食事療養のサポートを現場から発信

糖尿病+うつ病

こんにちは。めでぃはあと京都山村です。
2月も早や中旬、逃げるように月日が流れます~

クリニックにこられている患者様で
40歳女性、糖尿病、うつ病、食前血糖値400mg/dl、ヘモグロビンA1C11.2%、体重90kg、
ご主人と二人暮らし、デスクワークの仕事あり、性格、どちらかというと内向的。

初回栄養指導にご主人と一緒にクリニックにこられました。
ヘモグロビンA1Cもかなり高く、まず血糖値を下げることに集中してお話しました。
血糖値かなり高いですが、先生からは投薬なしで、食事療養と運動療養でまず様子をみることとなりました。
患者様も私もなんとかしたい思いで必死でした。
できることから開始することに・・・
すると1ヶ月後、食前血糖値、212mg/dl、ヘモグロビンA1C8.8%
2ヶ月後、食前血糖値170mg/dl、ヘモグロビンA1C6.7%まで改善されました。
(目の方も大丈夫です)

体重はうつ病の薬を飲まれているため、横ばいでした。
その代りご主人の体重が3kg減少したそうです(ご主人はかなり細身でしたが・・・)
うつ症状がでるため途中、仕事も休み食事療養どころでなかった時期もおありですが
なんとか、本人様のがんばりで投薬なしでここまで改善できることができました。
うつ症状がおありな方には決して、がんばりましょう!と励ますことはしません。
一緒に末永く考え、できることから少しづつやっていきましょう!とお話しています。
食事指導というよりはカウンセリングのエリアなのだと思います。
最近というか数年前から、やはりうつ病や精神疾患をお持ちの方が急増しています。どの年代の方も増加しています。
うつ病まではいかずとも、ストレスをかなり受けてられるケースが多く相談を受けることが多いです。
利害関係のない第三者に話すことで、少しでも楽になっていただけるなら・・・という思いがありますので
耳を傾けることが多いです。「心の中」って今後、療養をしていく中で大きなウエイトを占めます。

管理栄養士には心のケアも視野に入れた食事アドバイスが必要だと実感しております。
うつ症状がある方は基本的に生真面目な方が多いので、アドバイスした事はしっかり実行されます。
今回の女性もそのタイプなので、速攻効果がでます。
しかし、今後、気持ちの状態ですぐ悪化されると予測します。
しんどい時は食事の用意もできない状態なので、その時だけ配食利用をして血糖コントロールされるようお話しています。
なんとか、無理せず逃げ道を作りつつ、病状を絶対、悪化させない!
今のこの女性に対する私の課題です。
初めて来られた時の、悲壮感から血糖値を改善できた今回の表情はあまりにも違っていました。
笑顔をみることができました。
これからも、笑顔をみたいです。
体重も減量しなければならないので課題はいっぱいです。
ご自分の病状を受け止め、やるべき事を実行に移されるのは本人様です。
そんなお手伝いができるのがめでぃはあとの管理栄養士です☆
専門誌によく、「アドバイスする側が元気でないと絶対ダメ」ということが出ていますが、本当にそうだと思います。
元気であることと、私たちの「何とかしたい」という強い思いがあれば伝わるはずです。
元気であるために楽しい事を常に見つけ、実行で~す♪

%E3%81%B6%E3%82%8A%E5%A4%A7%E6%A0%B9.jpg
先日、娘と夕食をつくりました♪
ぶり大根、えびフライと野菜(玉葱・茄子)フライ・わかめサラダ・めかぶ
いつもはタルタルソースも作るのですが今回は手抜きをしてしまい、市販のものを使いました。
フライはえびの背わたとりからパン粉つけ、油で揚げる工程をすべて娘が担当しました(もうすぐ9歳)
今、とても料理が楽しいようです。
いつも、「何か切るものない~???」と包丁を振り回しています。
なかなか教えがいがあって楽しいです☆
                               はーと&はあと 管理栄養士 山村 豊美

このブログを購読する

9人の管理栄養士プロフィール

  • 山村 豊美「」
  • 大都 宏子「」
  • 島田 天心「」
  • 松政 千佳子「」
  • 宮川 曜子「」
  • 辻本 実希「」
  • 柴田 満里子「」
  • 藤本 祥代「」
  • 小山 祐子「」