食事療養のサポートを現場から発信

鍵お預かり

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
暑い日が続いていますが、少しずつさわやかな日も増えてきました。
秋への移り時で、夏の疲れも出てくるころです。
皆さん体調崩されていませんか?
私は実は口内炎ができて、食べるのに往生しています。ちょっとダイエットできるかな・・と思いながら、食べています!

さて、先日、夫婦の関係っていろいろあるんだなぁと、ある利用者様のご相談に伺って、つくづく感じました(私は結婚していないので、夫婦になるってどんな感じなのか、分からないのですが!)。

ご主人は85歳、奥様は10歳ほど下です。
ご主人が、6月から、健康食を利用されています。
奥様がこまめに来られ、食事の準備や身の周りの世話をされるので、奥様の来られない日だけのスポット利用です。

実はこのお2人、30年前から別居されています。
ご主人は1人で住まれています。

ところが今年にはいって、ご主人、脳梗塞で倒れご入院となりました。
奥様はご近所ではないのですが、他に見る人もいないし、と、まめに病院へ通われることになりました。

ご主人後遺症はほとんど残らなかったのですが、少し混乱されることがあり、退院後、お1人での生活が、少し難しくなっていました。

利用スタートからしばらくたって、8月にはいりました。
スポット的な利用だったのが、定期的な利用に変わりました。
何か変化があったのかな、と思っていた矢先、9月にはいり、ご主人より『鍵を預かってほしい』と言われたと配送員から話がありました。

私達は、利用者様よりご希望があれば、鍵を預からせていただきます。
介護度5でベッド上での生活の方、足が悪く玄関先まで出てこられない方、部屋の中までお持ちさせていただきます。

ただ、家の鍵を預かることは、とても重大な責任があります。
なので“鍵預かり書”という書類にサインをいただき、手続きをきっちりふませていただいています。

初めは鍵の話なんて出ていなかったのになぁ??と思いながら、奥様に連絡し、手続きをかねて再度伺うことになりました。

鍵の理由は、定期的な利用になったので、本人がフラっと出かけていたり、デイサービスが開始になったので、居ない時があるので冷蔵庫に入れておいてほしいということでした。

お久しぶりです!と私。
あら初めに来てくれた人ね~!と奥様。
ご主人はデイサービス中です。

2、3ヶ月間ひとりでご主人を介護されていた奥様、かなりストレスだったようで、ぽつりぽつりと話をされました。

「別れたくても別れてくれなかったの、あの人」と奥様。
「今も私がいないと、電話ばかりかけてくるの。」
(…と、そこでデイサービスに言っているご主人から電話が。)

ご主人は人見知りをされるようで、あまり話される方ではありません。
でも、奥様への気持ちはすごく、ずっと、強いようでした。
奥様の、ご主人への気持ちはどうなんでしょう。

配食を定期にしてよかった、鍵もあなた達なら安心して預けられる、安否確認は結構よ、主人も喜ぶわぁと言ってくださいました。

信頼して下さっているのだと感じました。
これからも全力でこたえさせていただきます!

話され、奥様、少しすっきりした顔をされていたような。
私が話をお聞きすることで、少し気持ちが軽くなられたのではないかと思います。

夫婦のかたちはいろいろ、人生もいろいろだなぁと感じました。

私よりずっと長く生きておられる利用者様から、生き方についても学ぶことは多いなぁと感じた時間でした。
でも全ての利用者様をその周りの方に、はーとが、そばにいる安心を感じていただけるよう、信頼していただけるよう、今日も話を聞きに、伺います!!



献立担当の管理栄養士の副島さんから、家で実ったゴーヤをいただきました。
手のひらサイズなんですがしっかり苦くておいしかったです♪
ありがとうございました。


はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子

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