食事療養のサポートを現場から発信

できることから始めてみましょう

こんにちは、めでぃはあと京都の辻本です。
今年は気温差が激しかったり、天気もコロコロ変わることが多い気がしますね。
さくらの絨毯の上を走りまわりながら、薄着で会社を出発してしまったことに後悔することが多い、今日この頃です。


さてさて、先日透析クリニックさんで勉強会を行ってきました。
この透析クリニックさんは、入院・外来の方へ当社のお食事をお届けさせていただいています。

担当させていただいて、1年半ほどが経ちますが、初めての勉強会★
今までも、勉強会をしてほしいと様々なところでお声をかけていただくこともあるのですが、やはり人前で話すことってなかなか慣れないですね。今回も緊張でしたっ。

テーマは「透析導入に伴う食事のポイント~できることから始めてみましょう~」
今までよりも、もう少し食事療養に意識を向けていただける機会となるように、とお話させていただきました。

今回は外来の方を対象ということで、外来患者様・ご家族様、全員で25名ほどでした。
食事準備をする方が参加して下さったこともあり、様々な質問が飛び交いました。


透析を行うにあたって、なぜ食事療養が必要であるのか…、から始まり、食事の留意点などをお話しました。
中でも、体重の増加を指摘される方が多く、体重増加を防ぐために食事を十分に食べない方も多いようで、体重は適正範囲内ではあっても、貧血傾向にある方が多いようです。
エネルギー不足では逆に腎臓に負担をかけてしまいます。身体を作っているたんぱく質を分解し、エネルギーを作り出そうとしてしまうのです。
また、カリウムという数値を上げてしまう原因にもなります。
しっかり食事を食べた上で体重管理をしていけるように、看護師様と一緒にお伝えし、塩分・水分の管理の話を中心にお伝えしました。
簡単なクイズなどを用いて、どっちの方が塩分や水分が多いのかなど、一緒に考え答えていただくことで、参加者様全員が一体となった気がしました。

また、一人暮らしの方や、食事準備がどうしても困難だった時など、外食やスーパー・コンビニに頼らざるを得ないこともあります。
そんな中、どうしても時の一工夫など、ポイントを話していました。

外での食事は、塩分・油分が多くなってしまう点やカリウムを削減させるための茹でこぼしという工程が行われていないという点などがあります。
その中でもどちらかといえば、おにぎりなら梅干や昆布など塩分の多いものよりツナマヨなど、塩分控えめでカロリーも摂りやすいものを選んだり、お惣菜なら青菜の煮浸しよりきんぴらごぼうやマカロニサラダなど、こちらもカロリーを摂取しやすいものを選んでいただきたい、というようなお話をしました。
また、インスタント食品や加工食品・練り製品にはリンを多く含んでいます。塩分の過剰摂取を防ぐためにも注意が必要です。

もっと生活に密着したお話ができればよかったのですが、なにぶん集団栄養指導でもあったため、いただいた質問に十分にお答えできなかったこともあり、いろいろお調べした上で、返答させていただくこととなりました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
この勉強会が、少しでも食事療養に意識を持っていただける機会となっていますように☆


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

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