食事療養のサポートを現場から発信

突然の出来事

こんにちは!めでぃ北摂の寺田です。
毎日寒いですね。
バイクに乗っていると、手足先がかじかんできます。
防寒対策に、靴下2枚+タイツをはいているのですが、まだ足りないようです。

この寒さゆえなのか、最近ご入院されるお客様、またはご退院されるお客様が見受けられます。
その理由は、体調を崩されたり、転んでしまって転倒されたりと、様々です。


私の担当しているお客様の中にも、年末ご入院されたY様というお客様がいらっしゃいます。
今日は、そのY様のお話です。

Y様は、おひとり暮らしで、健康バランス食を召し上がっておりました。

Y様の入院が発覚したのは、今年の元旦。
ご家族の方からご入院されたとお電話をいただいたのです。

ご入院の理由はお伺いできなかったものの、
突然のことだったので、とても驚きました。

それからしばらく何の連絡もありませんでしたが、
昨日、「Y様が、はーと&はあとの食事を利用していたというのは本当ですか?!」と電話がかかってきたのです。

電話をかけてきてくださったのは、地域包括支援センターS様でした。

もともとY様は介護保険を利用されていなかったのですが
今回のご入院で、認知が進行していると発覚し、介護認定を申請することになったようです。


!?

Y様の認知が進行していただなんて・・・

とても信じられませんでした。


実は、私は11月29日のブログで、このY様の事を書いていました。
11月末に、私はY様にお会いしていたのですが、
その時は私の事もわかってくださいましたし、明るく対応してくださっていたのです。

Y様は、私が吹田市を担当して最初のお客様で
ご自身の主張を曲げない、頑固な方でした。
最初は、はーと&はあとのサービスのことをご理解いただけず、厳しいご意見をいただいたこともありました。
さらに、私のミスで迷惑をかけてしまい、ご自宅まで謝罪に伺った事もありました。
しかし、ご利用開始から2ヶ月ほど経った頃から打ち解けてくださったのか、
わざわざお礼の電話をかけて下さったり、
時々お会いした際には、笑顔を見せてくださるようになっていたのです。

いろいろあったお客様なので、私にとってY様は、少し特別なお客様でした。


あんなにパワフルな方だったのに…


今思うと、Y様は
食事を受け取りに家から出てこられる機会が減っていたり
部屋からテレビの音は聞こえているのに、呼びかけには応答してくださらなかったり
真夏の日中の間は、寝ていてばかりだったり
入院前の1週間前から風邪を引いたと訴えておられたり…

何かしらサインが出ていたのかもしれません。

私や配送員がもっと気付いてあげられる事があったのではないかと
悔やむ想いが湧いてきました。


特にご高齢の方は、お元気そうに見えても、
わずかな体調の変化で、状態が大きく変化する可能性を秘めている。

Y様のことで、こう痛感いたしました。

本当に心配です。


はーと&はあとの他のお客様の中にも、ご高齢の方はたくさんいらっしゃいます。

他のお客様に対しても、小さな変化のサインを見逃さないようもっと敏感にならなくてはなりません。
そのためにも、私自身がご本人様から感じ取れる情報を増やすことはもちろん
配送員が見て感じ取ってきてくれる情報にもより敏感になること、
ご利用者様を取り巻く周りの方からの情報を大切にすること
など、感受性を高めていく必要があると感じています。

精一杯向き合うことを大切に、これからもがんばっていきたいと思っています。


はーと&はあと 管理栄養士 寺田 満里子

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