食事療養のサポートを現場から発信

腎臓の食事指導

こんにちは。めでぃはあと北摂の中村です。
し・か・し・・・毎日蒸し暑い日が続きますね。自宅から最寄の駅まで約10分なのですが、
駅に付く頃には全身汗だくで、せっかく曲がりなりにも朝にブローした髪も湿気と自分の
汗でくりんくりんになってしまいます(泣)
1日でも早い梅雨明けを心待ちにしている、今日この頃です。


さて、今回は久しぶりに栄養指導のお話です。
以前にも何度かブログでお話してますが、現在私は西淀川区と茨木市のクリニックさんで
外来の栄養指導を担当しています。
どちらも内科がメインのクリニックさんなのですが、最近指導をしていて急激に増加して
来た事を実感する事があります。

それは、腎臓の食事指導が必要な方が急激に増えたという事。

以前までは糖尿病の方や脂質異常症の方の指導が殆どでしたが、今年に入り
「腎臓の食事指導をお願いします」というDrからの指示が本当に増えました。
昨日も西淀川区のクリニックさんでの栄養指導でしたが、5人個別指導した中
で3名が腎臓の食事指導が必要な方でした。

お一人目は84歳女性K様。
指導に来られた時はBUN58、Cr2.8、カリウムも5.6という状態。
長年の高血圧と加齢による腎機能低下でした。
過去2回の指導でK様がよく召し上がる蛋白源を具体的に挙げて頂き、
制限の目安(ササミなら1本程度、白身魚の切り身なら半切れなど)
をお伝えし、カリウム制限の茹でこぼし調理も併せて説明しました。
K様もご高齢ながらもの凄く頑張って制限を実践され、今回3回目の指導
時には検査結果もBUN42、Cr2.3、カリウム4.9と改善傾向に。

お二人目は80歳、男性S様。
糖尿病性腎症ですが、お一人暮らしの為、1日2食な上にほぼ全てが外食。
しかしS様もコントロールにとっても前向きな方で、指導時には毎回「○×△」を
付けるためのリストを手作りして来られます。
そのリストにはS様が普段食べられるものがずらっと書いてありまして、
私がそれぞれの項目に「これは○」「これはたまには○」「基本的に×」
「1回に~くらいなら○」などと書いていき、そのリストを持って外食に行かれるように
なりました。

そして三人目は81歳女性、F様。
F様の場合は普段食事を作られている娘様がお二人指導に来られました。
ここ1週間の食事記録をチェックして赤ペン先生。
娘様はとても熱心に話を聞いておられましたが、最後にお二人口を揃えて
「実際の腎臓対応の食事が見たいんです!私たちも働いていますし、1日1食だけでも
 そんな食事を運んで下さる所があれば、安心で助かるんですけど」と!!!

まさしく、はーとはそんな食事をお届けできる会社なんです!!
と言いたいところでしたが、本当に本当に残念な事にお住まいの西淀川区は当社の
配達エリア外・・・。
でも、F様の娘様に腎臓対応の食事を見て頂く為に、西淀川区でも配達可能な
腎臓対応の配食会社の情報をお伝えすることでご納得頂きました。


この半日の間でも腎臓の食事が必要な方が多くおられる事を痛感し、栄養指導と
コントロール食の宅配(在宅の食事コントロール)の両面で、より多くの食事療養中の方を
支えていけるように、もっともっと勉強しないといけないと思っています。


                        はーと&はあと 管理栄養士 中村  愛


北摂の様子は『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。見てくださいね~!

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