食事療養のサポートを現場から発信

ヘルパーさんにもご協力を

こんにちは。めでぃ北摂の島田です。

今回は、ヘルパーさんに訪問栄養指導したお話です。

ある日、ご利用者さまの担当ケアマネジャーさんから
「〇〇さんの、ヘルパーさんに糖尿病食の作り方を 教えてほしい」
との、ご依頼がありました。

その利用者さまは、糖尿病をお持ちで、
はーとのカロリー調整食を利用中なのですが、
先月の退院以後は自炊の負担が大きくなり
現在は、配食以外はすべてヘルパーさんが食事をご用意されています。

配食の利用日は週3回だけで、それ以外はヘルパーさんが
食事をご用意されているため、どのような食事を作られるかで
血糖がうまくコントロールできるかどうかが、かかってきます。
ヘルパーさんの責任が大きいだけに、少しでもお役に立てればと
ご利用者さまのご自宅にて、訪問指導にいってきました。

最初は糖尿病の食事のバランスを説明し、
その方の場合は
1.ご飯は150gを目安に、軟飯なら210g程度を1食とすること。
2.主菜のおかずは、1食60gを目安にして、料理していただいて
  メインの魚と肉料理と一緒に卵や豆腐料理を作られると
  カロリーの摂りすぎになりやすいので注意して欲しいこと。
3.副菜は糖質の多い、かぼちゃ、レンコン、イモ類は
  1回の量を気をつけて欲しいこと。
などなど、料理をされるときに気をつけて欲しいことの全般をお伝えしました。

ヘルパーさんから
「胡麻ドレッシングはカロリー高いと思うんですが、ご本人が
 1本買われてしまっていて、もったいないので消費しないわけにはいかない。
 なんとか使用しながら、カロリーを抑える方法はないでしょうか」

なるほど、ごもっともな質問です。
すでにある調味料で料理するヘルパーさんに、使うな!とはいえず、
もったいないのもたしかです。

「たしかに、高カロリーですので、使われるときは
 サラダにかけるのではなく、量をまもって先に和えて使うようにしてください
 少量でもまとめて和えれば、味がつきやすいので
 カロリーを抑えることができます。
 また、もし次にドレッシングを買われるときは
 ノンオイルのドレッシングにしてください」

聞くと、ヘルパーさんが3人交代で訪問されているそうで
献立を毎回考えてカロリーが大丈夫か注意しながらの料理は
とても疲れてしまうとのこと。

どのような料理をされているかわからないため、
献立を教えていただればカロリー計算して
アドバイスさせていただきますとお約束しました。

はーとの食事だけでは管理できない日の食事も
ヘルパーさんのご協力をいただいて上手に管理できれば最高です。


※ いつもは、ゆっくりお話しする機会が少ないヘルパーさんを
  巻き込んで食事療養の協力体制を作ってくれたケアマネジャーさんに感謝です。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心


今年一年の北摂の様子は
『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。ご覧ください。

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