食事療養のサポートを現場から発信

管理栄養士さんの話

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
立春がすぎましたが、寒い日が続いています。
春が待ち遠しいなと思う今日この頃です。

さて。
毎日関係機関をまわって、いろいろな方にお会いしていますが、
病院やクリニックの管理栄養士さんとお話しすることがあります。

どの管理栄養士さんも熱い気持ちを持っておられ、話していると、私も管理栄養士として刺激を受けます。

先日、糖尿専門のクリニックの管理栄養士さんと、腎臓病の“在宅での食事療養”についてお話しすることがありました。

時々、ご挨拶に伺っています。
最近どうですか、慢性腎臓病の方、増えているようですね、実際に感じますか、と私の質問に、
実際に感覚として増えている、と言われました。

糖尿専門なので、腎臓の食事指導になると、糖尿病性腎症の方がほとんどのようです。
微量アルブミン尿が出始めた段階で、すぐに栄養指導になります。

その管理栄養士さんが栄養指導時に難しいと思っておられるのは、
糖尿病のみの時と、腎症を発症してきた時の食事療養では、
エネルギーの摂り方が違ってくるのを、患者さんに分かってもらうこと。

糖尿病の食事療養の基本は、適正なエネルギー量と栄養バランスのとれた食事を規則正しく摂取し、血糖コントロールをし、合併症の発症を防ぐこと。
腎臓病の食事療養の基本は、塩分と蛋白質を控え、腎機能にあわせた十分なエネルギーを確保し、腎不全の進行を遅らせること。

今までご飯や甘いものを控えてくださいね、油ものも頻度減らしましょうね、
と言っていたのが、ご飯はしっかりたべて、油料理も食べて下さいね、(内容は人により異なりますが)になります。

患者さんにとってはその切り替えがむずかしいようです。
腎臓はどんな働きをしているのか、なんで食事療養のしかたが変わるのか、その機序を説明するところからです。

ご高齢だったり、調理している人は患者さんでなかったりもします。

その人の人生観や、やる気に合わせて、まず、できそうなことを1つでも提案してみます。

自宅で、自分だけで、腎臓の食事療養を続けてもらうことはとても難しいと思うので、
たとえば配食でも、配食でなくても、実物のメニューを目で見てもらって話せれば、
分かりやすいし、食事の制限など思い出してもらえるかもしれないね、と言っておられました。

糖尿病の療養指導士の資格を持っておられ、経験も深く、とても尊敬できる方ですが、
同じように(レベルはおそらく違うのですが・・)、常に悩んで、考えながら、栄養指導にあたっておられるんだと感じました。
悩んで、考えて、いろんな話を聞いて、行動にしていかねば変われません。

お話しできて、よかった。
栄養指導も、栄養相談も、頑張ろう、と思いました。

今日も誰かに会いに、話しに、力になれるように、いってきます★

吉田神社の節分祭で厄払いしてきました。
皆さん豆まきしましたか?!


はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子

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