食事療養のサポートを現場から発信

ロコモ予防講座

こんにちは、めでぃ京都東川です。

さて、皆さん、ロコモとい言葉をご存知ですか?
ロコモとは「ロコモティブシンドローム」の略で骨や関節、筋肉などの衰えによって、暮らしの自立度が低下し、介護が必要になったり、寝たきり状態になる可能性が高い状態をいいます。
高齢者の方にとってこのロコモをいかに予防するかが重要となります。

日本整形外科学会では、ロコモ予防に取り組む7つのチェック事項が紹介されています。

・家の中で滑ったりつまづいたりする
・家のやや重い仕事が困難である
・2kg程度の買い物をして持ち帰るのが困難である
・片脚立ちで靴下が履けない
・階段を上がるのに手すりが必要である
・横断歩道を青信号で渡りきれない
・15分くらい続けて歩くことができない

一つでもあてはまるとロコモである心配があるため、ロコモ予防に取り組む必要があります。

私の担当している行政区の地域包括支援センター様で毎月、ロコモ予防講座されています。
どなたでも参加できる、地域の方々を対象とした講座です。
1回目はロコモの予防トレーニングを紹介されました。
今回は2回目で、食事(低栄養)についてのお話をということで私が講師をさせていただきました。
食事(低栄養)とロコモは強く関係しています。
高齢者の方はちょっとしたことがきっかけで低栄養状態になります。
低栄養とは、エネルギー、たんぱく質が不足した状態のことでPEM(protein energy melunutrition
)とも呼ばれます。
簡単に言うと食欲や生活活動の低下、入れ歯の不具合などのお口の障害など、さまざまなことが原因で起こる食事量の減少、偏食などから、栄養バランスが崩れ、人間の体を維持するための栄養が不足がちになることです。
低栄養になると、ロコモ状態になり、骨折、肺炎、脳出血、心臓病などを引き起こすこともあります。
低栄養は食欲低下、意欲低下や噛む力、飲む込む力の低下などによる食事量の低下だけでなく、うつ、一人暮らし、介護ストレス、病気やケガなどの生活環境や精神的や要因も原因になります。

低栄養を予防する食生活のポイントは
・バランスの良い食事を心掛ける(主食、主菜、副菜をそろえ、主菜には良質のたんぱく質を選ぶ)
・食事の時間を規則正しくする
・欠食はしないようにする
・家族や友人とワイワイ、食事を楽しむ
・食欲のないときは、おかずから先に食べる
・噛む力、飲み込む力にあった食べ方をする
・牛乳やヨーグルトなどの乳製品を摂るようにする

食事の見直しというと、糖尿病や高血圧といった生活習慣病のためにするといったイメージがあるかもしれませんが、低栄養にならないために食事を見直すこともとても大切です。
今回の講座でちょっとでもご自分の食生活を見直すきっかけになればうれしいです。
そうは言ってもなかなかという方は、はーとの健康バランス食はいかがですか?
普段のお食事についてのお悩みもご相談に乗らせてもらいます。

はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

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