食事療養のサポートを現場から発信

一緒に理由を考えましょう

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
急に暑くなりましたね。道を走りながら、ちらっと目に入る温度表示にびっくりです。まさかの27℃!
先日の訪問では、もううちわを使っている利用者様もいました。
初夏です。アスファルトが反射しています。

さて、4月より、私も辻本と同様に、栄養指導の研修を行っています。
新規訪問やお電話で、利用者様とお食事のお話をするのとは、やはり違います。
それは、栄養指導に来られる方は皆、食生活に気をつけて病状を維持したい、数値を改善したい、という気持ちがあり、食事の相談をしに来られている点です。
ですので、栄養指導では、その方の食生活で、気を付けることのできそうな、続けられそうな目標を、
一緒に見つけアドバイスします。

先日、先輩に助けていただきながら、初めて栄養指導をしました。
Y様、男性、60代、糖尿病、お仕事は現役でされています。

前回ヘモグロビンA1cが6.9%に下がっていたのですが、
3ヶ月後の今回7.5%まで上がってしまいました。

食生活をお聞きすると、夜食にラーメンを召し上がったり、甘い飲み物を飲むことが増えていました。

ここで、これが数値が上がってしまった原因です、控えましょうね、で話が終わってしまってはいけません。
話が終わりそうになってしまう私の指導に、先輩の助け舟が入りました。

なぜ、夜食に食べてしまうのか、甘い飲み物を飲んでしまうのでしょうか。
口にしてしまう原因を見つけ対策を考えます。
Y様の話を、一言ひとこと、よ~くお聞きしていると、その答えを言われていました。
夜食は、お腹がすいてないけど習慣になっていること、甘い飲み物は、のどがおかしい時に飲んでいること。
先輩はよどみなく話しを続けます。食べ続けているとまた数値に影響する、ということも忘れず伝えます。
Y様、うんうん、とうなずかれたり、ご自分で話はじめて下さいました。
そして、前回数値が良かったので、少し油断した、とY様、ご自分で仰られました。

最後に、夜食のラーメンは控える、という目標を立て、栄養指導は終わりました。

栄養指導は、指導を受ける側の立場になって考えることが大切であると感じました。

私も、甘いものやお酒が好きで遅くに口にすることがあります。
それには私自身の理由(いいわけ!)があります。
人には皆、分かっていてもやめられない理由があります。
それに気づき、一緒に考え、アドバイスすることで手助けしていくのが、栄養指導なのかと思います。
とにかく勉強せねば。研修が終われば、一対一です。


GWいかがでしたか?
大阪の食博に行ってきました。すごい人と熱気・・!
人類の食への欲望に感服です。

はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子

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