こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
今週は、栄養コントロール食をご利用希望の方のお宅によく訪問させていただきました。普段は健康食ご利用希望の方と半々くらいの割合で新規訪問はあるのですが、こんな時もあるんだなぁと思います。お食事の制限のあるご病気の方(生活習慣病、例えば糖尿病や腎臓病)が増えているのだと実感します。
さて、M様、80歳台の女性の方、もその中のお1人でした。
市内ですが、遠方に住んでおられ、お仕事で忙しくなかなか来られない娘様からのご相談でした。ご訪問時はM様と私の1対1での面談でした。
M様は、良く話される、気のよい女性の方です。
娘様からは、塩分控えめに、と、お聞きしていました。
退院されたばかりです。
骨髄のご病気をもっておられ、今回はその為の治療入院で、そのことを中心に話されました。
??塩分の制限はなんで??と思いながら、よくよくお話をお聞きすると、心不全をお持ちでした。水分の制限もあります。
塩分を摂りすぎると、濃くなった血液を薄めようと、血流量が増えます。
その結果、血圧が上がり、心臓にも負担がかかります。心疾患では塩分は厳禁です。
塩分控えめで頑張って作っているんけどねぇ、娘とケアマネージャーさんが配食をとったら、ってねぇ、とにこやかにM様。
本人の意識と別に、周りの方が危機感をもって、食事療養をすすめているようです。
ふと、食卓を見ると、梅干、のり。味噌汁も大好き。
病院の食事より家で作る食事の方がおいしいわぁ、とのM様の言葉。
ちなみに入院前の体重は、現体重+5kg。むくみがひどかったようです。
M様のお部屋の中は、居心地の良いいい感じに整頓されており、退院できたことにほっとしておられる様子。話し方からもこの場所、ご自分の部屋が、お好きなんだと感じられます。
また、むくみがひどくなって入院してほしくない!!と思います。
塩分制限絶対!!
ひとまず、お昼に塩分調整食をお持ちさせていただくことになりました。
朝の梅干はやめてくださいね。
訪問を終えた帰り際、よろしくお願いしますねぇ、と外まで出てこられ、最後まで見送ってくださったM様の笑顔忘れません。
その後、配食が始まり、塩分控えめがストレスになっていないか、食べれらず残したりしていないか、とても心配だったのですが、“大丈夫食べられます、続けてください”と、お手紙をいただきました。
よかった~~、でも、在宅でのお食事は、配食以外のところが多くあります。
油断してはいけません。
配送員さんとも連携し、むくみがないか、塩分のこと・食事のことで困っていないか、しっかり目をひからせ(?)応援していきますから!
はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子