食事療養のサポートを現場から発信

縁の下の力持ち

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
お盆を過ぎましたが、暑い日が続きますね。
冷たい飲み物や麺類ばかりに偏り食生活が乱れがちな夏場、ここで夏バテしてはいけないと、最近は、ゴーヤチャンプルーをよく食べます。
疲労回復効果のビタミンB1を多く含む豚肉と、食欲増進のにんにくとしょうがに、野菜を加え塩コショウで炒め、少々醤油をふります。あれば豆腐や玉子も一緒に炒めます。
野菜をたっぷり食べられる上に、作り方はとても簡単で、かつ美味です。お勧めです。

さて、暑くても寒くても年中無休でお食事を配達していますはーと&はあとは、利用者様と、関係機関や家族様との連携を大切にしています。
配達時の利用者様からのご要望やご相談、また普段と異なる様子で気になることがあれば、私達相談員やカスタマーセンター(お客様受付係り)から、本人や関係機関や家族様に連絡するようにしています。

その連携のもととなる連絡すべき情報はどこから来るのか?
実は、その大切な情報源は、毎日の配送員の報告やレポートから来ています。

例えば、ある配送員の日誌より。
“H様:夕食の配達時に、昼食の主食のお粥が残っていることが多い。”
この方は、昼間は家族様が仕事に行かれている為、独居です。軽度の認知症がおありです。お食事は昼夕のお届けです。
配送員に詳細を聞くと、お粥はほぼ毎日、一口程度食べられたくらいでほぼ残っているようです。

エネルギー不足が心配です。
担当のケアマネージャーさんに連絡します。
「そうだったの知らなかった、朝食を遅くに食べているからかしら・・」といったご様子。
そして、ヘルパーさんが残食のチェックをすることになりました。

また、別の配送員の日誌より。
“N様:お届けに伺ったときにスイカをたくさん食べておられた。”
腎臓食をご利用の方です。毎日の昼のお食事をお届けしています。カリウムが豊富なスイカをたくさん食べてカリウムの数値が上がってしまうのが心配です。

しかしこの方、食事療養を頑張っておられ、腎臓によくない控えるべき食べ物はよくご存知なはずです。
あれ?と思い、ご本人に連絡しご様子をお聞きします。
「皮をむいてカットしたスイカをタッパーに入れて、冷蔵庫にストックしているだけやよ、食べるのは四角にカットした2切れほど」
そのくらいにし食べ過ぎないで下さいね、また検査結果が分かればお聞かせ下さいね、とお伝えしました。

また、別の配送員の報告より。
“S様ですがご飯の量を増やしてほしいといってはりますが、認知もおありなので家族様に一度相談をお願いします。”
S様は、とても線の細い方で、ご飯を増やして食べられるのか、現在お届けしているご飯もすべて食べておられるのか、少し不安な方です。

家族様にご様子をお聞きします。
「あら、そんなことを言っていたのね・・ご飯はいつも残っているわよ、おそらく認知がすすんでいて満腹感がないのだと思うわ、ご飯は増やさなくていいですよ。」
この場合は、報告のみということになりました。
このように、変わらないこともあります。

このように、利用者様を取り巻く周囲が、連携をとり情報を共有することで、利用者様にとって一番よい方法を考えることができます。

よい結果になることも今までと変わらないこともありますが、ささいなことでも、必要であると判断すれば連絡をとるようにしています。


配食を利用してくださっている利用者様の在宅での生活を、配送員、相談員、カスタマーセンターともども、縁の下の力持ちになってサポートさせていただきます。

目指せ縁の下の力持ち!


はーと&はあと 管理栄養士 宮川 曜子

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