食事療養のサポートを現場から発信

3度目の挑戦!

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
いつの間にやら梅雨もあけ、土用の丑の日も過ぎ、猛暑が続いております。
皆さん、夏バテになっていませんか?(夏バテは夏の体調不良も総称です。)
食欲がなくても、脱水症や熱中症予防の為に、水分はしっかり補給しましょう。

さて、食事療養は継続することがとても大切ですが、継続がとても難しいことであることは、すでに何度もブログでご紹介させていただいているかと思います。

今回は、3度目の挑戦の方のお話です。
70歳台、女性の方で、お1人暮らしです。話好きで、お友達とカラオケをするのが大好きです。
糖尿病でご入院中に、病院の管理栄養士様よりはーとをご紹介していただきました。
糖尿病は、遺伝的なもので、10年ほどになります。
血糖もずっと高い状態を示していました。
退院時のヘモグロビンA1cは11%。

食事の指示は、1200Kcal。
退院後の数値を維持したいとの理由で、相談を受けました。朝食や果物の量も相談し、このくらいから始めましょうか、と、毎日の夕食でスタートしました。

しかし、20日程後、家だと食事準備をするので、配食を利用していると、買った食材が使い切れないので、と、停止。
なんとか週に1回でも、せっかく利用を始めたんだから、とお伝えしましたが、
心に届かず停止。食事療養の継続の気持ちがゆらいでしまいました。

その後、2度程、偶然お会いすることがありました。
ご様子どうですか、とお聞きしましたところ、「あんまりやなぁ」と。
病院の集団栄養指導や、血液検査のたびの個別栄養指導には行かれているようです。

食事療養したい気持ちは継続していうようです。が、家に帰ると、できない・・・
悩んでおられました。

どうして伝えれば継続できたのだろう、と気になっていました。

半年後、ご本人からお電話がありました。
ヘモグロビンA1cがまた11%になってしまったんやわぁ。前なぁ、またいつでも声かけて、て言ってはったしなぁ、悪いんやけどぉまた相談にのってくれへんやろか~?

聞くと、カラオケのお付き合いで、外食が続いていたようです。
ご自分で食べ方の工夫はされていたようでいったんは下がったようですが、また上がってしまいました。
でも、入院は嫌!
ご家族にもカラオケに使うお金を、自分の体の為に使いなさいといわれたようです。
外食もやめ、心機一転、今度は週に3回で再開になりました。

しかし、後、やっぱりやめとくなぁとお電話が。
理由はご家族のことで、とのこと。
ううん。どう他にも理由がありそうな・・・

直接お話をと、ご本人宅へ伺いました。すると、週に3回の利用で、数値が改善するか分からないし・・・と不安がおあり。
やっぱり、食事療養の継続の気持ちがゆらいでおられます。
ヘモグロビンA1c11%、かなり危険な状態です。このまま見過ごせません。

もう少しだけ、頑張ってみましょう、週に4回利用で数値が改善されたという例があります、次の検査はいつですか??それまで、もう少しだけ!!少しでも数値を下げましょう。
カラオケも続けましょうよ!!

と、なんとか、次の検査までとの条件付きで、1日おきで、お食事のお届けが再開となりました。3回目の挑戦です。ファイト!

その後お電話で様子を伺ったところ、今は、外食も控え、次の検査に向けて、頑張っておられるようです。

私とご本人の3度目の挑戦です。今は、結果を待っている状態です。
不安であり、楽しみです。きっと良くなっていることを願います。

よかった、の声、笑顔を見たい一心です。ファイト!


先週の休みに下鴨神社のみたらし祭りにいってきました。
とても風流なお祭りです。
境内を流れる小川に足をつけ蝋燭に火を灯します。そうすると1年間無病でいられるそうです。
何をするにも健康が第一です。来年の夏にまた健康でここに来れますように!!

はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子

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