食事療養のサポートを現場から発信

1年越しで始まりました!

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
先日の大雨、皆さん大丈夫でしたか。カッパも傘も意味がないくらいすごかったですね。
鴨川の三角洲も小さくなっているくらいの水量でした!自然ってすごい。
こんな日は、事業所や利用者様宅で迎えていただくとほっとします。
今週末には梅雨が明けるかな。

さて、今回は、なんと1年越しの新規のお客様の話です。
T様。70歳代、男性。
1年前のちょうど7月、退院後の食事に困っているから、とご相談のお電話がありました。
まだご入院中でしたので、病院への訪問です。

疾患は慢性膵炎。入退院を繰り返されています。
今度の退院後は、再入院したくないから食事に気を付けたい!こんな思いをもっておられました。
慢性膵炎のお食事の基本は、脂質制限。
消化のよい食事です。

しかしT様の家は商店街の近くにあり、すぐに店屋物をとったり、外食ができる環境です。
また、奥様とあまりうまくいっておらず、ご自分で食事確保をしなければなりません。

どうしても脂質が多く、消化の良くない食事に偏ってしまわれていました。

私:退院後は、弊社の脂質制限食を利用しながら、他の食事の選び方にも気を付けていきましょうね!
T様:よろしく!
笑ってくださいました。
2週間ほどで退院できると言われたT様。待っていますからね!

・・・そして2週間、1か月、半年、
・・・ついに1年たちました。
なかなか退院のご連絡がなく、気になっていました。


T様、どうしているんだろう。
この1年間、時々思い出したり、ケアマネさんにどんな様子かお聞きしたり、本当に気になっていたので、お電話をいただいた時はびっくりした反面、とてもうれしかったです。
しかも、“宮川”の名も覚えていてくださいました。
いろいろ転院の末、やっと退院できたようです。あ~よかった。


T様、病院と違って家での生活だと、ご自分の食欲に勝てるか不安のようです。わかってはいるんだけど・・・と。
チョコレートやら、串かつやら、他にも食べたいものがたくさん。在宅の食事療養の大変なところはここにあると思います。病院にはない誘惑!

私:やっぱり脂肪は消化吸収が悪いので、しばらくやめておきましょう。退院後の検査結果を見ながらかんがえていきましょう。
T様:そやなあ。

1年間心配していたんです。退院本当によかった。
私たち、ここからが始まりですよ!

1年前のたった1度のご面談、1時間程度のことなのに、覚えていてくださり、本当にうれしいものです。

今回は入院しないよう、お届けするお食事をしっかり食べていただき、声かけや相談にのりながら、サポートさせていただきますから!


はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子

このブログを購読する

9人の管理栄養士プロフィール

  • 山村 豊美「」
  • 大都 宏子「」
  • 島田 天心「」
  • 松政 千佳子「」
  • 宮川 曜子「」
  • 辻本 実希「」
  • 柴田 満里子「」
  • 藤本 祥代「」
  • 小山 祐子「」