食事療養のサポートを現場から発信

お野菜は茹でましょう!

こんにちは、めでぃはあと京都の辻本です。
つい最近、ロビーウェディングを見に行ってきました。
皆さんはロビーウェディングってご存知でしたか?
ロビーで行われるものなので、誰でも見ることのできる結婚式なのです。
結婚式というものを見るのは初めてでしたが、花嫁さんはとってもキレイで、たくさんの温かい優しさで包まれた結婚式でした。
幸せパワーをたくさんもらって、とっても良い時間を過ごすことができました。

さて、先日利用者様からお電話がありました。
この方は、腎臓病をお持ちの利用者様、透析の導入を何とか食い止めたいとのことで、知り合いのケアマネージャー様から当社のお食事について知っていただいたようです。
実は、以前は他社様の配食をご利用されていたようでしたが、お口に合わなかったり、気分が優れなかったりがあったようです。
お持ちしているお食事は、毎回完食していただいているようで安心いたしました!

お電話下さった内容は、「これからお鍋の季節やけど、この場合も一旦お野菜は茹でこぼした方が良いの?」というご質問でした。

生のお野菜にはカリウム(K)という成分がたくさん含まれています。
Kは、細胞の外液に存在するナトリウムとバランスをとりながら、細胞を正常に保ったり、血圧を調整したりして、常に一定したよい体内の状態(恒常性)を維持するのに役立っています。
しかし、腎機能が低下している人の場合は、排泄機能が十分に働かないため、Kがどんどん体内に溜まってしまい、高K血症を招いてしまいます。
高K血症とは不整脈や血圧の低下、最後には心拍停止などの重篤な症状を引き起こしかねない病気です。
そのため、腎臓病をお持ちの方はKを制限したお食事にしないといけません。

お野菜に含まれるKを軽減させるには茹でこぼすことが効果的です。
また、きゅうりなど「茹でるのはちょっと…」といった食材の場合は、30分~1時間ほど水に浸すことで、Kを軽減させましょう。
煮物やお鍋をされる際にも、もちろん一旦お野菜は茹でこぼし、その後調理をして下さい。
この一手間で、生の時と比べてKは、2分の1~5分の1くらいは減ります。
野菜の他にもKが含まれている食材は様々ありますが、それはまた後日にでも。

こちらの利用者様は、ご自宅でもきっちりKの軽減を実践されており、当社のお食事を食べ、初めての検査でKなどの数値が下がっていたとの嬉しいご報告もありました。
食べ始めて3回ぐらいの結果でしたので、次回の結果にお食事の効果がよくわかるのではと思います。一緒に経過を見ていきましょうね。

また、このブログも読んでいただいているようで、とっても嬉しかったです。
利用者様にそう言っていただいたのは初めてでした。
今日も読んでいただいているでしょうか?
今後ともよろしくお願いいたします。


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

このブログを購読する

9人の管理栄養士プロフィール

  • 山村 豊美「」
  • 大都 宏子「」
  • 島田 天心「」
  • 松政 千佳子「」
  • 宮川 曜子「」
  • 辻本 実希「」
  • 柴田 満里子「」
  • 藤本 祥代「」
  • 小山 祐子「」