食事療養のサポートを現場から発信

お食事の制限は特にありませんか?

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
2月ももう半ばですね。暖かい日が多くなってきました。
バイクに乗りながら梅の花がちらちらと目にはいり春を感じます。でもまだ寒い日はあるので、油断大敵です。もうしばらく炬燵は出しておこう。

先日、急な腰痛で食事準備が難しくなり利用をご希望されている方のお宅へ訪問しました。
M様、70代、女性、お独り暮らしの方です。
今は這って生活されており、玄関の鍵も傘を使い開けている状態です。
「腰が痛うてねぇ・・買い物に行けないの、でも食事は必要だからねぇ」ととても不自由されておられました。

さて、はーとの配食サービスには、健康バランス食と栄養コントロール食の2種類があります。
糖尿病や腎臓病を患っておられ食事療養が必要な方には、栄養コントロール食をお勧めしています。
新規訪問時には、皆さんに「お食事の制限は特にありませんか?」とお聞きしています。

M様にも同様「お食事の制限は特にありませんか?」とお聞きしました。
すると、実は糖尿でねぇ、Drからの指示は無いけどねぇ、とのお返事。
血糖値は、とお尋ねしたところ、ちょっと待ってね、と血液検査結果の用紙を見せてくださいました。
12月 血糖値194 mg/dl HbA1c8.7% 血糖値は300 mg/dlになることもあるようでインスリンも使っておられます。血糖値の変動の幅が大きいと血管に負担がかかってきます。
どのようなものを召し上がっているか簡単にお聞きしました。

1食に召し上がる量も多いようでしたが、一番の犯人はアイスと清涼飲料水した。
・・アイスが好きで3食後食べているの・・と恥ずかしそうに言われました。
そして、ほら、と冷蔵庫を見せてくださいました。冷凍庫半分がアイスです。
また清涼飲料水には砂糖がたくさん(ポ○リ500mlにスティックシュガーなら約10本!)含まれていて血糖を急激に上げてしまいます。
アイスはせめて1本に、のどが渇く場合は水やお茶で水分補給を、とお伝えしました。

食事の準備が大変であるからご利用を希望されていたのですっかり健康バランス食だと思っていましたが、M様は栄養コントロール食でご利用開始になりました。

これを機会に食事療養のサポートをしていくことができます。
こんな時、お食事の制限は特にありませんか?とお聞きしてよかった、と思います。
私からの声かけで気づき、少しでも病状の維持、改善につなげようという意識づけができたら、と願っています。

利用開始後、M様にお電話したところまだ腰は痛いようですが、アイスは食べてないわ、と頑張っておられました。
食事療養をがんばっておられるM様のサポートを私もがんばろうと思います。
一緒にがんばりましょう!

はーと&はあと 管理栄養士 宮川 曜子

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