食事療養のサポートを現場から発信

「アルコールと健康」

こんにちは、めでぃはあと京都の辻本です。
仕事中はバイク移動の私ですが、通勤には毎日バスを使用しています。
最近、運転手さんの隣には、「指導中」の文字の腕章をつけた方が立っておられます。
そう、新人の運転手さんが研修中なのです。
心の中で「頑張って!!」と思いながら、朝から春の訪れを感じたひとコマでした。


さて、つい先日、先輩管理栄養士の山村さんと、ある病院の公開勉強会へ行ってきました。
テーマは「アルコールと健康 ~適正飲酒により心も体も健康に~」でした。
お酒好きの山村さんにピッタリのテーマですね、なんて失礼なことを言いながら、お供してきました!

お酒を毎日飲む人は、女性が6%に比べて男性が35%と、約6倍のようです。
飲む量に関しても、男性の方が多く、多量飲酒する人が増えているのが現状です。
日本人はお酒に弱いタイプが比較的多いようですが、皆様の中にも、なかなかお酒をやめられない方がおられるかもしれませんね。

お酒の量・種類を見直すことはもちろん大切ですが、それ以上に一緒に食べる食事を見直すことが重要視されています。
よく耳にするのが、ビールを飲む際のお食事。ビールには脂っこい食べ物がよく合いますよね。冷奴や枝豆に代えるだけでも、摂取カロリーは減少します。また、焼き物や蒸し物にされるのも良いでしょう。
お酒を単独で飲むよりも、食事をしながらゆっくりお酒を摂取する方が、お酒の量も少なくなるようです。

先日、糖尿病の利用者様にお電話した際にも、「たまに遅くなったお昼ご飯に、ビールとビフテキやトンカツを食べていて・・・」と。「ホントにたまに・・・」とのことでしたが、ご本人様もダメなことだとわかっておられるよう。
少しでも気にかけておられるのであれば、今度は行動に移してみましょう!!
また空腹時にお酒を飲むと、低血糖を起こしてしまいますので、糖尿病をお持ちの方は特にお気をつけて下さい。


ご病気を持っている・持っていないに関わらず、お酒は適量が1番です。
ビールなら、中瓶1本500ml。清酒なら、1合180ml。ウイスキー・ブランデーなら、ダブル1杯60ml。焼酎(25%)なら、1/2合90ml。サワー類(7%)なら、1缶350ml。ワインなら、小さめのグラス2杯240ml。
性別や年齢など代謝能力の違いによっても異なりますが、この量が「節度ある適度な飲酒」と言われています。ご参考にして下さいませ。


講演の合間には、アルコール体質判定ができるパッチテストをしました。
ちなみに私は「ホントは飲めない族」でした。親譲りですが、すぐ赤くなってしまうのでやっぱりかぁ、と。
山村さんは…、ご想像にお任せします♪
歓送迎会なども多くなりつつある季節ですが、皆様お酒の量はほどほどに。


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

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