食事療養のサポートを現場から発信

事業所ドラマ★

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
涼しくなりましたね。朝起きて顔を洗う水がだんだん冷たくなってきました。
空気がすがすがしい秋の日は、なんだかシャキっとします。
これから紅葉の季節、楽しみです。

ところで、私、はーとに入社して、2年半がたちました(早い!)。
少しずつ教えていただき内部での業務が増えてきました。
例えば献立のチェックや、医院さんでの栄養指導、電話受付・電話相談等です。
関係機関の方や、利用者様宅への訪問は、こういった業務もしつつ行っています。

なので、1年目に比べると外に出る時間は減っています。
ある程度時間を考えて行動しなければなりません。

さて先日、まとまった時間ができたので、朝から夕まで関係機関を訪問してきました。
事業所のケアマネージャー様等とは、ご担当の利用者様の話をしたり、はーと&はあとのサービスについてや管理栄養士に聞きたい質問を受けたりします。

この日に出会った方との話を少しご紹介。

①男性のケアマネージャー様からのご相談でした。
「味が濃い食事ある?」
????

よくよくお聞きすると、ご担当の方が精神的なご病気で、味をぜんぜん感じられず、すべての食事に塩を大量に振って召し上がるとか。
なので、濃い味にしておけばかけないかもしれない、とか。
『健康バランス食であれば、普通の味付けですが・・・
(・・・じゃなくて、かける塩が問題でしょ!血圧あがりますよ!)
それより塩、減塩に変えてみたらどうですか?
それか塩以外、例えば酢をかけるとかにできないんですか?』
「なーるほど、ちょっと考えてみるわぁ、はーとさんの食事もちょっと試してみようかな~」

②別の事業所。
はーと利用中Y様ご担当の、女性のケアマネージャー様とお話をしていました。
「Y様ね、実は血糖が下がらないんです・・・」
え??!

この方、糖尿病で、先々月より再開になり栄養コントロール食を毎日の夕食にご利用してくださっています。再開にあたり訪問したのですが、がんばって食べると仰っておられたはず。
「本音を言ってくださらないんです、夜中にビール飲んだり甘いお菓子を食べたり、昼は必ず外食をしているようなんですが・・・」とケアマネさん。

社に戻って、ケアマネさんからお聞きしたということは伏せてお電話してみました。
『最近どうですか?』
Y様、食べようと食べないと、何かを足そうとも、それは自分の勝手でしょ、もう死んでもええわぁ、と、全てに投げやりなご様子でした。

配送員とも協力して、こまめに食事の大切さや、伝えていくしかないのでしょうか。
ケアマネージャー様にお電話で報告しました。
そっと見守っていくということで話を終えました。

③病院では、管理栄養士さんとお話をしました。
「ちょうど退院した方で、塩分控えめの食事が必要な人がいたの~。」
!!!!

パンフレットをお渡しし、塩分調整食についてお伝えしました。
『週に1回からでもお届けできるんですよ~、
塩分は1日7g、と5~6gの2種類あります。』
「そうなの、この方外来に来られた時に伝えてみるわね~!」と笑顔で栄養士さん。

この日は1日で、30人くらいの方とお話できました。
笑ったり一緒に考えたり、少し困ったり、1日でいっぱいドラマがありました。

皆さん、抱えているケースがそれぞれで、それぞれの困りごとを持ってらっしゃいます。

お食事での困りごとがあれば、いつでも相談してください。相談にのらせてください!
何かしら、解決策を提案できるように、今日も走って会いに行きますから!


今日の朝、鴨川に虹がかかっていました♪


はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子

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