食事療養のサポートを現場から発信

「もっと早く出会いたかった」と言われた同じ思い

こんにちは。めでぃはあと京都の山村です。
ゴールデンウィークも随分前に思えます。
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写真はゴールデンウイーク釣りに行った舞鶴、釣れず、昼寝してました。買い物をする大阪、藤森神社のお祭り、毎日出歩いてました☆

先日、担当者会議に参加しました。担当者会議とは要介護高齢者の方によりよい生活を送っていただくために、ケアマネージャーさん中心に関係者が集まり、話し合います。食事部門担当としてはーと&はあとも参加させて頂いてます。一人の方を囲み、いろいろ話ます。本人様はこんなに大勢集まってもらい本当にありがとう!という時や、何事や?(笑)いろいろありますが、私にとって大変有意義な時間となっています。なぜなら、ご家族や、集まって頂いている方に「食事の重要性」「はーと&はあとの関わり」「私自身」を分かって頂くために熱く語れる場だからだと思います☆

70歳代、男性、独居、ガン末期、性格、元々温厚だが現在暴力的、わがまま、ギャンブル大好き。
この男性は現在入院中でまもなく退院。在宅での生活をどうしていくかを、本人様というよりは関係者で話し合うことになりました。
4月から担当エリアが変わったのですが、ケアマネージャーさんは以前からよくよく知っているケアマネージャーさん。担当のケースワーカーさんも3月まで担当していたエリアのケースワーカーさんでした。
「やー山村さんやん!僕、転勤3日目やねん~!また会うなんて~先月までパンフレットいっぱい配っといたしね。僕の担当してた地域の方、利用者増えたと思うわ!食事、困っている人多いしね~」
3月まで担当エリアが同じで4月も同じエリアに担当となったケースワーカーさんでした。
馴染みの顔ぶれで皆、安心感が漂っていました♪
皆で話し合った結果、ガン末期でもある本人様のQOLを重要視しようというものでした。
入院先の病院のネットワーク連携室のベテラン看護士さんも同席でした。

看護士さん 「こんな超わがままな方のために皆さん集まって頂きありがとう・・・」
        「こんな暴力的になってしまわれるまで、いろいろな事がおありです。
        この方の人生が。背景が必ずあります・・・」(私もそう思う)
        今回の方だけでなく、病気を患った方のご家族は本人にがんばれ!がんばれ!と
        はげまされるが、本人様の心にある病気に対する不安が必ずあり、
        そこを分かってあげられる医療体制(メンタルケア)には未だなっていない・・・
        (私もそう思う)
        どんなに病気になっても、基本は在宅にある(私もそう思う)
        でもね、いろんな方から「もう少し、早く出会いたかった・・・」と言われるのよ
        (それを言われると、身震いする、私もそう思う)

この看護士さんは、重病の方やガン末期の方を担当されていて、なんとか本人様の「心の闇」に寄り添いたいと思われているのがヒシヒシと伝わってきました。「もう少し早く出会いたかった」と言われた、あの思いは原動力となっています。
私は食事を通してになりますが、同じ思いを仕事のやりがいとしている方に出会い、なんだか涙がちょちょぎれました。もっと、もっといっぱい早く出会い、お役に立ちたいです。
メディカルタッチな仕事ですがやっぱりヒューマンタッチな仕事だなとまたまた思いました。


                            はーと&はああと 管理栄養士 山村 豊美

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