食事療養のサポートを現場から発信

お電話にて

こんにちは。
めでぃ京都の宮川です。

先日、以前配食を利用されていた方の、ご主人から、お電話がありました。

奥様に食事の制限があり、身体的にも食事の準備が難しいので、ご主人がお弁当やお惣菜を買ってきて準備されていました。
しかしどうしても偏ってしまい、きちんとした食事管理がでません。
そこで配食を利用されていました。

うれしいことに、お電話は、私あてです。
奥様、現在ご入院中で食事はとまっています。
ご入院の原因は脳出血です。ご退院が気になっていた方でした。
お電話は、ご退院予定なので、また配食を再開したいという内容でした。


私:お久しぶりです。退院されるんですね!良かったです。
ご主人:そやけどなぁ、ちょっとなぁ、食事の内容が変わっとるんや。
私:???
ご主人:ミキサーちゅうんか、どろどろのな、スプーンで食べとるみたいやわ。
私: ‥そうなんですか、以前は普通のかたちでお届けしていましたよね。
ご主人:せやせや、それがな、病院では全部どろどろや、
  家内もわしも、そんな食事は初めてやしとまどっとるところだよ。
  それでなぁ、またわしは食事の準備ができへんし、また配食をお願いしたいんやな。
  そんな食事できるんかいな?

はーとでは、残念ながら、ミキサー食の対応はありません。刻み食(実際はミキサーでしているので極刻みくらいの形態になっています)までの対応になります。

私:実は、ミキサー食はご用意できないんです。刻み食までの対応になるんです。
  申し訳ないです・・・、刻み食に、あんかけでとろみをつけていただくとか方法はありますが・・・
  でもまだ退院まで日があるので、ミキサーから形態が変わるかもしれないですよ?!

ご主人:・・・せやなあ、わしもまた病院行くし、様子を見てみることにするな、
   どちらにせよ、食事の準備はせきひんから何か手配はせなかんし。

そこでいったんお電話を終え、翌週、再度お電話をしました。

私:退院日が近づいてきましたが、食事の形態は変わりました??
ご主人:そうそう、それがな!明日に飲み込むテストか?カメラ?をすることになってな、
  食事の形態が変わるかもしれないんや~!

ご主人、うれしそうな声です。やっぱり、ミキサー食になったことがよほどショックだったのだろうと思います。
話をお聞きすると、明日、言語聴覚士さんが来られ、飲み込みに問題がないか、嚥下造影をされるようです。
明日の結果で、はーとの配食も、刻み食でお届けできるかも。

私:よかったですねぇ、また結果聞かせてくださいね、また、お力になりたいと思っていますので!

はーとを、私を頼ってお電話を下さったので、できるかぎりのことは、ご提案したいと思います。
もし、奥様がミキサー食のままで、はーとの配食では食べられないとしても、何か方法を、ご主人と一緒に考えられればと思います。

こんなお電話をいただくと、本当にうれしいです。
利用者様の声、言葉、笑顔に支えられています。
いつもありがとうございます★

はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子

このブログを購読する

9人の管理栄養士プロフィール

  • 山村 豊美「」
  • 大都 宏子「」
  • 島田 天心「」
  • 松政 千佳子「」
  • 宮川 曜子「」
  • 辻本 実希「」
  • 柴田 満里子「」
  • 藤本 祥代「」
  • 小山 祐子「」