食事療養のサポートを現場から発信

素敵な別れ

こんにちは、めでぃ京都の藤本です。
9月になりましたね。
まだまだ暑くて夏ですが、ふと空を見ると秋っぽくなってきたかな、と感じます。

さて、今日は8月いっぱいで一旦配食がストップになったY様の話。
私が初めてY様にお会いしたのは7月はじめ。
胃を全摘され、退院されたところでした。
一度にたくさんのものは食べられないので、病院では1日6回に分割して食べておられたそうです。
消化によいお食事で毎日夕食をお持ちすることになり、無理はしないで食べられるだけ食べてください、とお伝えしました。

そのちょうど1ヶ月後に様子を伺いに訪問させていただくと、Y様、素敵な笑顔で迎えてくださいました。
退院時は少し疲れてらっしゃる様子のY様でしたが、だいぶん回復され、顔色もよくお元気になられていました。
1回のお食事量も少しずつ増えてらっしゃるようで、お持ちしている食事も気に入って食べている、とのこと。
私も自然と笑顔になります。
少し動けるようになってきて、自分のことはなるべく自分でしたいから、と8月いっぱいで配食をやめることを決められました。

そして、9月に入り、8月分の集金に伺うと、
小花柄のワンピースを着て、ありがとう、と迎えてくださるY様。
足取りもしっかりしておられ、初めてお会いした時とは見違えるほどの回復ぶり。
お元気そうな様子で私も安心です。
9月からはお仕事(芸妓さんで三味線をひいておられるそうです)も再開されるとのこと。
お仕事の話をするY様はとても輝いてみえて、本当にお仕事がお好きなんだな、と感じました。
生き甲斐、楽しみがあるというのは、本当に人をいきいきさせるものですね。
Y様のこれからの人生、まだまだ活躍されることと思います。
そんなY様を見ていて私もパワーをもらいました。

出会いがあれば別れもありますが、
こんな素敵な別れなら、何度あってもいいかな、と思います。
Y様が笑顔で三味線を弾いてらっしゃる姿を想像しながら、
次の出会いを求めて、今日もバイクで走ります。

はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

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