食事療養のサポートを現場から発信

油断は禁物!栄養相談で見直しを。

こんにちは、めでぃはあと京都の辻本です。
朝晩は少し涼しい日が増えてきましたね。バイクでは寒いと思えることも。
先日、ある事業所様で偶然同級生と出会いました。お互いビックリでした!
嬉しいような、恥ずかしいような、少し仕事を忘れたひと時でした♪


さて、クリニックでの栄養相談での出来事です。
糖尿病で40代男性のK様。大分以前、6年ほど前にもクリニックへ1・2回ほど通っておられたようです。
その頃、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー:4.3~5.8%内が良好)は、6.5%でした。
しかし、その後6年もの間ほったらかしにされており、11.4%へ!!
これは危険!合併症も起こしかねません!!

幸い、まだ合併症の症状は出ておらずに安心しました。
ただ病院が嫌いで、今回も会社に無理やり行くように言われたから、嫌々来られたとのことでした。
今後も栄養相談に来て下さるのか、せめて診察にだけでも来ていただけないかなぁ、と心配していました。

現在、4ヶ月ほど経ちましたが、1ヶ月に1回、継続してがんばって来て下さっています。
私が受付でK様を呼ぶと、ニヤっと笑っては「栄養相談、…やっぱり今日もあるやんな?」と言いながらも、がんばりはちゃんと結果にも現れています。
最初は11%台だったHbA1cが、今は7.2%へと☆素晴らしい!!
まだ4ヶ月ほどしか経っておられないのに、私もK様も驚きでした。
HbA1cは油断するとすぐに上昇しますが、下げることはなかなか時間がかかるものなのです。

薬を飲まなくても大丈夫!と先生から言われ、食事と運動での療養となりました。
野菜を1日3食の中に取り入れること・野菜から食べ始めることを継続していただいています。

食事の大切さを感じてもらえたかなぁと思っていると、最近の栄養相談でも、「いつまで通わなあかんの?」とか、「もう来たくない」ということを言われるようになってきました。
「同じ年代の人はあんなに好きな物を食べていて、お腹なんてあんなに出ているのに…」と。

ご自分の病気と向き合っていただけるよう、良いお付き合いをしていただけるよう、食事療養の大切さと共に、今後も少しづつ伝えていきたいと思っています。
いつもは1ヶ月に1回の栄養相談ですが、少し負担となっているようですので、今度からは2ヶ月に1回に頻度を落としてご相談にのらせていただくことになりました。
以前に油断してしまい、HbA1cが急激に上昇してしまったK様。
2ヶ月に1回でも良いので、その反省を活かして、今後もいろいろ小うるさく言う、この嫌な顔を見に来て下さい。
実際にこの言葉をK様に伝えると「ほんまやなぁ」と笑い、うなずいておられました。
2ヵ月後、お待ちしていますね。


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

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