食事療養のサポートを現場から発信

もう、大人の仲間入りですからっ!

こんにちは、めでぃはあと京都の辻本です。
今年の夏はいつまで続くのでしょうか??
利用者様・事業所様、どこへお伺いしてもお互い「暑いですねぇ」から始まります。
といいながらも、また何ヶ月後には「寒い寒い…」とバイクに乗っているのが想像できますっ。


さてさて、土曜日のクリニックさんでのお話です。
T様、なんと16歳!現役女子高校生です。
10代ですが、2型糖尿病。お母様も糖尿病のため、遺伝・生活習慣が大きく関与しているものと考えられます。
いつもお母様と来院され、一緒に栄養指導室にも入っていただいています。

今までは、小児科に通院されていたため、内科としての通院はこのクリニックさんが初めてです。
栄養についてのお話もお聞きされたことはありません。

私にとっても、10代の方に栄養指導をすることは初めてです。
そんな中、お母様からは「育ち盛りだから…」とか、「他の子に比べてあんまり食べてもいないのに、そんなに制限してしまうとかわいそう…」とか、「この子はがんばっている」とか、そんな言葉をよく耳にしました。
クリニックの先生に聞くと、小児科の先生は食事療法についてあまりお話されることは少ないようです。お母様の言われる「育ち盛り」の部分が関わってくるからです。
もちろんしっかり食べて、しっかり動く、ということは必要ですが、偏った食事をしっかり食べ続けていても改善には導けません。
T様は16歳、十分食事療養で注意していかなければいけない年齢になってきています。
もう、大人の仲間入りなわけです。

3回ほど栄養指導に来て下さっていますが、本人様よりお母様のご理解を得るのに少し時間を要しています。現在は服薬も始まり、少しずつHbA1cが減少してきています。
やっぱり改善してくると患者様は笑顔です★ついでに私も♪
でも油断はできませんよ!服薬がなくても、食事・運動で少しでも病状が改善できるように、少しずつできることから始めてみましょう。

T様はまだ10代です。それだけ糖尿病というご病状と長くお付き合いをしていかないといけません。
どうせ長いお付き合いになるのであれば、ご自身で食事量や食事内容などを調節し、合併症などにならずに過ごせる方が、きっとT様も良いはずです。
お母様の気持ちも理解しながら、T様に合ったペース・T様に合った療養内容がきっと見つかるはずです!一緒に見つけましょう!!


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

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