食事療養のサポートを現場から発信

私のおじいちゃん

こんにちは、めでぃ京都東川です。
最近少し涼しくなりましたね。
でも、また週末は蒸し暑さが戻るようです。

先日、私の祖父が亡くなりました。91歳でした。
几帳面で責任感の強い人でした。
口数はそんなに多くはありませんでしたが、情に厚い人でした。だから地域の人からの信頼も厚かったです。
私の祖父との思い出は、やっぱりスイカの思い出です。
農家をしていた祖父が、私の好物のスイカを毎年私のために作ってくれていました。
私が好きだからと近所の人にも言っていたそうです。
毎年、私の誕生日の日には、大きく育ったスイカを畑から持って帰ってくれました。
おいしそうにスイカをほお張る私を見て、満足げにニコニコと微笑んでいた祖父を思い出します。

そんな祖父が入院したのは4年半前です。
足腰が弱くなって寝たきり状態になり、肺炎、脳梗塞が原因で入院が長引き、そのまま自宅に帰ることはありませんでした。
お酒が大好きで毎日の晩酌は欠かさない人でした。
そんな祖父が口から食事を食べることができなくなり、言葉も発することができなくなったのはショックでした。何年もその状態が続きましたし・・・
「生きる」とは何なんだろう・・・と考えました。
正直、最後の方は楽にしてあげたいとまで思ってしまいました。
元気に自宅に帰ってきてほしかったです。

でも納棺の時にとても丁寧に対応してくださいました。
二人の納棺士の方が、祖父が生前よく来ていたスーツを着せてくれました。
よく使っていた旅行カバンと帽子、そしてパスポートも一緒に・・・
今にも話し出しそうな顔で安らかに眠り天国へいきました。

身近かな人の「死」を体験したのが初めてだった私は、その死を通していろいろ考えさせられました。
死を身近に体験することで、死に対して恐怖を感じる方もいるでしょう。
でも、私は死とは逆の「生きる」ということを考えました。
元気に毎日毎日を過ごすことができていることに改めて感謝しなければならないと教えてもらいました。

おじいちゃん、今までありがとう。ゆっくり休んでくださいね。

はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

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