食事療養のサポートを現場から発信

その後の話・・・

こんにちは。
めでぃ京都の宮川です。

最近、人と人のつながりって、大切だなあと思います。

先日訪問した事業所のケアマネージャー様が、
以前はーとの食事を利用していて、現在は利用停止になっている方の様子を、教えて下さいました。

80代の女性の方です。
同じく80代のお兄様とお二人で、ずっと暮らしておられます。
ご本人は、ほぼ寝たきりの状態なので、お兄様が身の回りのこと、お食事のこと、すべて手伝っておられました。

外部の人と関わることが、あまり好きではなく、
一度近くの事業所のケアマネージャー様が来られたようですが、
介護サービスを受けたり医者通いもされていませんでした。

初めに、配食を利用したい、とお兄様よりお電話がありました。
基本的には、事前に訪問させていただいてからのご利用になるとお伝えし、
少し渋った声で、それなら・・・とご了承いただいての訪問になりました。

ご面談は、お兄様のみ。話すととても温厚で気さくなのですが、実は人にはあまり会いたくない、お電話もしたりされたくない様子です。
はーとの配食は区役所で知って下さり、
妹様のお食事の準備が、負担になり、バランスの良いものをつくったり買ってくるのがしんどくなってこられれていたので、なんとかご面談にふみきって下さいました。

妹様にバランスの良いものを食べて欲しい、それが一番の気持ちです。
とりあえず、1か月の期間限定で、とお兄様。

そして、配食がスタートしました。

配食開始後、担当のケアマネージャー様にご挨拶しました。

介護のサービスや医者すらも受け入れない、このご兄妹が、
配食を受け入れられたことに、とても驚かれ、はーとに、お礼を言って下さいました。
よっぽど、困っていたんだろうと言われました。

なんとか配食を続けていくことで、外部とのつながりを持ち続けて欲しい。
私もケアマネージャー様もそう思っていました。

1か月過ぎ、初めの約束の期間が過ぎました。
お電話で、お兄様に様子をお聞きしました。
「本人の好きなものを買ってきてやりたいので、もう必要ない。(ガチャン!)」

あっさりと配食は停止になりました。

ケアマネージャー様も、
1か月だったけど、大きな進歩、ご本人達の気持ちを尊重するのが一番ね、と。

そうこうして、半年以上たった先日、ケアマネージャー様から、
妹様が、介護申請をされて、ヘルパーさんやDrの往診をされるようになったと、お聞きしました。

ずいぶんずいぶん大きな進歩です。
やはり、助けがほしかった、必要だったと、お兄様は思われたようでした。

ケアマネージャー様は、
今、うまくサービスが動き始めているのは、あの時はーとさんが助けてくれたからよ、
と言って下さいました。

あの時、1か月間ですが、外部の、はーとの配食を受け入れて下さったことで、
少しでも、人とのつながりが、安心できるものと気づいて下さったのかと思います。

気になっていた方なので、今、ご兄妹での在宅生活が、うまくいっていると分かり、嬉しかったです。

お食事のことで不安なこと、困っていること、それ以外でも、力になれることがあれば、
私たちのできる限りの力で、安心をお届けしたいと思います。

ずいぶん暖かくなりましたね。
バイクで外を走っていても、風景に暖かい色がまじるようになってきました。
北野天満宮の梅もいい感じに咲いていました★

はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子

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