食事療養のサポートを現場から発信

2通の検査表

こんにちは、めでぃ京都東川です。
暖かくなったと思えば、少し寒くなって、はっきりして欲しいですね。


先日ある利用者様から検査表が届きました。
この利用者様からは、月に1回、2通の検査表が配送員から届きます。
ご本人様とご主人様の分です。
70歳代の高齢夫婦です。
ご本人様、糖尿病。ご主人様、糖尿病腎症です。
利用のきっかけは、食事の管理をされていた奥様がご入院されるにあたり、一人になるご主人様の食事が心配とのことで利用になりました。
その後、退院された奥様も一緒に利用となり、今に至ります
制限が違うため、制限のある食事を2食分作ることは、とても大変で、頭が混乱するとおっしゃっていました。

奥様は、検査値といつもにらめっこしながら、上がった下がったをチェックし、なんとか血糖のコントロールが良くなるようにと頑張っておられます。
ご主人様も頑張っておられます。ただ、
奥様のご主人様に対しての口癖は、「もう、なんぼ言うても聞かないのよ・・・文句ばかり言うて・・・」です。
でも、最近では、その口癖にも変化があり、「文句は言うけど、病院の先生に褒められたことが嬉しいみたいで頑張っている。」や「注意されたことは意識しているみたい」など前向きな発言が多くなってきました。
ご主人様と私がお話をすることもあります。口数は多くないですが、私の言葉に耳を傾けてくれます。
「頑張って残さず食べるようするわ。」と。
注意したことは、奥様のサポートもありながら注意されています。
しかし、奥様が何かの用事で外出され、食事をキャンセルされる際に自分の分もキャンセルして欲しいとお願いされます。
やはり、まだまだ食事療養に対してストレスが多いようです。
必要性は分かっているけど、なかなか誘惑にも勝てないといった状況です。
そのため、食事をキャンセルされた時は、食事の食べ方について説明しています。
キャンセルしてしまう・・・それでも、続けてもらっていることに意味があります。
ご利用していただいている中で、少しでも意識の変化が見られることがうれしいです。

私もこの2通の検査表とご本人様達とのこ気持ちとにらめっこしながら、お二人をサポートし続けたいです。

はーと&はあと管理栄養士 東川千佳子

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