手伝いできないものかと考えました。

『栄養コントロール食』を食べずに、コンビニ・スーパーのお弁当やレトルト・インスタントばかりで済まされるのであれば、『健康バランス食』をお届けし、ご飯を150gで調節して、カロリーコントロールするのはどうか?と提案。
『栄養コントロール食』に比べると野菜の量や調理方法など療養に適しているという食事ということではありませんが、実際にそういった利用者様もおられます。

食事内容を変更して3ヶ月近くになりますが、今のところ、『健康バランス食』であれば、何かを足して食べたり、配食を残して他の物を食べることはないようです。

しかし、次なる問題点が・・・!
夕食を早めに食べてしまい、夕食後に何やら摘んで食べている様子です。
よくよく聞くと、昼食と夕食の間にも食べていることがあると・・・。

K様、食べすぎです。このままでは病状悪化に繋がります。
伝え不足もあってか、なかなかK様の意識・行動変容を起こすことは難しいものがありましたが、ひとまずケアマネージャー様と一緒に、おやつ類の見直しをすることに。
「おやつを食べないということはできない!」とキッパリと言われてしまいましたので、まずは低カロリーのおやつ類に代えてみることに。

サポートサービスに入会され、おやつ類の管理も一緒にさせていただくこととなりました。
「購入の頻度が高くなると、食べ過ぎだと指摘しますよ!」とお伝えすると、苦笑い。
しかし、K様の病状悪化を防ぐためです。
食事の制限も緩めている中です。嫌なことを言うなぁと思われるかもしれませんが、言わせていただきます。
担当が変更しても。

自宅で関われる管理栄養士が少ない中です。
後で後悔されることのないよう、療養に前向きに、病状と良いお付き合いをしていただけるようなお手伝いをしていければ、と思います★


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

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