食事療養のサポートを現場から発信

買い物の難しさ

こんにちは。めでぃはあと北摂の中村です。
6月に入り、すっきりしない天気が続きますね。
結局5月は晴天を十分楽しむことなく終わってしまい、多分バタバタしている間に梅雨に突入
してしまいます・・。1ヶ月しか違わないのですが、1年で1番好きな5月に対して6月は1年で
1番苦手な季節・・・。
まだ関西の梅雨入り宣言は出されてないですが、既に私のクセ毛はくるくると巻き始めました。


さてさてそんな曇り空の中、沢山の疾患を抱えた奥様の介護をご主人が長年されているお宅に
定期訪問して来ました。
I様は、高槻在住、女性。70歳代。
糖尿病・脳梗塞・他諸々の疾患あり。
当社のカロリー調整食をお届けして約4ヶ月。利用開始以来、毎月定期訪問にお伺いしている
利用者様です。
開始2ヶ月くらいまでは、じりじりとゆっくりのペースではありますが、血糖値も安定し始め
HbA1cも7.3%⇒7.0%と下がっており、
『次は6%台まで行きましょうね!』と先月の訪問ではお約束していたくらいです。

しかし3ヶ月目に入り、好き嫌いの少なくないI様が当社の食事を残されるようになり、
「余ってしまってもったいないので・・」という理由で毎日の夕食として7回利用されていた
のを5回に減らされました。
当社がご用意する以外のI様のお食事はほぼ全てご主人様が用意されるのですが、
やはり男性の為調理は殆どされない状態で、どうしてもスーパーでのお惣菜が中心の
生活になって、最新の血液検査では空腹時血糖が173mg/dl、HbA1cは7.3%に逆戻り
になってしまいました。

定期訪問の度に、スーパーで売られているようなものの中でも普段の食事に利用出来そうな
ものをお話していたのですが、ここ3ヶ月は順調に血糖値も下がっておられたので
最近はI様もご主人も気持ちが緩んで、好きなもの(いなり寿司や散らし寿司・コロッケなど)
ばかり購入されていたようでした。

ご主人様より「惣菜も食品もたくさん有り過ぎて、いざ売り場に立つと、どれなら大丈夫
なのか解らなくなってしまう。でも、私も考えてこんなのは買って見た。これは安心して
使っている」と差し出されたのは、コレステロール0のマヨネーズ。コレステロール0だが、カロリーは
15gで50kcalはある代物。
最近は、カロリー0や脂肪0、糖質0にコレステロール0とやたら0が氾濫している為、余計に選択が
難しくなっている面があり、I様のご主人のように『0』という文字に安心してしまい、気にせず
使われる方も少なくありません。
いろんな商品が新しく作られた分、選ぶ眼も必要になりました。

口頭だけでご主人に選び方を理解して頂くのは少し難しそうなので、次回の訪問は
ご自宅近くのスーパーで、惣菜やトクホ商品の買い方をご説明する予定でいます。

はーと&はあと 管理栄養士 中村  愛


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