食事療養のサポートを現場から発信

5日目にして

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
すっかり秋ですね。運動会日和が続いています。あちこちで小学校や中学校の運動会の声や音楽が流れてきます。
風にのってキンモクセイの香りも流れてきます♪

さて、先日、病院へ新規の訪問に伺いました。
S様、男性、80歳台、独居。
腹膜透析をされています。今回のご入院はペースメーカーの手術の為でした。

姪様からのご相談でした。
姪様は大阪に住まれているので、あまり様子見に来られないので心配されています。

面談は姪様と。病院の談話室です。
はーとのことは、病院の相談員さんからお聞きくださっていました。

『入院前はあまり食べていなかったようなの、夕食は冷凍のお弁当をとっていたんだけど。
自分で解凍なんてしてなかったと思うのよね、ボケもあるし。
たぶん朝も食べなかったり、昼と兼用だったりね。

とにかく、夕食だけでも毎日持ってきてほしいの、様子も見ていただけるし。
ほんと、こういうサービスがあってよかった、便利よね。』と。

ありがとございます。
退院後の食事確保・安否確認が最優先です。

S様ご本人とは面談終了後に、少しお会いできました。
お茶を嗜んでおられるとのこと、気品のある方でした。
『全部(姪様に)任せてますからなぁ、まぁよろしく頼んます』と。

姪様より認知症(姪様曰く“ボケ”)があるとお聞きしていたのにも関わらず、
しっかりとした受け答え、足取りでした。

こうして退院後、毎夕食で、栄養コントロール食の透析食で、配食がスタートしました。

初日。姪様も一緒におられ、受け取って下さいました。

2,3日目。外でお食事のお届けを待っていてくださいました。

そして4日目。
室内でベッドの上のカレンダーを直そうとして、転倒されていました。
本人はケロッとされていましたが、棚の角であたまでも打ったら・・・!!
カスタマーセンターの方から姪様にはご連絡をさせていただきました。
足取り、しっかりしているようで、してなかったのか・・・?

そして5日目。
担当のケアマネージャー様に前日のことをお電話で報告させていただいたところ、
『本当ですかぁ・・・教えていただいて、ありがとうございます。
Sさん、ふらつきが少しあるようなんですよ。あ、今日担当者会議ですよ、来られます?』と。
ぜひ参加させていただきます!!

担当者会議では、S様、きっちりと着物で応対して下さいました。
昨日の転倒を覚えておられ配送員さんに助けてもらったと言ってくださいました。

しかし、担当のケアマネージャー様やヘルパー様の話では、短期記憶が曖昧で、腹膜透析の管も時間が分からず抜いてしまうとのこと。

S様は、この家で、ずっと暮らしていきたい、という気持ち。

新規訪問から、5日目にして、認知症が見た目より進行していること、体調もご本人が思うより良くはないこと、S様の在宅での問題が多く分かりました。

S様の在宅での生活は、姪様、ケアマネ様、訪問看護の方、ヘルパーの方、病院の相談員様、そして私達はーと&はあとが、うまく連携をとらねば、絶対になりません。
病院での新規訪問だけでは、把握しきれていませんでした。


長くS様のお力になっていけるように、在宅の現場へ行くこと、多職種での連携はとても大切であると改めて感じました。

この仕事から常に学ばせていただいています★
まだまだです!頑張らねば!


はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子

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