食事療養のサポートを現場から発信

クリニックでの栄養相談

こんにちは、めでぃはあと京都の辻本です。
新年度に突入し、新しい制服や服に身を包んだ学生さんをよく見かけるようになりました。
昨年度からランドセルを背負って元気よく走っているあの子は、相変わらず今日も元気に走っていましたが♪
みんな、新たに一歩前進の時期ですね☆


さて、先日も少し書きましたが、4月から、あるクリニックさんでの栄養相談の研修が始まりました。
先輩管理栄養士の隣に座る私。
今、目の前に座っているこの方が来月また受診に来て下さった時、栄養のご相談にのるのは私なんだなぁ、と何だか少し緊張してしまいました。

ほとんどの患者さんが糖尿病のクリニックさん。
糖尿病の患者さんに必要なこと、やはり①に食事、②に運動です!
管理栄養士という立場から、いかにこの重要性を伝えられるかが、難しい所です。

というのも、先日研修時にお会いした、糖尿病をお持ちの40代の男性。
1~2ヶ月間の血糖値を示すHbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)という数値は、通常は4.3~5.8%なのですが、この方は10%を超えていて血糖コントロールがとても不良です。
ご本人様もそんな意識はあまりないご様子。
栄養相談室に入って、栄養士と話すこと自体、あまり乗り気ではありません。
見た目にも、どんなにアドバイスしても、なかなか意識の変容をしていただくには難しいなぁと感じるこの方…。
お子様もおられ、揚げ物などが多いお食事の内容を変更することは少し難しいよう。
当社のお食事を勧めるも、配送地域ではなく、ん~残念…。
夕食を当社のお食事に代えるだけでも、かなりの効果はあるのですがっ。
運動も以前の栄養相談にて、がんばるとのことでしたが、実行できておられませんでした。

この方の意識を変容させるにはかなり時間がかかるだろうなぁという気持ちと、この方のご病状を何とか少しでも改善に導きたいという気持ちになりました。
私の声に耳を傾けていただけるようになるまで、少しずつ患者さんとの心の距離を縮めていきたいと思います。

また、中には妊婦さんもおられます。
妊娠時の高血糖をきっかけに、出産後も糖尿病になられる方もおられます。
妊娠中ですので、極端なカロリー制限はありません。規則正しく、バランス良く、お食事を食べていただくことが重要です。


患者さんからは「そうなんですかぁ」「知らなかったぁ」という言葉がたくさんあり、まだまだ栄養・食事について知らないこと・わからないことって、たくさんあるのでしょうね。
また、テレビや新聞では偏った報道のされ方をしているケースもあります。
栄養士の私でさえ、まだまだ知らないことって、きっと、もっともっとたくさんあります。
だから、生涯学習!栄養って楽しいんです♪
皆様にも正しいことを、いろんなことを知っていただきたい!私の知識を全て与えたい!
そのためにも今年度も引き続きがんばりますっ!!


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

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