食事療養のサポートを現場から発信

不安の解消にお手伝い

こんにちは。めでぃ北摂の島田です。

今回は、前回のお話に続いて続:担当者会議ネタです。

前回は新規のご利用者さま訪問兼担当者会議でしたが
今回は継続利用されている方の担当者会議です。

その方は、独居、女性で糖尿病性腎症を発症されていて
ご自宅でインスリンを自己注射しながら療養しています。

最初にお伺いしたときの印象では
好き嫌いもあり、味付けもこだわりがあるようで
なかなか食事管理への取り組みは・・・大変かもと、担当のケアマネさんや
同席されたデイサービスの方、ヘルパーさんも不安気でした。

しかし、担当者会議に出席された皆さんが食事管理の必要を力説され
ご本人に納得いただき食事管理がスタートしました。
食事管理として昼はヘルパーさんが用意し
ヘルパーさんが訪問できない日の昼食を、はーと&はあとでご用意させていただきこと
なりました。

ヘルパーさんも糖尿病性腎症の食事について勉強をされていて
1.カリウムを少なくするために湯でこぼして料理する。
2.減塩醤油をつかう。
3.たんぱく質源は1回40g程度にする。
3.カロリーが不足しないように多品目つくる。
などを、すでに実践されていました。
が、
ただ、カロリーが不足しないようにするとメニューが多くなり
メニューが多くなると調味料の量が多くなり、塩分管理ができないのが悩みとのご相談を受けました。

聞くと、1食あたりの野菜の品数が多く、少し無理に野菜でカロリーを補おうとしている感がありました。
野菜はカロリー補給に向かないため、糖質や脂質が含まれる他の食品でカロリーを補給したほうが
よいことをお伝えし、無理に品数を増やして食事量が多くなりすぎないようにお願いしました。

(後日、ヘルパーさんに、はーとの食事をお持ちして試食していただき
量や味付けについて、舌でご理解していただきました。)

全体の食事量としてはややDrの指示カロリーには足らない感じでしたが、
ご本人が補助食品でのカロリーの補給に難色を示されていたため
せめて、ヘルパーさんが作られる食事とうちがお持ちしたお食事は残さず、
食べることで食事療養していただき
一ヵ月後の定期検査でDrの指示を再度いただくことになりました。

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そして、一ヵ月後、担当者会議でケアマネさんから
「先生からは、よく療養できているので現状の継続でよいといわれました」とのこと。
検査結果もやや高めながら、安定傾向でした。
よかったぁ!

結果が良好だったことから、ご本人も安心され担当者会議も非常に
スムーズに、なごやかな雰囲気でした(^^)

糖尿病から腎症を発症された方は、進行が早いため
悪くならないようならないように、安定ラインを維持することが大変です。
これからも気をぬかず、食事療養に取り組んでいただいて
安定した在宅での生活を送っていただきたいですね。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心


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