食事療養のサポートを現場から発信

待ってます!

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
涼しくなりましたね。外を走るのが気持ちよい季節です。

さて、先日、退院後の食事療養の為に、はーとの配食を考えておられる方のところへ、訪問してきました。
糖尿病を患っておられ、血糖コントロール目的で教育入院中です。

今現在、はーとのお食事を利用されているご友人からのご紹介でした。
ご友人よりお聞きすればご入院中の闘病仲間とのこと。
「とにかくパンフか何か持って行ってあげて」。

この方は現在まだご入院中なので、外出時にご自宅に、ご試食を持って伺うことになりました。ご友人からのご紹介の為、ご本人はあまり配食を使った食事療養に乗り気というわけではありません。

S様。30歳台、男性。お独り暮らし。
3年前に目が見えにくくなり、糖尿病だと分かったようです(合併症の網膜症が出て気付かれました)。

それ以来入退院を繰り返す生活。インスリンは1日に4回、100単位以上を打たれます。
血糖は300~500mg/dl、ヘモグロビンA1cは9.5%。

コントロールはかなり乱れています。
ご本人もそれはよく分かっておられます。

S様、「わざわざありがとう、まぁ入って入って」と、とても気さくで明るい方です。
外出中にはーとの食事を試食することは、看護師さんにも断ってこられていました。

いろいろお話をお聞きしていくと、普段の食生活は、ほとんど外食。
または、スーパーのお惣菜。
朝はめんどうで抜くことも。その結果インスリンを打たないことも。
お腹がすいてどかっと食べる時もあれば、全く食べない時もあり。

「今回の入院で血糖はある程度安定されると思いますので、退院後は今までより気をつけましょうね…!」と私。

「ダメって分かってはいるけどね~~!病院で栄養士さんの話?聞いたような気もするかな~~?」
とS様。あっけらかんとされています。

病識、かなり薄いです。

合併症についても話しましたが、「うんうん、もう知っているよ」といった様子。
実際網膜症で、身をもって恐ろしさを感じておられます。
でも、まだ、30歳台なんです。

退院後は、私が担当の管理栄養士になるので、まず週に1回でも配食を利用していただくよう、話がつき、ご訪問を終えました。

なんで、こんなに、明るくされているのか、どう、食事療養にやる気になってもらうか、悩みます。

ご友人にご紹介のお礼のお電話をした時にも、「あいつあのままじゃ、良くないから、なんとかせなあかんから」と、とても心配されていました。

退院後、どうにか食事療養を継続してもらわねば、と強く感じました。

退院は10月半ば予定。

どきどきしながら、待っています。

はーとの管理栄養士として、しっかり、家での食事療養のサポートをしなければ。
この気持ちははーとでお仕事させていただいている管理栄養士でしか感じ得ない緊張感だと思います。

まだまだ私たちを必要とされている方がいるはずです。
だから走ります、待っています!

先日、辻本さんと東山区の泉涌寺に行ってきました。
きれいなお庭を見て、癒されてきました♪


はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子

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