食事療養のサポートを現場から発信

食事療養のお手伝いです

こんにちは☆
北摂の大都です(^^)ノ

またまた、寒波がやってきました。
冬はこれからが本番。
皆様も体調崩されないようお過ごし下さい。

さて、先日あるケアマネージャーさんから
『慢性腎不全で退院してきたが、奥様も解っているようで解っていないので栄養指導も含めて利用を考えているんだけど・・』
と相談がありました。
『いるんだけど・・・ちょっと金銭的に継続が難しいので1週間ほどは無理かしら?』

とりあえず、試食分を持って訪問することに。

高齢世帯のNさま。
ご主人の主治医からの指示は1800kcal 蛋白質30g 塩分6g以下
という少々蛋白質制限の厳しいものでした。

病院の栄養指導を受けてこられた奥様はもらった資料を並べながら
『一昨日、退院してきたんですが、病院の食事が少なかったのか反動でものすごく食べるんです。』

あらら~(^^;
蛋白質制限30g
余裕で超えているよう。

普段からお料理はこまめになさっている奥様なので・・

『ここに(病院の資料)には1食あたりの肉・魚は40gって書いてありますよねぇ。お肉や魚の切り身を買ってこられたら、まず計量して40g程度に小分けして冷凍しておきましょう。』

『だしもその都度、作るのは面倒でしょうから、多めに作って製氷器に流して冷凍しておきましょう。』

『お届けする食事が入っている容器(赤いトレーにおかずが入っています。)を洗っておいて、作ったおかずを一旦、この容器に詰めてもらえますか。量の目安になりますからね。』

『カリウム制限がありますから、お野菜は一旦茹でてから煮物や炒め物にして下さいね。』

『エネルギー不足も腎臓には負担がかかるので、油を使った料理をなさって下さいね。炒め物や油の入ったドレッシングやマヨネーズもたっぷり使ってくださいね。』

他、朝食や間食のアドバイスなどなど・・

結局、1週間べったり(配食を)使って終了するのではなく、週2回を継続してもらうことになりました。

『ご主人さまには週2回届くお弁当で食べずぎを自覚してもらい、奥様には用意されるおかずの量の目安にして下さいね。また分からないことがあったらいつでもお電話下さい。』

とNさま宅を後にしました。

そのままケアマネージャーさんの事務所へ立ち寄り
1週間の利用を週2回のご利用で継続してもらうことになったことをご報告。

『良かったわぁ♪私が食事のことを言っても専門じゃないでしょう?なかなか言うこと聞いてくれなくて。解っているようで、奥様もすぐ忘れるのよ。』

そうです。人間、忘れるんです。
退院してしばらくは覚えている(覚えていると言うのか自覚していると言うのか・・)のですが
1ヶ月もすれば
ついつい、まぁいいか。となったり、
知らず知らずのうちに食べる量や増えたり、味が濃くなったり・・

1週間使って終了・・となるより
少しでも永く継続して頂けると、その間は
私達の介入ができます。
その間に、食事や栄養士をうまく利用して
食事療養を身につけて頂きたいと思います。

せっかく、ご退院されてきたのですから
少しでも永く在宅で過ごして頂けるよう
お手伝いできれば幸いです(^^)ノ

さてさて今日も寒いですが、いってきま~す

はーと&はあと  管理栄養士 大都宏子

北摂の様子は『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。こちらも覗いてみてくださいね~!

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今年も茨木神社へ
十日えびすの最終日『残り福』を授かりに☆

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