食事療養のサポートを現場から発信

痛みの恐怖は効果抜群

こんにちは。めでぃ北摂の島田です。

ビールがおいしい暑さが続いていますね。皆さん、飲んでますか?

今回はクリニックでの栄養指導の話しです。
栄養指導と聞けば内科や糖尿病専門医のおられるクリニックでの
栄養指導をイメージされると思いますが
僕が今、担当しているクリニックは整形外科です。

腰、脚の痛みを抱えた方がマッサージとリハビリに通う整形外科で
何の栄養指導を?と思われる方もおられると思いますが
びっくりするぐらい痛風患者が多いクリニックです。

朝から晩まで1日栄養指導をさせていただいて
約10名前後の方が指導にこられるのですがほとんどが高尿酸血症の
痛風患者さんです。
年齢も幅広く30代から70代まで、多くは男性で、ビール好きです。

先日栄養指導にこられたおじいちゃんも、その例外にもれずのビール好きでした。
面談の開口一番
「わしゃ、原因は分かっとります。ビールですわ!」と正直にいわれ、350ml缶を
「朝1杯、昼1杯、3時に1杯、夕方に1杯、夜に1杯」と1日5杯を長年常飲されていました。

(うらやましい~生活)と羨望してしまいましたが、我に返り
いつもどおり、痛風の改善には尿酸を体にためないこと。
尿酸をためないためには、プリン体を多く含むビールや食品をとらないこと。
体に貯まってしまった尿酸を少なくするために水分を毎日2L飲んで
尿として排出することをお話ししました。

男性はとかく食事に気をつけないイメージがまだまだありますが
こちらのクリニックにこられる方々は非常に素直でまじめに食事療養に
取り組まれる方が多いです。

なぜなら、痛いから!痛風ってほんとに痛いです!!!
(僕自身はなったことはありませんが)
指導にこられる方は全員口をそろえて、「めちゃくちゃ痛いで」と(^^)。 ご愁傷さまです。

たぶんこの痛みを治せるならなんでもする!と強く決意できるほどのものなのでしょうね。

慢性疾患は痛みや症状が現れにくく、悪化の恐怖感や
療養へのモチベーションが維持しづらいのが難点ですが
こと痛風にかぎっては、そのハードルを感じず皆さん素直に療養に取り組まれ
改善されていきます。また飲める体になってくれてうれしい限りです。

これからも、ビール好きの方に痛風を気にせず楽しく飲んでいただけるよう
療養のお手伝いを実践していきたいと思います。

P.S
先日、母親から親父が痛風で痛がっている写メが届きました。
帰郷した際は栄養指導してあげようと思います。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

今年一年の北摂の様子は
『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。ご覧ください。

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