食事療養のサポートを現場から発信

ミスの原因は・・?

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
急に寒くなりましたが、風邪など皆さんひかれていませんか。
先日少し喉が痛く寒いので、真冬の毛布を出してしまいました。
冬が越せるか心配です。が、あたたかくして直さねば!

さて、今回は、私のミスの話です。
利用者様とのやりとりの中で、行き違いがあり、起こった出来事です。
反省の意味を込めてご紹介します。

利用者様は、先週の金曜に、ご自宅に私が伺うと思っておられました。
私は、先週の金曜に、お電話をして訪問日をきめて、その後日訪問すると思っていました。

Y様、70歳、男性、慢性腎臓病。脳梗塞を起こされ、ご入院中です。
会社の社長さんをされていてきっちりされています。食事療養に意欲的です。

初めのご訪問は病院でした。
退院後の食事療養目的で、病院の相談員さんより、はーとのことをお知り下さいました。

毎日ほとんど外食で、どうしても塩分も蛋白質も上がってしまうので、退院後しばらく慣れるまでは1日1食くらいから配食を利用したいと考えておられました。

病院での指導は、エネルギー1600Kcal、蛋白質40g。塩分6g。
管理栄養士さんからは、蛋白質の指導を中心に受けられ、とても気にされています。
昼夕外食なら絶対に越えてしまいます(例えばカツ丼定食を食べるとしたら、蛋白質は30g程、塩分は5g程いってしまいます!)。

1食あたり朝に10g、昼15g、夕15gの蛋白質の指導を受けられています。
ご自分で計算されています。
なので、夕食は配食にし蛋白15gでいき、朝食は全体で蛋白10g程の決まったものにし、昼食だけ、選び方に気を付けていきましょう、と話しがまとまりました。

病院での話しでしたので、家の様子はわかりませんでした。

なので、一度家の方にも来てほしいと言われました。
月曜が退院です。また来週の金曜にでも電話してきてくれ、と。

ここが、ミスの原因です。
ここでしっかり、日時を決めておけばよかったんです。
金曜に、Y様は、私が家に来る、私はY様に電話だけする、と、思っていました。

そして、金曜、Y様より、「まだ来ないのか」とお電話がありました。
お電話は夕方にかけるつもりで、その日は訪問しようと思っていませんでした。

Y様ときっちりとお約束を交わし確認していなかった、私が悪く、来ると思い待っておられるY様にとても申し訳なく、すぐにご自宅へ向かいました。

Y様は怒っておられましたが、面と向かって謝罪し、来てくれたんやしまぁいいよ、と許してくださいました。
そして、聞きたいことがあったんや、と、家に大量に買ってこられた、エネルギー補給の間食や昼食用の食材を見せてくださいました。

このゼリー蛋白質、塩分はどうや、昼食はこのレトルトでいけるか、朝食はOKやな、
うどん屋で昨日は海老天を食べたが大丈夫やろか・・・etc

とても不安だったんだろうと、思いました。
明日の昼は何を食べようか、退院後こんな感じの食事で大丈夫だろうか、ご自分で勉強なさっている分、腎臓の病気の怖さもよく分かっておられます。

本当に、不安な思いをもたせてしまい、申し訳なく思いました。

同じミスが起きないよう、ご訪問の場合は日時、お電話の場合はかけるお時間を決め、私を相手の方で確認をしておかねばと思いました。

Y様、申し訳ございません、気付かせていただきありがとうございます。

はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子

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