食事療養のサポートを現場から発信

また寄ってな

こんにちは。めでぃ北摂の寺田です。
少しずつ肌寒くなってきましたね。
今日はバイクで走っていて気持いい~♪♪
・・・と油断していたら、まさかのにわか雨!
バイクにつんでいた上着と書類の一部がびしょ濡れになってしまいました。
天気予報では雨ではなかったと思ったのですが。
梅雨以来気を抜いていましたが、
いつでも雨対策はしていないといけないですね!

さて、吹田市にお住まいのU様。
2008年に約1ヶ月ほどご利用いただいていた方が、
約2年ぶりにご利用したい、と再開の連絡をいただきました。
当時の担当は大都さんだったので、
担当のご挨拶も兼ねて、ご自宅へ訪問させていただきました。

U様は糖尿病をお持ちです。
8月の血液検査の結果、HbA1c(1~2ヶ月の血糖の平均を表す指標)が8%!
かなり高値だったので、
もう一度はーとの食事で食事療養をきちんとしようと思ったのだとおっしゃってくださいました。

U様の食事を作る奥様は、とてもしっかりした方で、
病院で受けた栄養指導に忠実に、食材は全て量っておりました。

「食パンはいつも90gになるようにきちんと切っているの。それで大丈夫かしら?」
「バナナは皮なしで100gでよいのかしら?」
「お野菜も100g程度で大丈夫かしら」
「毎日3000~5000歩歩くようにしているのよ」
「あの人、イチジクが好きだから食べさせたいんだけど、イチジクは食べてもいいのかしら?」
・・・

終始質問攻めでした!

U様の奥様とお話していると、熱心さがよく伝わります。

「旦那様に少しでもよくなってもらいたいから、頑張りたいんだけど、
やっぱり少ししんどくて・・・」

奥様はもう80歳になられるのに、旦那様のために本当によくやっておられます。

「はーとのお食事がある日は、奥様少し楽できますね。」
とお伝えすると、少しほっとしたご様子。

旦那様の好物のイチジクに関しては、
「イチジクを1個食べる日は、バナナはいつもの半分に減らしましょうね。
あとはいつも通りで大丈夫です。」
とお伝えすると、
U様は、「1個は食べてよいのか」と満足気な様子。

1ヶ月後にまた血液検査をするそうなので、
また1ヵ月後にお会いする約束をしました。


そして1ヵ月後・・・

血液検査の結果を見せていただくと・・・

8%だったHbA1cが7.6%に減っていました!!

1ヶ月前にお会いしたU様は、終始厳しい表情だったのに、
この日は、うっすらと微笑んで迎えてくだいました。

「1ヶ月頑張りましたから。間食も今はしていませんよ」と、
自慢気に話してくださいました。

奥様もほっとしたご様子。

頑張りすぎでパンクしないように、
奥様と二人の生活を楽しみながら
糖尿病と付き合っていいましょうね。

こうお伝えし、U様宅を後にしようとした時、

「また寄ってな」

とU様が私に声をかけて下さいました。

厳しい表情のU様がかけてくださった関西弁のこの言葉が
妙に暖かく、
私の心を和ませてくれました。


はーとに入社して、約半年が過ぎようとしています。

うまくいくことばかりではないけれど、
うれしいことも、少しずつ
増えてきている今日この頃です。


はーと&はあと 管理栄養士  寺田 満里子

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