食事療養のサポートを現場から発信

お薬手帳から

めでぃ北摂の寺田です。

お盆ですね。
私の地元北海道では、お盆があけると夕方の気温が急に涼しくなり
夏の終わりを感じるのですが、
北摂エリアはどんな気候になるのでしょうか。
台風の影響も心配ですが、過ごしやすくなってくれることを期待して、
吹田の街を今日もバイクで走ります♪


さて最近私は、より多くの方にはーと&はあとの事を知っていただきたいと思い、
薬局にもパンフレットをお渡しさせていただいております。

最初は、対応してくださる薬剤師様は、
薬局にどうして配食?というような反応をされることが多いのですが、
利用者様のお話をさせていただくと興味を示してくださることが多く、
私も改めて薬と食事の関係性について考えさせられる機会となっています。


ふと、以前訪問した利用者H様のことを思い出しました。

H様は最初健康食を希望されていたのですが、お話をお伺いしていると、
「薬をたくさん処方されていているから薬を飲むのが嫌になり、毎日きちんと薬飲んでいないのよ…」

お薬手帳を見せていただくと
10種類以上あるお薬の中には血糖降下薬が処方されており、
さらに糖尿病性神経障害のためのお薬を処方されているのが発覚しました。


「もう糖尿病歴は長いからちゃんとわかっているし、年だしそんな薬ばかり飲みたくない。。。」

HbA1cをお聞きすると、8.9だったとのこと。

せめて血糖降下薬はきちんと飲んでいただきたいと思い、
「血糖を下げるお薬はどれだかご存知ですか?」とお伺いしてみると、
「いっぱい薬があるからわからないのよ…」と。


お薬を処方される場合、
飲み方と効果がわかりやすく書かれた用紙が一緒にお渡しされている場合が多いので、
その紙に従ってご説明させていただきました。

「血糖を下げるお薬はこれとこれですからね!」と念を押させていただきました。


説明書きが手渡されていても、処方されるお薬が多くなると、
忘れてしまったり、薬を飲むこと自体嫌になったりするのですね。

1日のお薬の量の多さを見せていただくと、その気持ちもわかるような気がしました。

結局H様は、週3回ですがカロリー調整食を食べていただくことになりました。
2世帯で妹様が一緒に住んでいるので
妹様もお薬の飲み忘れがないように気にしてくださるとおっしゃっていました。


ご利用者様ご自身の病状を悪化させないために、
私たちはお食事の面からお手伝いさせていただきますが、
ご利用者様の病状を取り巻く要素は様々です。

食事の面からだけではなく、多方面からご利用者様のことを考えられるように、
いろんな職種の方に出会って、協力して支えられるようになりたいと思いました。


はーと&はあと 管理栄養士 寺田 満里子

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