こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
桜ももう終わりがけですね。よそ見運転の心配も、そろそろなくなる頃でしょうか。
でも、春本番はこれからです!
さて、先日、新規の利用者様のところへ、配送員と一緒に行ってきました。
最初のご訪問は、通常なら、管理栄養士である相談員が1人で伺います。
が、配送員も、はーとの一員である以上、相談員が初めに利用者様のところでどんな話をして、何をしているのか、知っておく必要があります。
私たちも、時々配送員の横に乗って、利用者様のところに配達に行きます。
配送員、カスタマーセンター(本社で電話相談をしています)、そして相談員、もっと密に連携をとって、利用者様をフォローしていきたいと思っています。
そこで、最近、配送員の同行研修が始まりました。
いつもどおりでいいのに、配送員と一緒だと、少し緊張します。
今回の同行は、私よりずっと長く、はーとの配送員として働いているベテランの配送員です。
私:こんにちは、はーと&はあとの宮川と申します。今日は、研修で配送員と一緒にお伺
いしました。
S様:あらそう、よろしくね。
今回の利用者様、S様は、77歳の独居の女性の方ですが、インターネットをしたり携帯でメールをしたり、とてもITに強くて、お上品な方でした。
ずっと、食事の準備はこだわりがありご自分でされていましたが、最近腰痛がひどく、時々準備が負担になっているようでした。
S様自身は配食に乗り気ではないのですが、息子様やケアマネージャー様が、心配して配食のご相談を受けました。よくあります。
配送員も相槌をうちながらのご相談です。
S様:負けず嫌いなの、私。変わってるでしょ、でも腰が痛くてねぇ、もうだめねぇ。
S様との会話の中に、気丈な反面、お一人暮らしの、老いていくことの、不安な気持ちが感じられました。
私、こんなとき、当たり障りのない言葉ばかりの返答になってしまいがちなんです。
“えぇ、そうなんですねぇ、そんなことないですよ”等々・・・
そのとき、配送員がこんな言葉をかけました。
配送員:いやね、本当にしっかりされています。私、いろいろな方のところに配達させていただいていますけれど、S様、まだまだ大丈夫ですよ。
この一言で、S様のお顔が少し、和らぎました。
S様:そうなのね。
そう、おそらくこの配送員は今まで100人以上の、いろんな利用者様と、会話をしています。毎日毎日。相槌のタイミングや、声のかけ方、利用者様の話を聞こと、とてもうまいと感じました。勉強になりました。
安心と健康をお届けするのが私たちの仕事です。
栄養面でのサポートはもちろんですが、言葉や思いやりで、利用者様の精神面もサポートせねばなりません。
配送員の同行で、気付きました。
話の聞き方、相槌のタイミング、何に不安をもっておられるのか、私には、気配りが、もっともっともっと必要です。
1人ではみえないこと、気付かせていただきありがとうございます。
はーとに入社し2年たちましたが、まだまだ。焦りもありますが、自分のペースで、成長できればと思います。
実家のチューリップです♪
はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子