食事療養のサポートを現場から発信

それぞれの事情があるんです★

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
お盆も過ぎて涼しくなるかと思いきや、まだまだ残暑厳しい日が続きますね。
社会人に夏休みの宿題はないけれど、年中、勉強の日々です。
暑いけれど大好きな夏も終りだな…とさびしい気分になると、もうすぐ自分の誕生日であることを思い出します(さりげなくアピールです(笑))。
うれしいような、うれしくないような…!

さて、7月より、新規でご利用になられた、K様の話です。

K様は、お1人暮らしの女性の方で、要介護3、歩行は自立していますが認知症がすすんでおられます。娘様が近くに住んでおられ、週に何度か様子見に来られています。


食事に関しては、毎日お昼はデイサービスで食べ、夕は近所の仕出屋さんでお弁当をとるか、娘様がおかずを持って来られていました。

しかし娘様は体調があまりよくなく、週に何回もおかずを持っていくことは大変です。
でも仕出屋さんのお弁当は、味が濃い目で、毎日だと栄養が偏ってしまいます。
しかも好き嫌いがあり、食べられたり、食べられなかったり…
かといってK様がご自分で買いに行くのも、認知がある為、心配。

娘様は、困って、今回、はーとのことを、ケアマネージャー様よりお聞きくださり、知ってくださいました。

毎日デイサービスから帰ったあとに、食事が届けば、
お腹がすいてお1人で買いに出かけることもなく、野菜もたっぷりはいったバランスの良い食事を確保できます!
娘様の負担減、バランスのよい食事確保と安否確認。
これがご利用の理由です。

新規訪問は、娘様も同席でした。
「とにかく、デイから帰ってきた後に、食事をもってきてもらえれば、それでいいです」、と娘様。
「それだけで助かります、ご本人の前で細かい事は言わないで」、と。

後で娘様に話をお聞きしたところ、ご本人、食べることに関して、あまり関心がないけれど、うるさく言われたくないとのことでした。

今まで、仕出し弁当は少しだけ食べて、冷凍庫に入れたり、外のゴミ箱に捨てたりされていることもあったようです。認知症がすすむと、好きなものしか食べないようになることもあります。

K様は、うれしそうに、持って来てもらえるんやなぁ、よろしくお願いします、と笑顔でした。
「デイの後に、夕食を持っていくので、召し上がってくださいね。」と、私も笑顔で新規訪問を終えました。

その後スタートして1週間ほどたちました。娘様に、受け取りがスムーズであることをお伝えし、様子をお聞きしました。
やっぱり、好きなものしか食べておられません。

しかし、娘様は、「全部食べてくれなくても、母が食事を受け取ってくれていて安心なんです、報告もしてくれてありがとう。」と言われました。

え?全部食べてないなら、意味ないじゃん!とは思わないで下さい。
これで、娘様は喜んで下さっています。K様の、場合は、こうなんです。

食事はお昼のデイできちっとされているので、私達はーとは、帰ってからの、K様と娘様の安心剤の役目をしっかり果たさねばと思いました。

認知症がすすむと、食に対する関心がなくなること、人格が崩壊してしまうこともあります。
母を思う娘様の気持ちを考えると、なんとか、私達のできる限りのことをしたいと思います。
多くの方が、それぞれの理由でお困りです。
在宅食生活サポート事業部の名前に恥じぬよう一人一人のお客様と向き合って、助けになれればと思います★


お盆休みに阿波踊りに行ってきました。
踊る阿呆に見る阿呆になってきました。パワー充電で、残暑のりきります-!

はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子

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