食事療養のサポートを現場から発信

伝えなくてはいけないこと

こんにちは、めでぃはあと京都の辻本です。
2010年度もスタートを切りましたね★
2010年度はどんな方と出会えるのでしょうか??楽しみですっ♪


さて、ここにも出会いが♪
ある地域包括支援センターのケアマネージャーI様より「食事の利用を1日でも早くお願いしたい方がいるんです」と電話がありました。
「管理栄養士がしっかりサポートしてくれる配食をご自身から希望されてて。それで、コレは、はーとさんしかない!って思って紹介したんです」と嬉しいお言葉付き♪

名前や住所など確認していくと、お名前の登録がありました。
実は、5年ほど前にも一度ご利用下さっていたようです。

早速、ご利用者のY様に連絡をとってみると、「やっぱりそうなの?ケアマネージャーさんから、はーとさんの名前を聞いて、前に食事をお願いした所じゃないかと思っていたの」と、5年前のことを薄っすらとですが、覚えて下さっていました。

以前は旦那様のお名前のみの登録で、奥様分とで2食お届けしていました。
奥様が胃の手術をされたため、胃に優しい食事が必要となり、食事にわがままをよく言う旦那様の食事準備の大変さを軽減したいという意味もあってのご利用だったようです。

しかし、今回は旦那様の病状に変化があり、食事がまた必要になられたとのこと。
昨年に腎結石、今年に入ってから胆石が原因で、2週間ほど入院されていました。
油物は控えるようにと医師から注意を受けて帰宅されてきましたが、奥様の食事準備では安心できない点があり、また負担が増えてしまいます。そして何より、旦那様のわがままが大変なようです。

そこで早速訪問し、食事もすぐにお届けさせていただくこととなりました。
先日より、奥様には油物・繊維質・刺激物を控えた食事を。旦那様には奥様と似通った食事ではありますが、油物の制限を重視した食事をお届けしております。

旦那様のわがままのため、食事が継続できるかどうかわからない、と言われていましたが、ご病状の改善のため、病状が安定するまではご利用下さいますようお願いしてきました。


新しくご利用下さる方で「食事の継続ができるかどうか…」という言葉を耳にすることはよくあります。
食事療養は1日や2日、すぐに結果にでてくるわけではありません!根気強く、継続が必要です!!
検査の結果や体調の変化など、まずは病状が安定するまでは続けてみましょう。
ご本人様のがんばりは必ず結果として現れてきますから☆


先日、入退院を繰り返している糖尿病のN様より、食事を停止したいと電話がありました。
N様にも食事療養の大切さや、入退院の繰り返しを防げなくなること、病状が進行すると、更に食事の制限が出てしまい、好きな物も食べられなくなることなどお伝えしましたが、残念ながら想いは伝わりませんでした。
コレを、私たち専門の相談員(管理栄養士)は、ご本人様の病状改善を願い、もっともっと早期から伝えていかなければいけない、と反省・実感した日でした。

『在宅での食事療養の継続』とは、なかなか難しいものではありますが、食事の必要性を伝え、1人でも病状が改善されるよう、お手伝いしたいと思います。
今年度、気持ち新たに自分を見返し、努力の年にしたいと思います★


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

このブログを購読する

9人の管理栄養士プロフィール

  • 山村 豊美「」
  • 大都 宏子「」
  • 島田 天心「」
  • 松政 千佳子「」
  • 宮川 曜子「」
  • 辻本 実希「」
  • 柴田 満里子「」
  • 藤本 祥代「」
  • 小山 祐子「」